カンガルーの小部屋

2010年 4月

  • 2010.04.30

    クリニックだより 三つの輪5月6月号

    神戸医療生協機関誌「三つの輪」5月6月号ができました。

    今回のカンガルーのポケットは「あなたが大好き」です。

    重松清さんの短編小説を題材に、子どもと大人との関係を考えてみました。

    クリニックにお越しの際には、「三つの輪」をお手におとりくださいね。

                           2010年4月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.30

    クリニックだより ウルトラマン事務長

    クリニックの入り口付近に、ウルトラマンが増殖中です。

    4月30日現在のクリニックの調べでは、大3体,小21体が確認されています。

    写真右下のフィギュアは、クリニックのオリジナルレアもので、「ウルトラマン事務長」と言います。

    空は飛びません。スペシウム光線も出しません。

    でも、クリニックの会計をがっちりと握っています。

    仕事のハードさもウルトラ級です。

    見学自由ですので、ご興味のある方は事務所にお寄りください。

                               2010年4月30日

  • 2010.04.30

    クリニックだより こいのぼり泳ぐ

    5月の子どもの日を前に、こいのぼりが泳ぎ始めました。

    診察室の入り口に、泳いでいます。

    少し上の方にあります。

    見つけにくいかと思いますので、子どもさんに教えてあげてくださいね。

                           2010年4月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.30

    かんがるうっ子 伸びる春

    起きると子どもの頭は、大爆発。

    春休みにカットしたところですが、自然学校までにもう一度カットに行かなくてはなりません。

    自然学校で着るジャージを買うときにも、どのサイズにすればよいのか迷います。

    背丈も髪の毛もどんどん伸びる年頃になりました。

    「なんでも伸びるんやね、ところで、成績は?」と聞きますと、「それは別や」との答え。

    ひと雨ごとに、木々の緑が伸びていく春。

    子どもも、人生の春にさしかかったようです。

                           2010年4月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.29

    聴診器のむこうに にわとり当番

    「先生、幼稚園でにわとり当番させてもいいですか。」と、おかあさんに質問されました。

    女の子には花粉症やいぬアレルギーがあるために、新しくにわとりにアレルギーを作るリスクがないわけでもありません。

    そこでもう少し状況を把握しようと、女の子に尋ねました。

    「にわとり当番は、にわとりさんにミルクをあげるの。それとも、おしっこをかえてあげるの。」

    まだ4才の女の子はきょとんとしています。

    それでも気持ちを取り直して、おもちゃで遊び始めました。

    「えさをあげるだけなら、大丈夫とおもうよ。」

    はじめからそう言えばよいのですが、つい分かりにくい質問をしてごめんなさい。

    でも、世の中には変なおじさんがいることも、知ってくださいね。

                           2010年4月29日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2010.04.29

    聴診器のむこうに おけいこ事仕分け人

    3年生の女の子が来られました。

    おとうさんは、毎日のおけいこ事が多すぎるのではないかと心配されています。

    「何を習っているの?」と尋ねますと、「英語に、プールに、お習字に、空手に、公文に」

    女の子自身が「やりたい、やりたい」と言って、増えてしまったそうです。

    そこでわたしが「おけいこ事仕分け人」をすることになりました。

    英語は、外人さんと結婚するときにいるし・・

    プールは、船が沈んだときにいるし・・

    お習字は、ラブレターを書くときに必要だし・・

    空手は、嫌いな男の子をやっつけるときにいるし・・

    結局仕分けは進みません。

    「プールは、おねえちゃんが教えてくれるって言ってたから」と、女の子の助け船。

    これで20%は減らせそうです。

    いろいろとやりたいことがあるのは、素敵なことです。

    それができるってことも、幸せなことかも知れません。

    身体に負担をかけないように気をつけながら、しばらく頑張ってみましょうか。

                           2010年4月29日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.28

    クリニックだより 「お花畑で遊ぼう」会場の地図です

    5月16日に予定しています「お花畑で遊ぼう2010年」の地図ができあがりました。

    直接会場に行かれる方は、ご参照ください。

    場所:西区櫨谷松本 産直の店「ひまわり」

    なお、雨天の場合の開催判断をご連絡しますので、ご参加を希望される方は、事前予約をお願いいたします。

    申込:神戸医療生協本部:078-641-1651

                           2010年4月28日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.28

    クイズ de カンガルー ネコのかお

    お散歩の途中に、ネコのかおをみつけました。

    なにに使うのか、当ててください。

    ヒントは、ニャオ~とは鳴きません。

                           2010年4月28日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.27

    クイズ de カンガルー なにかがヘン

    どこにでもあるような、夜の町並み。

    でも、よく見てください。

    なにかがいつもと違います。

    ヒントは、写真を撮ったのが4月27日。

    この日の空の様子は、どうだったでしょうか。

                           2010年4月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.27

    クリニックだより 小学校訪問 4月27日

    4月27日、須磨区の小学校を訪問しました。

    クリニックからは、研修医の先生にも同行していただきました。

    小学校には、卵白と牛乳、小麦、大豆、エビに強いアレルギーがある子どもさんが通われています。

    先生方にお集まりいただき、食物アレルギーの学校での対策について、お話しをさせていただきました。

    強い牛乳アレルギーの子どもさんがおられると、まわりの子ども達が飲む牛乳パックの取り扱いが大きな課題となります。

    この小学校でも、はじめは大きな袋にそのまま牛乳パックをほおり込む「サンタクロース方式」をとられていました。

    大きなバケツに残った牛乳を流し込む、「バケツ方式」も考えられました。

    どちらの方法も、牛乳が飛び散ることを防げません。

    そこで美術の先生が、牛乳を持ち運ぶ箱を牛乳パックが倒れないように工夫されました。

    子ども達は、飲み終わったパックを「倒れない箱」にそっと置くだけです。

    あとで、高学年のおにいさん、おねえさんがパックを洗って開きます。

    さっそく「倒れない方式」を写真に撮らせていただきました。

    いろいろな先生方が、食物アレルギーの子どもを支えようと、自分の持ち場でできることを工夫されている姿に、感動を覚えました。

    たのしく、実りのある学校訪問をさせていただき、本当にありがたく思いました。

                           2010年4月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.27

    かんがるうっ子 カウントダウン

    連休が開けると、5年生はすぐに自然学校。

    わたしが、登校仲間の子ども達に「もうすぐだね」と言いますと、しっかり屋さんのお友だちが「土曜日に、もう荷物つめてしもてん。」と答えます。

    こ、こ、これは、準備万端。すごすぎる~。

    もうひとりの女の子も驚いて、「えっ、自然学校いつからやった?」と聞きますと、うちの子どもが「あと11日」と素早く反応。

    その話をおかあさんにしますと、毎朝起きるなり「あと何日」とカウントダウンしていると教えてくれました。

    子どもの頭は、完全に自然学校モード。

    楽しみにするのはいいけれど、しっかり屋さんのお友だちのように、準備は自分でもしてくださいね。

                           2010年4月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.26

    クリニックだより 再研修の要あり

    事務長さんが、コウノトリの写真を見て、「トキですか?」

    その話を聞いた但馬出身の看護師さんが憤慨して、「兵庫県はコウノトリやないの。でも、わたしのところには幸せを運んできいへん。お金も運んできいへんし。」と言われます。

    おふた方とも、それは不正解です。

    写真はコウノトリですし、コウノトリはお金は運びません。

    お金を運ぶのは、現金輸送車です。

    おふた方とも、再研修にお回りいただくことにします。

                           2010年4月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.26

    かんがるうっ子 日ざしが強いので

    連休を前に、日ざしがずいぶん強くなりました。

    登校する子どもの背中に、おかあさんが「バドワイザーした。」と投げかけます。

    子どもは、何のことかとあたりを見回します。

    「それって、サンバイザーのこと?」と、おとうさん。

    いち早く気がついたので、酔っぱらわさずにすみました。

    バドワイザーは、帰ってからにしましょうね。

                           2010年4月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.26

    7+8= 312個目は、あきたけん

    おすもう公園に行きますと、ハッちゃんが落ち着きません。

    草むらの前を言ったり来たり。

    312個目のボールの発見です。

    くわえて味を確かめると、もうご用済み。

    ぼくは柴犬。でも今日は、あきたけん。

                           2010年4月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.25

    クリニックだより かにめし

    診療所交流会の前日、ホテルで夕食会が開かれました。

    わたしの隣の席は、姫路から来られた事務長さん。

    司会役のために、ゆっくりと食事もとることができません。

    お開きの時間が迫っても、お膳の上には、箸がつけられていないお料理が残っています。

    そこで妙案、「かにめし」を作ってあげました。

    「少し硬いかも知れないけれど、からごと食べると栄養満点ですよ。」と、医学的な助言も忘れずにそえました。

                           2010年4月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.25

    クリニックだより 鶴の真実

    診療所交流会が終わり、兵庫県立コウノトリの郷公園をまわって帰りました。

    ゲージの中に、コウノトリが歩いています。

    ここで説明を受けたばかりの豆知識を伝授いたします。

    花札の20点札、「松に鶴」をご存じかと思います。

    でも、松に巣を作るのはコウノトリ。コウノトリは助走なしで飛び立てるので、木の上に巣を作ることができるそうです。

    昔のひとは、鶴とコウノトリとを、トリ違えたようです。

    そんな説明を聞きながら、大空を見上げますと、放鳥されたコウノトリが十数羽、群れ飛んでいます。

    一緒に参加された事務長さんが、「日本にも、たくさんコウノトリがいるんですね」と言われます。

    それはそうでしょ。

    いくら少子化とはいえ、日本中の赤ちゃんを運ぶためには、かなりの数のコウノトリが必要になる計算ですから。 

                           2010年4月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.25

    クリニックだより 造形の妙

    ホテルから交流会の会場に移動する道中、玄武洞を見学しました。

    約160万年前に起きた火山のマグマが、冷えて固まる過程で柱状節理が作られます。

    自然が作り出す造形の妙に、一同おどろき顔。

    但馬まで来た甲斐があったと、交流会が始まる前に、元が取れたような気持ちになりました。

                         2010年4月25日

                         いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.25

    クリニックだより 診療所交流会に出かけました

    4月24日、25日の両日、兵庫民医連(民主医療機関連合会)の診療所交流会に出かけました。

    いたやどクリニックは、民医連の一員です。

    年に一度、兵庫県にある兄弟分の診療所が集まり、日頃の経験を交換します。

    今年の会場は、豊岡市の「ろっぽう診療所」

    所長先生は、同い年の小児科の先生です。

    在宅医療や健診など、小児科医から大変身。

    いまでは、家庭医をめざし、赤ちゃんからご高齢の方までを、診察されています。

    おひとりで苦労されているのではないかと、励ましに行ったつもりでしたが、反対にたくさんの元気をいただきました。

    地域の方たちに愛されている診療所をまたひとつ、わたしのこころのファイルに綴じることができました。

                           2010年4月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.24

    聴診器のむこうに ワニさんいるっ?

    おとうと君を先に診察をしていますと、「ワニ いるっ?」と、ワニが気になるおにいさんの声。

    今日はなんと答えようかと、少し動揺しながら、「名古屋にご飯食べに行ってる」とかわします。

    「またあ~」と、不満そうな、そして疑わしそうな声。

    「ワニ、何に乗って行ったん。電車?」と、確認を取ってきますので、「新幹線!。のぞみ!」と答えます。

    「ふーん。やっぱし、電車なんや」

    そう、のぞみ号にはワニさん専用の座席があります。

    身体が横に長くて通路をふさぐので、一番後ろの車両です。

    グリーン券が4枚も要ります。

    ワニさんもなかなか苦労人です。

    こうして、自分でまいた種の深みにはまります。

                           2010年4月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.24

    かんがるう目線 むずかしいことを

    先日亡くなられた井上ひさしさんの名言が、新聞のコラムに紹介されていました。

    「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」

    劇作家として活躍された井上やすしさんの神髄を、この言葉に感じました。

    わたしも、アレルギーの講演をさせていただくときに、難しいことはやさしくと、心がけているのですが、本当によく理解していないと、難しいことは何時までたっても、難しいままです。

    井上ひさしさんの「つめあか」限定セットが売り出されたら、真っ先に購入しようと思っています。

                           2010年4月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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