カンガルーの小部屋

  • 2010.04.02

    クリニックだより 桜の里

    クリニックから北東へ、大学病院に通じる「五位の池線」の両側の桜は、いまが満開時を迎えています。

    小児科の入り口にかけてある5月の額縁の絵は、「桜の里」に代わりました。

    お越しになられた時には、見てくださいね。

                           2010年4月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.02

    聴診器のむこうに ワン・ニャン・チュー

    台風なみの大風が吹き荒れた夜は、眠れません。

    診察に来られた方に様子をお聞きしますと、みなさん家が揺れ動くほどの大風だったと言われます。

    7才の男の子に、「きのうの風で、イヌが飛んでいったのを見たよ。」と言いますと、きょとんとした表情。

    「うしろから、ネコも飛んでいったよ。」と続けますと、えっという表情。

    「そのあとから、ネズミも飛んでいったしね。」と言いますと、疑わしげな表情に変わります。

    「ワン・ニャン・チューって、うるさかったよ。」としめますと、横を向いてしまいました。

    もの事は何事も、切り上げ時が大切だということを教わりました。

                           2010年4月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.02

    7+8= あとはお願い

    春の疾風が過ぎ去った公園。

    フェンスの向こうにボールが見えます。

    ハッちゃんは、フェンスの網目にしきりに鼻をつっこみますが届きません。

    フェンスの反対側は、45度以上の傾斜面。

    ハッちゃんが強くリードを引っ張り、フェンスの裏側に回り込みます。

    ボールを探すその足で、石を蹴飛ばし、それを追いかけて斜面を走り降りようとします。

    滑りやすい雨の朝の斜面。

    ハッちゃん、引っ張る。

    かなり笑えない状況になりました。

    体勢を立て直して、310個目をゲット。

    うれしそうに、くわえて歩くのはすこしの間だけ。

    重いのか、あとはお願いしま~す。

                           2010年4月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.02

    聴診器のむこうに ぼくのランドセルは

    もうすぐ、一年生になる女の子がやってきました。

    ランドセルが気になりましたので、「ねえねえ、ランドセル何色のを買ったの」と尋ねますと、女の子は「あか~」と少しリズムをつけて答えてくれました。

    うしろから3~4才のおとうと君が、すかさず「ぼくは、くろ~」と言います。

    あまりのタイミングの良さに、おかしくて笑っていますと、おかあさんが「あなたは、まだ買わないでしょ。」と言われます。

    なぜ、おねえさんだけで、ぼくには買ってもらえないのか、おとうと君には得心がいかないようです。

    2才前のお孫さんをおもちの看護師さんが、「ラララ、ランドセルは・・・というランドセルのコマーシャルが好きなんですよ。」と唱われます。

    ランドセルは、学用品を運ぶだけではなく、子どもの夢を運ぶ魔法の箱のようです。

                         2010年4月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏