カンガルーの小部屋

  • 2010.04.10

    かんがるうっ子 無神経な子

    お散歩の後、ハッちゃんのカラダをふいて、家の中に入ろうとしますと、玄関の鍵がかかっています。

    呼び鈴をならしますと、ナナが吠えます。

    少しして出てきた子どもが「ゴメン、また閉めてしもうた。」

    そして「無神経やねん。」と言います。

    「無神経??。それって無意識ということ?」と尋ねますと、「そうそう、無意識、無意識。」と答えます。

    無神経よりも、無意識のほうが許せそうですが、おとうさんを外に閉め出さないように気をつけてくださいね。

                           2010年4月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.10

    聴診器のむこうに 医者につける薬

    有名大学の薬学部に合格した男の子が来られました。

    それも現役での合格です。

    将来は研究の道に進みたいと言いますので、ひとつお願いをすることにしました。

    「ねえ、お薬を作って欲しいんだけど。たちの悪い医者を治したり、口の悪い医者を治したりするお薬を・・」

    そんな夢のようなお薬ができそうなら、わたしが喜んで試してみることにしますので。

    友だちのお医者さんも、何人でも紹介できますよ。

                           2010年4月10日いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.10

    聴診器のむこうに おたふく顔

    16才の女の子が、「おたふく風邪のワクチン」を受けることになりました。

    「おたふく風邪って、なに?」と聞きますので、「ほっぺたが腫れた、おたふくのお面があるでしょ。それと同じ顔になる病気」と答えました。

    おかあさんが、「あなたは、かかってもかからなくても、おんなじ顔をしてるでしょ。」とつっこみを入れられます。

    会話の間に、素早くワクチンの注射をし終わります。

    女の子は「先生、さすがプロ。気をそらしてくれて、痛くなかったわ。」とほめてくれます。

    いいえ、今回の殊勲者は、わたしではありません。

    うしろから素早くフォローに入られたおかあさんだと言うことを忘れないでくださいね。

                           2010年4月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏