カンガルーの小部屋

  • 2010.04.17

    かんがるうっ子 はしを作るのは

    自然学校のスケジュールが話題になりました。

    「はじめに、はしをつくるねん。」と、子どもが言います。

    「へえ、ぎょうきみたいやねえ」と、おかあさん。

    「それって、姿勢のいい人のこと?」と、おとうさん。

    「ひとをころすどうぐ?」と、また子ども。

    こうして、家族の会話は、混線し、深みに入ります。

    子どもが作るのは、「お箸」

    おかあさんがたとえたのは、「行基上人」

    おとうさんのは、「行儀」

    そして子どもに戻り、「凶器」

    でも、橋を造った行基上人は、行儀のいい人だったでしょうし、ひとを殺す凶器を槌やノミに持ちかる事を勧めた人だったのでしょう。

    自然学校ものは、まだまだ続きます。

                           2010年4月17日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.04.17

    聴診器のむこうに おなかのポニョ

    8才の男の子が来られました。

    診察をしますと、おなかのお肉がポニョです。

    ポニョを触りながら「これ何かな」と尋ねますと、少しふくれ顔で「先生、あげるわ」と言います。

    「そんなん、いらんわ。先生のお肉をあげよか?」と言いますと、「ちょうだい、売るから」と答えます。

    先生もおなかのお肉は、お金をつけてでも買い手を探したいと思っていたところです。

    君のと一緒に、ネットオークションに出しませんか。

                           2010年4月17日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏