カンガルーの小部屋

  • 2010.04.20

    かんがるうっ子 ヘビージョーダン

    子どもがサバイバルの本を読んでいます。

    無人島でのサバイバルは、ネズミやカエル、ミミズ、バッタ、セミの幼虫などを食べると書かれています。

    それを聞いていたおかあさんが「セミ?あんなバリバリしたもん、食べられへんで。」と言います。

    わたしが「セミとちがうやろ、セミのようちゅうやろ。ようちゅういして聞かな。」と訂正しますと、「そんな冗談は、むし(無視と虫)!」と逆襲されました。

    ヘビー(重苦しいと蛇)なジョーダンは、これでおしまいです。

    ナナだけが、寒そうにふるえていました。

                           2010年4月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.20

    カンガルーの本棚 こどもたちへ おとなたちへ

    水谷修先生の「こどもたちへ おとなたちへ」(小学館文庫)を読みました。

    水谷先生は、子ども達の非行や薬物乱用を防ぐために、長年「夜回り」を続けられています。

    夜回りの中で、水谷先生は、こどもたちや、おとなたちへ、どうしても伝えたいメッセージを、29編にまとめられました。

    わたしは先生がおとなたちにむけた次の一編に、つよく心をうたれました。

    「今は、きつい時代です。

    多くの大人たちが、無理に無理をかさねて、

    我慢に我慢をつづけて、

    やっとのことで、生きています。

    自分のこころを閉ざして。

    でも、大人たち、

    子どもたちには、こころを開こう。

    いっぱい泣いて、いっぱい笑って、

    いっぱい話して、いっぱい抱きしめて。

    きっと子どもたちが、

    たくさんの優しさくれます。」

                           2010年4月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.20

    クイズ de カンガルー おもしろい影 4月20日号

    おもしろい影を見つけました。

    ボーリングのピン? ペットボトルの影?

    いえいえ、そうではありません。

    ヒントは、上の方が少しぼやけています。そこに注目してください。

    みなさんは、何の影と思われますか。

                           2010年4月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.20

    聴診器のむこうに 若き3才児の悩み

    3才になったばかりの男の子が来られました。

    「ぼく、なんさい?」と尋ねますと、指をしきりに動かします。

    その動きがとてもおかしく感じられましたので、「ごめん、写真に撮るから、もう一度なんさい、してくれない?」とお願いし、パチリとゲット。

    すぐ後に、3才3か月の男の子が来られました。

    「ぼく、なんさい?」と尋ねますと、「さんさい。」といいながら、どうにか指を3本立てようとします。

    これまた、パチリとゲット。

    おふたりとも、「家ではできるんですけどねえ」とは、おかあさんの弁。

    人生の悩みは、若くして3才児に始まることを発見しました。

                           2010年4月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏