カンガルーの小部屋

  • 2010.04.24

    聴診器のむこうに ワニさんいるっ?

    おとうと君を先に診察をしていますと、「ワニ いるっ?」と、ワニが気になるおにいさんの声。

    今日はなんと答えようかと、少し動揺しながら、「名古屋にご飯食べに行ってる」とかわします。

    「またあ~」と、不満そうな、そして疑わしそうな声。

    「ワニ、何に乗って行ったん。電車?」と、確認を取ってきますので、「新幹線!。のぞみ!」と答えます。

    「ふーん。やっぱし、電車なんや」

    そう、のぞみ号にはワニさん専用の座席があります。

    身体が横に長くて通路をふさぐので、一番後ろの車両です。

    グリーン券が4枚も要ります。

    ワニさんもなかなか苦労人です。

    こうして、自分でまいた種の深みにはまります。

                           2010年4月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.24

    かんがるう目線 むずかしいことを

    先日亡くなられた井上ひさしさんの名言が、新聞のコラムに紹介されていました。

    「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」

    劇作家として活躍された井上やすしさんの神髄を、この言葉に感じました。

    わたしも、アレルギーの講演をさせていただくときに、難しいことはやさしくと、心がけているのですが、本当によく理解していないと、難しいことは何時までたっても、難しいままです。

    井上ひさしさんの「つめあか」限定セットが売り出されたら、真っ先に購入しようと思っています。

                           2010年4月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏