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2010.05.24
カンガルーの本棚 発達が気になる子のサポート入門
阿部利彦先生の「発達が気になる子のサポート入門」(学研新書)を読みました。
学習障碍(LD)、広汎性発達障碍{PDD}、注意欠陥多動性障碍(ADHD)などの発達障碍を、阿部先生は「オリジナル発達」と呼ばれます。
オリジナル発達の子どもが育つクラスは、
「クラスの子どもたちが皆、日頃から愛され、満たされて、あたたかい心を持ち、他者に寛容で、失敗も許し、困っている子にはさりげなく手伝ってくれるクラス」だと言われます。
「子どもはまわりのおとなを真似し、モデルとして成長する。子どもの傍らのおとなが、よい生き方を示してあげること。それが本来の教育の姿ではないでしょうか。」
そのためには「自分の発言や行動が間違っていたと悟ったときに謝る勇気を示し、また他者の失敗に寛容であること、また困ったときには遠慮なく援助を求め、求められた側は援助に応えること、そして、助けられたことに感謝し、また自分に助けを求めてくれた人に感謝できること」そんなおとなのよき生き様を子どもに見せることが大切だと結ばれます。
発達が気になる子どもとおつき合いされている方への入門書として、一押しの一冊です。
2010年5月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.24
聴診器のむこうに バックダンサー
9才の女の子は、ダンスを習っています。
ヒップホップなど、いま流行のダンスです。
「大きくなったら、バックダンサーになるの?」と言いますと、女の子は、なにのことか分かりません。
「ほら、EXILEの後ろの方で踊っている人がいるでしょ。」とおかあさんが言います。
「格好いい男の人を見つけて、結婚できるかもしれないねっ。」とわたしが続けますと、「それで、すぐに分かれて・・」と看護師さんがフォローします。
子どもの夢をこわすお手伝いは慎みましょうね。看護師さん。
2010年5月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.24
7+8= 大雨大好き
朝から、強い雨と風が吹き荒れています。
テレビを見ると、大雨警報が出ています。
ハッちゃんは、流れる水を見て、大興奮です。
猛烈にダッシュし、低木に絡まって立ち往生。
帰り道は、溝のふたに頭をつっこんで、最後の仕上げです。
おかげでわたしもハッちゃんもずぶぬれ状態。
身体を拭くときは、かみつかないでくださいね。
雨でもクリニックは営業をしています。
お気をつけてお越しください。
2010年5月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.24
クリニックだより 「こどもの心」研修会②
「こどもの心」研修会,2日目は次のテーマでした。
⑤親のメンタルヘルスと親支援(神村富美子先生)
⑥愛着の絆の大切さとそれを深める方法(ヘネシー・澄子先生)
⑦ゲーム・インターネットと子どもの世界(古野陽一先生)
⑧日本の子どもの自尊感情について(古荘純一先生)
推薦図書を6冊買ってきました。
高木先生と手分けして、読んでいきたいと思います。
2010年5月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏