カンガルーの小部屋

2010年 7月

  • 2010.07.27

    クリニックだより ヘンなおじさん

    高校生の一日看護体験って、ご存じですか。

    夏休みを使って、高校生の方に看護を体験していただく企画です。

    数回にわたって、5名づつ、白衣に着替えて体験実習に来られます。

    まずは、院長先生のあいさつ。

    どのようにあいさつをすればよいのかと考えていたときに、テレビの番組を思い出しました。

    自分を印象的に売り込むための実験番組です。

    ①名前をくりかえす

    ②おじぎをする

    ③名刺を渡す

    ④握手をする

    一番印象に残るのは、④握手をするです。

    そこで今回は4つを組み合わせて、名刺を渡し、名前を伝え、おじぎをして、ひとり一人と握手をしました。

    今日来られた高校生が、「将来いたやどクリニックに勤めて努めてもいいかなっ」と思っていただけることを願いながら、握手をしました。

    これで、完璧です。

    でも、これって、ただのヘンなおじさんなのかなっ。

                           2010年7月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.26

    7+8= シマウマさんにされそう

    おとうさんとお散歩に行くと、いろいろなポーズを取らされます。

    この間も、「ほら、ナナ、シマウマになれるかもよ。」と、道路ぞいのガードレールのところを、行ったり来たりさせられました。

    なんでも、わたしのカラダに影が映ると、シマウマさんに見えるそうです。

    うまく写真には撮れなかったので、お天気の日にまた撮影会をさせられそうです。

    「飼い主さんは大事にしなくっちゃ」と思うのですが、こうたびたびだとイヤになっちゃいます。

                           2010年7月26日 

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.26

    カンガルーの輪舞曲 コープ自然派さん

    7月25日(日)コープ自然派さんのお招きで、講演会に参加しました。

    テーマは、「経口耐性誘導法の必要性と安全性」

    80名の方に、ご参加いただきました。

    88枚のスライドを使い、2時間弱のハードな講演会です。

    内容は、これまで学会で発表してきた難易度中クラスのもの。

    一般の方向けの講演会としては、一番難しいテーマを選びました。

    講演会の後の質疑応答には、20名近くの方が手を挙げられての盛況。

    時間を大幅に延長して、できる限りお答えすることにしました。

    ご参加くださいましたみなさま、お疲れさまでした。

    そして、ご準備していただきましたおかあさん方、ご苦労さまでした。

    コープ自然派さんは、アレルギーや食材の安全性にこだわられている購買生協さんとお聞きしています。

    いたやどクリニックは医療生協の一員ですので、同じ生協さん同士、これからも交流を深めていければ良いなと思いました。

                           2010年7月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.07.25

    散歩のたのしみ 煌めきながら

    お散歩は、お散歩で、忙しいものです。

    ナナと、ハッちゃんを見て、お花を見て、地面を見て、空を見て。

    あれっ、夕空を一筋の雲。

    たくさんの夢を乗せ、煌めきながら、西の空に向かいます。

                           2010年7月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.25

    聴診器のむこうに 七夕列車

    中学生の男の子のおとうさんは、あこがれの電車の運転手さん。

    それも、わたしの通勤電車の運転手さんです。

    「この間、七夕電車にのりましたよ。」

    新型の6000系は、わたしには「やった~」というほどの、大当たりです。

    その上に「七夕列車」なんて、滅多に乗れるものではないので、写真をたくさん撮りました。

    パソコンに取り込んだ写真をお見せしながら、鉄道談義に花が咲きます。

    おとうさんによると、電車にはそれぞれクセがあるので、それはそれで難しいとのこと。

    わたしのように、オバカに、はしゃいでいるわけにはいかないようです。

    もうすぐ男の子のおうちには、年が離れた赤ちゃんが家族に加わります。

    七夕列車が、しあわせを運んできますように。

                           2010年7月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.25

    7+8= おしあわせに

    おとうさんが、おみやげに「アップル鯛」をもらってきました。

    なんでも、結婚式の引き出物にいただいたそうです。

    ホークとナイフで切り分けて、「いっただっきま~す。」

    しあわせをみんなで、食べました。

                           2010年7月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.25

    散歩のたのしみ 夜の訪問者

    夜のお散歩定期便に出かけようとすると、ポストに誰かが待っています。

    なが~いおひげを振りながら、こんばんは。

    コオロギさんではないし、セミさんでもないし。

    あかいポストに、みどりのカラダが似合います。

    あなたは、いったい、だれですか。

                           2010年7月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.25

    7+8= あじさいサラダ

    暑くなると、身体がだるくなります。

    おとうさんは、いつもより早く起きてお散歩に連れて行ってくれますが、暑いものは暑いです。

    緑道を歩いていると、あじさいの葉がありました。

    少し失礼して、ムシャクシャ・ムシャクシャ

    おかげで、いいウンチが出ましたよ。

                           2010年7月25日 

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.24

    聴診器のむこうに 修行はあとで

    おとうさんがお薬を取りに来られました。

    男の子は中学生になって、忙しくなったので、おとうさんが代理での受診です。

    おとうさんは、関西でも有名なお寺のご住職さんです。

    前から気になっていたことを質問しました。

    「子どもさんには、座禅を教えておられるのですか?長い廊下の雑巾がけも、させられるのですか?」

    答えは「いいえ。」

    早くから教えると、子どもがイヤになることがあるそうです。

    「わたしも、大学を卒業してから、いろいろと覚えました」と言われます。

    どの業界も、後継者問題には、気を遣いますね。

    おとうさん。

                           2010年7月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.24

    7+8= はしりわまる体操

    ボクが、ひみつのこみちでウンチをしかけたときに、デンワがかかってきました。

    「ラジオ体操が終わったので、公園に来ない?」

    おかあさんからのデンワです。

    ボクは、いそいでウンチをして、こうえんにいきました。

    こえんでは、おねえちゃんが、おともだちとはしりまわってあそんでいました。

    ラジオたいそうって、はしりまわることなのかなあ。

    ボクも、いっしょにはしりまわってあそびたかったけど、「ダメです」といわれました。

    なんで、ボクはラジオたいそうは、だめなんですか。

                           2010年7月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2010.07.23

    こカンガの会 カンガルー焼き

    8月22日(日)に、板宿小学校で開かれる地域の盆踊り大会に、クリニックからも参加します。

    今年は何の模擬店をしようかと検討中です。

    ①カルメラ焼き(カンガルー焼き)

    ②こんにゃく田楽

    ③ところてん

    ④ポップコーン

    いろいろ案が出されたので、試作をすることにしました。

    調理師さんと、栄養士さんにお願いして、カルメラ焼きに挑戦です。

    上白糖にお水を加えて加熱をして、飴状態にします。

    少し冷やしてから、重曹を加えてふくらませます。

    ほんとうは重曹と卵白を加えれば間単にふくらむのですが、卵白は使わないことにしました。

    上白糖を溶かす温度と、重曹を混ぜるタイミングとで、ふくらみもすれば、ぺしゃんこのままで終わることもあります。

    わたしも挑戦してみましたが、見事にせんべい状態。

    あと1か月のうちに、なんとか売り物になるところまで、修行を続けます。

    ちなみに当日は、「カンガルー焼き」というネーミングで、勝負にでます。

                           2010年7月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.23

    7+8= わたしだって ゆうめい犬

    おとうさんが、渋谷って街に遊びに行ったとき、駅前の大きな看板の写真を撮ってきました。

    テレビのコマーシャルにでている、あの男の子がモデルです。

    わたしの方がかわいいって、ご近所では有名なんだけど、テレビのチカラにはかないません。

    でも、あんなにいろいろな芸をしている男の子なんて、節操がないと思います。

    わたしは、お肉2枚で頼まれても、テレビには出る気はないですからねっ。

    20枚なら、少しは考えようかな~っ。

                           2010年7月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏   

  • 2010.07.23

    カンガルーの輪舞曲 学校研修会

    7月22日(木)須磨区の小学校で、職員向けの食物アレルギー研修会に出かけました。

    校長先生、教頭先生、栄養士の先生、養護の先生、教科の先生など、大勢の先生が参加されました。

    テーマは、「食物アレルギーの子どもへの留意点」

    90分あまり、アナフィラキシーを起こした子どもさんの例を交えながら、説明させていただきました。

    いつも話題となるのが、牛乳パックの仕舞い方です。

    この小学校では、今年から手洗い場の近くにバケツをおいて、そこでパックを洗い、折りたたむようにされました。

    たたんだパックは、底があるトレイで、給食に運ぶように改善されたそうです。

    その結果、階段や廊下に牛乳がしたたり落ちることが無くなり、衛生面でも良くなったと言われました。

    現場の実状に合わせて、工夫をしていただけることはとてもありがたいことです。

    もうひとつ、すごいことをお聞きしました。

    校長先生が検食をされる時に、給食室まで出かけられて、普通食、アレルギー対応食をその場で食べるようにされているとのことです。

    現場の栄養士さんや調理師さんのご苦労がよく分かると、話されていました。

    管理職の先生をはじめ、先生方が知恵を気持ちを合わせながら、ひとりの子どもを守っていこうとされている姿に、すごさを感じました。

    同じ管理職につくものとして、ただただ敬服しながら、帰路につきました。

                           2010年7月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.22

    7+8= ハチづくし

    おとうさんが、とうきょうでとってきた、しゃしんをみせてくれました。

    ひとりは「ちゅうけんハチこう」といいます。

    なんでも、おとうさんのかえりをズーッとまちつづけた、えらい「ごせんぞさま」ということです。

    ふたりめは「ハチこうものがたり」という、えいがのプロモーションにつかわれたぬいぐるみです。

    「ボクにさわるといいことがあります」とかかれていますので、みんながあたまをなぜていくそうです。

    さんにんめは、ボクです。

    あじさいのおはなといっしょに、とってもらいました。

    ボクは、どうぞうにも、ぬいぐるみにも、なりたくありません。

    ボクは、ボクのままが、いちばんいいで~す。

                           2010年7月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.22

    カンガルーの輪舞曲 東京講演

    7月17日(土)に、アトピッ子地球の子ネットワークさんのお誘いで、「食物アレルギーと気管支喘息の密な関係」の講演に出かけました、

    場所は、東京の渋谷です。

    朝の新幹線に乗り、渋谷駅に降りたものの、あまりの人の多さに、おのぼりさん状態。

    案内図を見つけては、いい加減に歩きますと、目的地の会場からドンドンと離れていきます。

    講演会までの「筋トレ」にしては、少しハードな運動になりました。

    92枚のスライド使っての今回の講演テーマは、「呼吸機能検査に基づいた喘息治療」です。

    食物アレルギーの子どもさんは、アナフィラキシー症状が起きると大変です。

    アナフィラキシー症状の中でも、喘息発作は、日常の喘息治療をしっかりとしておけば、ある程度コントロール可能だと思います。

    食物アレルギーと喘息の治療。

    二つとも、日常のコントロールが肝心ですね。

                           2010年7月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.07.22

    7+8= おねえさんといっしょ

    朝、おとうさんとお散歩に出かけますと、後ろからおねえさんと、おかあさんが追いかけてきます。

    「あれっ、一緒にお散歩なの?」って尋ねますと、「ちがうよ、ナナ。」と言われました。

    上の公園近くになると、ふたりはわたしをおいて先に歩きます。

    公園には、大勢の子どもが集まっています。

    「今日からラジオ体操だから。」と、おとうさんが教えてくれます。

    みんなで集まって、手足を振りまわして、いいことでもあるのかな。

    あとで、お菓子をもらえるんだったら、わたしもラジオ体操に参加してみたいです。

                           2010年7月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.21

    カンガルーの本棚 ローマのリーダー

    塩野七生さんの「日本人へ リーダー編」(文春新書)を読みました。

    文藝春秋誌に、2003年から3年間にわたり連載されたエッセイを集めた本です。

    リーダーといっても、当時はコイズミ劇場の時代です。

    塩野さんのリーダー論も、コイズミさんを中心に展開されています。

    コイズミさんの業績が、100年後にどのように評価されるのかは分かりませんが、少なくとも2010年の時点では、普通の生活をしている人の中に格差を持ち込んだ人であり、古き良き日本の温かさをこわした人だと、わたしは評価しています。

    リーダー論では、塩野さんの視点には、同意できない点を多々感じました。

    一方失業問題に言及しての文章では、大いに共感できるものがありました。

    塩野さんは、イギリスの作家ケン・フォーレット氏の言葉を紹介されています。

    「人は誰でも、自分自身への誇りを、自分に課せられた仕事を果たしていくことで確実にしていく。だから、職を奪うということは、その人から、自尊心を育む可能性さえも奪うことになるのです。」と。

    食べる手段としてだけではなく、その人がその人らしく生きていくためにこそ、職は必要だという観点は、なんと健全な考え方なのでしょう。

    一冊の中に、キラリと光る1ページを見つけました。

                           2010年7月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.20

    聴診器のむこうに やんちゃな小熊くん

    4才の男の子の背中には、小熊くんの図柄がついています。

    「写真を撮らせてね」とお願いしますと、おかあさんに抱きついて暴れます。

    そのたびに、Tシャツの小熊くんも動きまわります。

    シャツの小熊くんと、男の子。

    やんちゃなふたり兄弟のように動きます。

                           2010年7月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.19

    聴診器のむこうに 夏休みは琵琶湖で

    今日は、海の日。

    1学期もあと少しになりました。

    夏休みの過ごし方が気になります。

    5才の男の子は、琵琶湖のおじいちゃんの所に遊びに行くと、話してくれました。

    「泳げるのっ」と、尋ねますと、「うきわがあったらね」

    何度も注意を受けてきたのでしょう。

    「あのね、山がある方へは、泳がれへんの。足がつけへんからね。」と、教えてくれます。

    水の事故が、相次いでいます。

    おとうさんやおかあさんの言われることをしっかりと守って、たのしんできてくださいね。

                           2010年7月19日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2010.07.18

    聴診器のむこうに いっぱいおめかしをして

    2才半の女の子は、クリニックに受診することが分かると「おつめ、ぬらなきゃ」と張り切るそうです。

    おかあさんのマニキュアをお借りして、きれいにおめかしです。

    あしの指にも、しっかりとペディキュアをぬります。

    おめかしして来ていただけると、わたしもうれしくなります。

    でも、申し訳ないのですが、お出迎えするわたしの服は、普段着のキャラクターTシャツのままです。

                           2010年7月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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