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2010.07.17
カンガルギー情報 おかあさんの会 7月15日
7月15日(木)定例のおかあさんの会を開きました。
今日は、6名のおかあさんの参加です。
○除去食を解除していく意味とは
少しずつ食べ馴らしていく方法の安全性と、その方法をとって良かったかどうかの判断の難しさ。
○友だちの家に集まって、騒いだときに、息が苦しくなった経験
○整形外科に行って、お薬をもらう段になって、乳糖が含まれていることが分かった経験
○学校で1時間目に目が腫れてしまった経験
など、いろいろな相談になりました。
8月のおかあさんの会は、お休みとさせていただきます。
次回は、9月2日(木)です。
2010年7月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.16
7+8= ハッちゃんへ7月
昨日は、夕方から怖かったですね。
ピカピカと光って、ゴロゴロとおうちが揺れるぐらいの音が鳴りました。
わたしは、こわくて前足も後ろ足もガタガタと震えていました。
おかあさんは、心配して抱っこしてくれましたけど、それでも震えが止まりません。
次におかあさんがしたことは、何だと思いますか。
ビデオカメラを持ってきて、わたしを撮るんです。
しかたなくわたしは、ひとりでお風呂場に入って、すみの方で震えていました。
おとうさんが帰ってきて、ビデオを見て、「大変だったね」と優しい言葉をかけてくれました。
わたしより恐がりさんのハッちゃんは、どうしていましたか。
「今日も、時々かみなりさんがなるかもよ」と、おかあさんが脅かします。
おへそを取られないように、気をつけましょうね。
ハッちゃん。
2010年7月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.16
こカンガの会 おいも育ち7月
6月に、みんなで植えたおいものつるが、大きく育ってきました。
秋には、大きなおいもをつけてくれるといいですね。
11月3日か、11月7日に、大おいもほり大会を予定しています。
焼き芋にして、みんなで食べようと思います。
楽しみにしていてくださいね。
2010年7月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.15
聴診器のむこうに もうすぐなに休み?
一年生の男の子は、すこしお疲れ気味。
「もうすぐお休みだね。ひょっとして春休みかなっ。」と言いますと、すこし自信なさげに「うん・・」
「そう、春休みがくるんだ。」と念を押しますと、「わからん」
なに休みでも、そんなの関係ないですね。
もうすぐお休みがやってきますからね。
もう少しの間ですから、頑張って、学校に通いましょう。
2010年7月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.14
聴診器のむこうに ボクはメロン
8才の男の子は、頭にネットをかぶって登場です。
サッカー少年ですので、ゴールネットに頭からつっこんで、ゴールしたのかと思いました。真相は、家で転んで、ソファーの足で頭を打ったとのこと。
おかあさんが「高級ソファーって、書いてくださいね」と、念を押されます。
13針も縫って、ネットをかぶって、大変でした。
「ネットをかぶっていると、果物みたいやね。」と、わたし。
「メロンみたいやね」と、男の子。
「果物屋さんに並んでいたら、素敵な人に買われて、連れて帰られるかも知れないよ。もしかしたら、そのおうちにはゲームが何でもそろっていて、自由にゲームができて・・」と言いますと、まんざらでもなさそうな顔です。
「朝起きても、学校に行かなくてもいいし、一日中ゲームをしていても、おこられないし・・」
と続けますと、だんだんと不安そうな顔に変わります。
そうです。
ゲームは、もっとしたいと思いながら、たまにするくらいが楽しいもの。
ゲームばっかりで、学校もサッカーも行かなくなれば、おもしろくないと思います。
はやく傷を治して、果物屋さんの店先に、メロン頭で並べられないように、気をつけましょうね。
2010年7月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.13
カンガルーの本棚 食べて治す食物アレルギー
栗原和幸先生の「食べて治す食物アレルギー:特異的経口耐性誘導」(診断と治療社)を読みました。
先の日本アレルギー学会で購入したのですが、つんどく状態が続き、読了が遅れました。
除去一辺倒だった食物アレルギーの治療の世界に、「食べて治す」という考え方が拡がってきました。
栗原先生の著書は、その流れを2010年の時点で整理された労作です。
わたしが17年来行ってきた「食べて治す」方法は、緩徐特異的経口耐性誘導法(slow SOTI)
に位置づけられると紹介されています。
一方、数年来脚光を浴びている入院をさせて食べさせる方法は、急速特異的経口耐性誘導法(rush SOTI)と、名付けられています。
いずれの方法も危険性は伴いますが、待つだけの食物アレルギーの治療法から、大きな一歩を踏み出したと思います。
ただ、緩徐特異的経口耐性誘導法(slow SOTI)は、栗原先生も、「もともと食べられた患者ではないかという疑問に明快に答えることができず、正式な報告ができなかった」と書かれているように、学会発表の精度に達しにくい方法です。
しかし、食物アレルギーの子どもさんには朗報であることは間違いありませんので、今後とも経験を積み、研究を深めていきたいと思います。
2010年7月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.13
聴診器のむこうに 怪獣リュック
3才の男の子は、タコの負荷試験の日。
かわいいリュックを持っています。
うしろに怪獣さんが、ついています。
「おばあちゃんが、作ってくれたんです。」と、おかあさんが言われます。
「じょうずに作れていますね。よかったね。」と感想を述べますと、男の子はうれしそうな顔をします。
いつまでも大切に使ってくださいね。
2010年7月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.12
散歩のたのしみ みんなで相談
つよい雨と風が一休みの時間、傘をささずにお散歩に出かけました。
見上げると、屋根の縁に沿ってスズメが大集合。
サッカー談義か、選挙結果の井戸端会議か。
つよい風が吹くと、一斉に飛び立ちます。
さあ、新しい週がはじまります。
2010年7月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.11
聴診器のむこうに ワニさん南アフリカへ
もうすぐ5才になる「ワニさん少年」が尋ねます。
「きょうは、ワニさん、どこにいるの?」
「みんなで、サッカーを見に、南アフリカにツアー中です。もうすぐ決勝戦です」と答えます。
もう一つ受けなかったので、ご家庭の状況を調べますと、男の子のおとうさんは、野球派。
今度開かれるWBC(world baseball classic)の時には、ワニさんがアメリカに行く話をしましょうね。
2010年7月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.11
カンガルーの本棚 たいせつなこと
重松清さんの「青い鳥」(新潮文庫)を読みました。
引き込まれるように、1日半で読みました。
しゃべろうとすると言葉がつっかかってしまう、ムラウチ先生の物語です。
知子、義男、杏子・・。
いろいろな形のひとりぼっちに、ムラウチ先生は語りかけます。
「たいせつなこと」「そばにいること」「ひとりぼっちじゃないこと」
ムラウチ先生の言葉は続きます。
「ほんとうにしゃべりたいことは、しゃべらなくてはいけない。
答えがほんとうに欲しいときには、やっぱり、訊かなくてはいけない」
ムラウチ先生が、生徒に伝えようとする言葉が胸に響きます。
わたしにとって「たいせつなこと」って、なにですか。
みなさんにとって「たいせつなこと」って、なにですか。
子ども達を支える仕事に就かれている方に、必読の1冊です。
2010年7月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.10
かんがるう目線 一駅だけの大行進
土曜の午後、外来が終わるとすぐに病院を出て、平和行進の列に加わりました。
と言っても、兵庫区役所から、長田区役所までの、たった一駅だけの参加です。
湊川公園で待っていますと、東京から歩き通されてきた方を含めて、平和行進のメンバーが到着。
冷茶と、アイスキャンディーで一休みをした後、すぐに出発です。
大通りをひとつ奥に入った道路を、西へ歩きます。
8月4日から、広島で開かれる、原水爆禁止2010年世界大会に間に合うようにと、西へ、西へと、歩きます。
65年前に広島と長崎で引き起こされた惨劇が、二度と地球上で繰り返されないように、
子ども達が、二度と銃を取らないですむように、と願いながら歩きます。
明日は、投票日。
みなさんが投じられる一票が、平和につながる一票でありますように。
2010年7月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.10
7+8= 石にかじりついても
おさんぽをしていて、くさむらにはいると、しろいものがあります。
「それいけ、ダッシュ」と、くわえましたが、かめません。
「これは、かたいぞ」
おとうさんのはんていでは、「ただの、ふつうの、石ころ」とのことです。
ボクのまわりでは、せんきょのまっさいちゅう。
「いしに、かじりついても」ということばが、きこえてきます。
ボクやナナちゃん、おとうさんやおかあさん、おねえちゃんも、みんながくらしやすくなるチームに、いしにかじりついて、かってほしいとおもいます。
2010年7月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.09
カンガルギー情報 194回目の研究会
7月8日(木)夜、194回目の兵庫食物アレルギー研究会を開きました。
今回のテーマは、「長引く咳」についてです。
講師の先生には、神戸市長田区の呼吸器学会専門医、長谷川幹先生にお願いしました。
気管支喘息に対する、吸入ステロイド薬の有効性。
フォローしていく上での、呼吸機能検査の有用性など、共感できるお話しを、たくさんお聞きできました。
「呼吸機能検査に基づく喘息のコントロールが、なぜ普及しないのか」
残念ながら、今回のお話しの中でも納得が得られる回答はいただけませんでした。
2010年7月9日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.09
7+8= つまんないボール
おさんぽのときに、2つボールをみつけました。
ひとつは、きのねっこ。
もうひとつは、こうえんのくさむらです。
でも、いつもとちがいます。
うれしさが、でてきません。
おとうさんが「そうか、やっぱり分かったか。さっきナナちゃんとお散歩の時に見つけたけど、ハッちゃんのためにとっておいたんよ。ごめんごめん。」といいました。
ボクは、ボールがだいすきだけど、こういうことは、してほしくありません。
これからは、おとうさんにも、きをつけてほしいとおもいます。
320こめ、321こめにかぞえるのは、おとうさんのかおをたてて、いいことにします。
2010年7月9日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.08
カンガルギー情報 米粉パンベーカリー
イーストと塩と、米粒を入れると、数時間後には米粉パンができあがる卓上ベーカリーが作られました。
7月13日(火)1713から、テレビ大阪で発売の報道がされる予定です。
今日は、クリニックに小麦アレルギーの取材に来られました。
実物の機械を見ていないので、何とも言えないのですが、小麦アレルギーの子どもさんには朗報かもしれません。
残念ながら、価格は一般のベーカリーに比べてお高めとのこと。
詳しくは、商品報道をご覧くださいね。
2010年7月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.08
7+8= 哀愁のボク
あめのひがつづくと、まどガラスがくもってしまい、おそとがヘンです。
よのなかが、なんだかぼんやりとみえます。
おとうさんが、「哀愁が、ただよっているね」といいます。
「あいしゅうって、おいしいにおいがしますか」ぼくには、わかりません。
おかあさんが、ガラスをふいてくれたので、すこしあんしんしました。
はやく、はれるといいのになと、おもいました。
2010年7月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.07
かんがるうっ子 みんな元気で
子どもと飲茶セットでお昼をしていると、「短冊に願い事を書いていただいたら、レジャーシートをさしあげています」と店員さんが短冊とペンをもってきてくれました。
チャンスは、しっかりとゲットするのがわたしの方針です。
子どもに何か書くように勧めますと、「みんな元気で暮らせますように」と書いています。
おもちゃ売り場にも色とりどりの短冊が、笹の葉につけられています。
「おにいちゃんと、なかよくできますように。」という短冊を見つけました
横には、「仮面ライダーになれますように。」という短冊が揺れています。
思わずクスリと笑ってしまいました。
けなげな妹さんと、まわりをあまり気にしないおにいさん。
これからのふたりの人生には、どんなドラマが待っているのでしょうね。
今日の七夕。晴れるといいですね。
2010年7月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.06
散歩のたのしみ 未来の有権者
「ほりうち、ほりうちてるふみ」「それからっ」「たかぎ・・」「つぎは?」「みはし・・」
保育所の横にある公設選挙ポスター掲示板をみながら、お迎えに来られたおかあさんと、小さな女の子は、読み方のお勉強です。
仕事帰りの、疲れた気持ちをそばに置き、女の子の質問にていねいに答えられています。
今度の日曜日は、参議院選挙の投票日。
未来の有権者に恥ずかしくないように、投票に出かけましょう。
そう言えば、公園に時たま出現する選挙ポスターを見ると、遠吠えをして怖がっていたハッちゃんも、最近では慣れたのか、吠えなくなりました。
ハッちゃん、ワンちゃん手当ては、どの政党のマニュフェストにも書いてはないですからね。
2010年7月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.06
かんがるうっ子 忘れていたトレーニング
自然学校の前には、ひぐまに襲われたときのために、トレーニングを積みました。
そうです、「いち、あと、に、おし、さん、にげろ」のあれです。
自然学校では、何事もなかったものですから、安心していましたら、アウトドアのお店で
大きなクマに遭遇しました。
トレーニングのことは、すっかりと忘れていましたので、危機管理を見直すつもりで写真をパチリ。
警備員さんが、不思議そうに見ていました。
2010年7月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.05
聴診器のむこうに 5のつく日
来年一年生になるこどもは、MRワクチンのⅡ期の接種が必要です。
今日来られた男の子は、「いやだ、いやだ」と逃げ回ります。
「ボクはラッキーだね。今日は、『5のつく日』だから、痛くない方のワクチンがあるからね。本当に良かったね。」と説得します。
ほんの少し、頑張ってMRワクチンを受けましょう。
明日は、7月6日だから、「6のつく日」の痛くないワクチンを用意してありますから。
2010年7月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏