カンガルーの小部屋

  • 2010.08.15

    カンガルーの本棚 ゼロ

    百田尚樹さんの「永遠の0(ゼロ)」(偕成社)を読みました。

    文庫本576ページに及ぶ、大作です。

    先の大戦で活躍した、零式戦闘機と搭乗員の物語。

    司法試験に落ち続けている青年が、特攻隊で死んでいった祖父の足跡をたどります。

    祖父が何を願い、何を守ろうとしたのか。

    生き証人に出会う中で、青年のこころの中に、人々のために尽くしたいと弁護士を志した気持ちが、よみがえります。

    父の世代が、何を考えていたのか。

    終戦の日までに、読み終えることができて、良かったと思いました。

                           2010年8月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏