カンガルーの小部屋

2010年 9月

  • 2010.09.30

    7+8= チクワとあおむし

    ナナちゃんに、ボールをもらいました。

    「338こめ」です。

    ボクも、ボールをみつけようと、がんばりましたが、かわりにチクワがありました。

    ボクは、チクワがだいすきです。

    すぐに、おくちにくわえて、ガブガブガブ。

    おとうさんは、あきらめがおです。

    かえりみち、みぞそうじをしていると、10cmくらいの「あおむしさん」を、みつけました。

    みぞのなかから、でてこられずに、こまっています。

    おとうさんは、てでつまんで、くさむらに、はこんであげました。

    ボクは、そんなおとうさんが、だいすきです。

                           2010年9月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.30

    7+8= 小さなボール

    夜の間に、雨が降りました。

    お散歩に出かけても、路が濡れているので、楽しくありません。

    早く帰ろうと、急ぎ足で歩いていますと、ボールを見つけました。

    わたしのお鼻くらいの大きさの、ちいさな小さなボールです。

    「ハッちゃんに、あげてね」と言いましたが、「ハッちゃんは、すぐに飲み込んでしまうから」と、おとうさんは賛成してくれません。

    「338個目だよ」とだけ、ハッちゃんに伝えることにしました。

                           2010年9月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.09.29

    7+8= きんぼし

    こうえんにいくみちで、おおきなボールをみつけました。

    あんまりおおきいので、ボクのおくちでは、つかめません。

    テニスのせかいでは、だてさんが、「きんぼし」をあげたと、ききました。

    ボクがみつけた337こめのボールは、くろいいろです。

    ボクも、いつか、「きんぼし」をみつけたいとおもいます。

                           2010年9月29日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.28

    カンガルーの輪舞曲 手作り給食

    9月28日、宍粟市に講演に出かけました。

    クリニックの新田栄養士さんも、同行です。

    姫路駅まで、車でお迎えに来ていただき、会場の山崎防災センターまでは、1時間の道のり。

    宍粟市四町の給食センターの栄養士さん、養護教諭の先生方が、お集まりになられました。

    演題は「食物アレルギーの理解と、学校での対応について」

    二時間弱の説明を、熱心にお聞きいただけました。

    宍粟市にある、山崎、一宮、芳賀、千種、4つの学校給食センターの献立表を見せていただきました。

    主食は、米飯。おかずは、調理済み加工食品は殆ど使われずに、手作りです。

    もちろん、醤油やおみそ、ハムなどは、市販品を使われていますが、エビフライやハンバーグなどは、食材からの手作りです。

    28日の献立の、「きのこコハンバーグ」を試食させていただきました。

    卵、牛乳、小麦は使われず、つなぎはかたくり粉です。

    お味は、絶品。

    自称「外食王」のわたしから見ても、神戸のレストランでも出せるお味です。

    旧山崎町の給食センターにおられた田路栄養士さんが、山崎町ではじめられた「手作り給食方式」が、10年を経て、宍粟市全市に広がっています。

    アレルギーがある子どもにも、アレルギーがない子どもにも、質のよい学校給食を提供しようとされる意気込みが、伝わってきました。

    多くのことを教えていただけた、宍粟市訪問でした。

                           2010年9月28日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2010.09.28

    聴診器のむこうに エクストリーム

    もうすぐ4才になる男の子に尋ねました。

    「お誕生日のプレゼントには、何をもらうの?」

    「エクストリーム!」と即、答えが返ってきました。

    ムムッ。これはわたしの辞書にはない言葉です。

    そこは、長年この仕事をしている者のカン。

    戦隊ものか、ライダーものかのグッズと、予測しました。

    「で、エクストリームを使って、何になるの?」と尋ねますと、「W」の一声。

    これで、頭の中の検索は、ライダーものに絞り込めます。

    「4才になったら、大変だね。変身すると、早く助けてくださいって依頼が殺到して、忙しくなるね」と、助言も忘れずに伝えました。

                           2010年9月28日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.27

    かんがるうっ子 うちの子になって

    「ハッちゃんの目が、かわいくなったね。ナナも、かわいいし」と、わたし。

    「うちにくる子は、みんな、かわいくなるね」と、おかあさん。

    「そしたら、わたしも、かわいい?」って、子ども。

    ハイ、かわいいですよ。

    来たときには、それなりでも、だんだんとかわいくなるのが、我が家の魔法です。

    よかったね、みんな。

                           2010年9月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.27

    かんがるうっ子 一夜があけて

    運動会から、一夜が明けて、子どもの顔はパンダ模様。

    「ねえ、おとうさん。なんで、ほっぺたの方が、鼻より焼けてるの」と、おかあさんが尋ねます。

    「それはね、太陽に近いところほど、強く焼けるからだと思うよ」と、科学的に解説します。

    自分で解説しながら、「ということは、鼻より、頬が高いと言うことかな」って、新たな疑問がわいてきました。

    心配になり、子どもの横顔を見つめました。

                           2010年9月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.09.26

    クイズdeカンガルー あなの向こう側

    運動会を観戦するおとうさんの背中に、忍び寄る、あやしげな物体。

    キャー、気をつけて。

    さて、なんでしょう。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.26

    クイズdeカンガルー けん玉

    運動場に、大きなけん玉がひとつ。

    転がらないように、子どもが手で押さえます。

    巨人の赤ちゃんの、忘れ物なのでしょうか。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.09.26

    かんがるうっ子 みんな頑張りました

    2年生はフープ、3年生は旗を使って、4年生は棒体操、そして6年生は組体操。

    どの子どもも、真剣に演技をしています。

    その学年にできる、精一杯以上の演技です。

    でも、大勢の子ども達のなかに、どうしても弱々しかったり、テンポがずれる子どもが気になります。

    発達の問題があるのかなと、つい専門家の目でみてしまします。

    「頑張っているね」

    おかあさんの声が聞こえます。

    「そう、がんばってる・ね」

    観察者の目が、おとうさんの温かい目に変わるのを感じます。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.09.26

    かんがるうっ子 総合成績は

    帽子の色は、今年は赤、去年は白というように、流動的。

    赤白対抗戦とは言っても、学年も進むと、赤か白かは、あまり大きな問題ではありません。

    それでも、成績ボードの数字は、気になります。

    成績に関係する演技は11種目。

    前半では、赤5点、白1点の赤圧勝。

    お昼をはさんで、白の反撃が始まります。

    6点対6点で迎えた最後の種目は、子どもが出場する対抗リレーです。

    運動が苦手なわたしは、運動会というと、よい思い出はありません。

    走るといつも、最後にゴールですし、おどりは緊張ばかりで楽しめません。

    一番でバトンを受け取った子どもは、そのままの順位で、次に手渡します。

    コーナーを曲がる走りっぷりは、なかなかのもの。

    「わたしに似たから」と言うおかあさんに、反論の余地はありません。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.26

    かんがるうっ子 肉食系女子

    騎馬戦は、5、6年生男女が一緒になって闘います。

    馬になる人が3人と、上になる人が1人のひとチーム。

    総当たり戦、一対一、勝ち抜き戦、そして大将戦。

    上になる人を代えながら、戦います。

    どちらかというと、内弁慶の子ども。

    馬の上にのり、気合い十分です。

    戦績は、一勝一敗。

    あなたは、しっかり肉食系女子です。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.26

    かんがるうっ子 少しずれてたよ

    プログラムが進むと、エイサーの出番。

    そろいのハッピを身につけ、はちまきをキリリと締めます。

    ひとりでは難しい子どもは、一列に並んで、手助けをします。

    さあ、エイサーの始まりです。

    指笛の音も軽快に、太鼓をうちならし、踊ります。

    同じ衣装なので、子どもの姿をとらえるのは、とても大変です。

    「やったね。じょうずだったよ」と拍手をしますと、「少しずれてたから」と、自己採点は不合格。

    足をほぼ直角までにあげて、バランスをとって、おとうさんは十分に感動しましたよ。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.26

    かんがるうっ子 今日はこどもの運動会

    おかあさんは、いつもより早起きして、お弁当作り

    わたしと、子どもは、一緒にナナとハッちゃんの朝のお散歩。

    そう、今日は子どもの運動会です。

    席をとるために、ほかの人に負けないように登校します。

    アウトドア用の椅子とテーブルをセットして、子どもの観覧席のうしろに陣取ります。

    入場門に、退場門。

    ラインも引かれ、始まるのを待つばかりです。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.26

    聴診器のむこうに ダッフィーちゃん

    10才の女の子は、大きなクマのぬいぐるみを、ぶら下げて登場。

    携帯のストラップだったら、大変だと思いながら、「それ、なあに」と、尋ねます。

    「これは、ダッフィー。ディズニーシー限定のキャラクターです」と教えてもらいます。

    夏休みに、ディズニーシーに行かれたとか。

    クマのキャラクターと言えば、プーさん。

    最近では、ケアベアや、ブーフ、リラックマ、ティディーベアと、続々登場。

    とても名前は、覚えられません。

    ダッフィーの特徴は、顔と、足の裏の肉球の形が、ミッキィーの顔になっているそうです。

    ナナと、ハッちゃんの肉球も、噛まれないように気をつけながら、観察することにします。

                           2010年9月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.25

    散歩のたのしみ なにの足跡?

    夏草が刈りとられたばかりの公園に、次の命が広がります。

    見下ろす位置に立つと、何かの動物の肉球の跡に見えます。

    暑かった夏も終わりに近づき、秋の風が吹き渡ります。

                           2010年9月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.25

    7+8= どちらが白い?

    少し涼しくなると、秋のお花が咲き始めます。

    なんだか、いい匂い。

    真っ白なお花さん、わたしと、どちらが色白ですか?

                           2010年9月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.25

    聴診器のむこうに 社会常識

    1才7か月の男の子を、おとうさんが連れてこられました。

    「母親が、仕事なんで・・」と言われます。

    「えらいですね、おとうさんが代わりにこられて」と言いますと、

    「社会常識ですからね。」と答えられます。

    まだ小さい子どもさんとも、じょうずに遊ばれています。

    なんの、なんの、おとうさん。

    おとうさんは、カンガルー社会でも、表彰ものですよ。

                           2010年9月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.24

    7+8= おとうさんおめでとう

    アメリカというくにの、イチローくんは、10ねんかん、200このボールをあつめたそうです。

    ボクも、まけてはいられません。

    したのこうえんで、336こめのボールを、みつけました。

    ボクのだいすきな、やわらかい、あおいボールです。

    きょうは、おとうさんの、おたんじょうびです。

    おめでとう。

    でも、おとうさんは、おなかがいたくて、げんきがありません。

    あおいボールをたべて、はやくげんきになってくださいね。

                           2010年9月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.24

    カンガルーの本棚 今朝の春

    高田郁さんの、みおつくし料理帖新作「今朝の春」(ハルキ文庫)を読みました。

    宝塚出身の高田さんは、リュック姿で、板宿駅前の井戸書店さんにも、気軽に来られるとのことです。

    ブログの管理人さんも、大ファンの作家です。

    「今朝の春」は、4つの短編いずれもが、季節は厳冬。

    西日を浴び歩きながらページをめくる手は、冬の寒さを感じます。

    作品の中で、いくつかの素敵な言葉を見つけました。

    「料理に向かう時、いつも心に陽だまりを抱いていよう・・」

    「勝ちたい一心で精進を重ねるのと、無心に精進を重ねた結果、勝ちを手に入れるのとでは、『精進』の意味が大分と違うように思いますねえ」

    高田さんの次の作品が、楽しみです。

                           2010年9月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

1/6