カンガルーの小部屋

  • 2010.09.07

    聴診器のむこうに ヨメ・アレルギー

    親子で通われているおとうさんが、「ヨメ・アレルギーって、あるんですか?」と、奥さんの前で尋ねられます。

    なんて恐ろしい質問なんでしょう。

    医学的には、既婚男性のほとんどの方には、「ヨメ・アレルギー」が認められます。

    わたしも重度の「ヨメ・アレルギー」のひとりですが、おとうさんは軽症だと診断しました。

    なぜなら、「ヨメ・アレルギー」があるかどうかの質問は、わたしはおかあさんの前ではできません。

    奥さんの前で質問できるだけ、まだ軽症の方と言えるでしょう。

    「ヨメ・アレルギー」の症状は、たちすくむ、心臓がドキドキする、ご飯を作ってもらえなくなる、などの、生死にかかわる場合があります。

    治療法は、ありません。

    対症療法としては、ヨメの前では、ひたすら「したで」に徹すること。

    好物をおみやげにするのも、効果的かもしれません。

    ただ、同じ境遇にあるおとうさん方と、仲良くなれることは、いいことかも知れませんね。

                           2010年9月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.07

    かんがるうっ子 すきな子は

    朝つかまえたクワガタを、袋に入れて持ち帰りました。

    登校前の子どもに、「学校へ持っていって、好きな子にあげて」って、渡しました。

    「好きな子なんか、いてへんわ。」と、答えます。

    「じゃ、なくって、クワガタが好きな男の子にあげてって」

    思春期が近くなると、言葉遣いも難しくなります。

    一緒に登校する子どもが集まって、「これ、なに?」って、キャーキャーいいながら、クワガタさんは、学校に連れられて行きました。

                           2010年9月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.07

    7+8= ゆっくりけいは

    うえのこうえんに、おさんぽに、でかけました。

    かいだんのところで、おとうさんが、「ハッちゃん、みて、みて」といいます。

    なんだか、くろいものがうごいています。

    おはなで、クンクンすると、あたまをひらきます。

    「ハッちゃん、クワガタやで。すごいなあ」と、おとうさんはいいますが、ぼくはゆっくりとうごくものは、すきではありません。

    ヤモリさんとか、カエルさんとか、バッタさんのように、はやくうごくものがすきです。

    おとうさんは、いつものように、しゃしんをとるのにむちゅうです。

    あしに、かが、10ひきくらいとまっているのに、きがついていないけど、おしえてあげないでおこお~っと。

                           2010年9月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.09.07

    7+8= わたしといっしょ

    おねえちゃんは、朝ご飯を食べるときに、「今日は、ドッグフードにしよ」って、言います。

    自分でコーンフレークをお皿に入れて、食べはじめ、「ナナもいる?」

    もちろん、いりますよ。

    わたしは、甘いものが大好きですから、いつものご飯よりも、お砂糖味のコーンフレークのほうが好きにきまってます。

    でも、「朝ご飯は、ドッグフードにする」って、みんなの前では言わないで下さいねって、おかあさんがお願いしていましたよ。

                           2010年9月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.09.07

    7+8= あさひをあびて

    こうえんの、うえこみに、なんだか、いいにおいがします。

    ボールかなっ。

    おとうさんも、かがみこんで、さがそうとします。

    まけるもんですか。

    ジャンプをして、しっかり「329こめ」をゲットです。

    ボクのだいすきな、やわらかボールです。

    ななめにかぶりついて、あさひのなかを、かえります。

                           2010年9月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏