カンガルーの小部屋

  • 2010.10.02

    聴診器のむこうに おとうさん、おかあさん

    4才と2才の姉妹は、クリニックの水槽に顔をひっつけて、話し合い。

    「おさかなさん、石たべるかなあ」

    いいえ、おさかなは、石は好きではありません。

    「あれっ、おとうさん」と、黒いおさかなを指さします。

    「おかあさんは?」って尋ねると、虹色のおさかなを指さします。

    うしろでは、おかあさんがニッコリ。

    今晩のおかずが、楽しみですね。

                           2010年10月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.02

    聴診器のむこうに あしもと雪靴

    3才の男の子の足元を見ると、ふかふかの雪靴。

    まだ、涼しくなったばかりなので、不思議に思いました。

    「お正月に、家族で境港のゲゲゲロードに行くんです。その時は雪だから、おじいちゃんが雪靴を買ってくれたんです。それがうれしくて、ず~っと、この靴を履いているんです。」

    なるほど、そんな深い訳があったのですね。

    お正月と言えば、まだ3か月も先。

    今から雪靴をはいて、楽しみにしているなんて、いい買い物をされましたね、おじいさん。

                           2010年10月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏