カンガルーの小部屋

2010年 10月

  • 2010.10.13

    7+8= ボクの秘密兵器

    おさんぽみちに、まあるいものが、おちています。

    「やったあ、ボールだ」と、かけよります。

    でも、ボールのいいにおいはしません。

    おとうさんは「ハッちゃん、ほおれっ」と、まあるいものをころがして、ボクのきをひこうとします。

    ボクは、そんなことでは、だまされません。

    ボクのひみつへいきは、このおはなです。

    ボクを、だまそうたって、おとうさんでも、10ねんはやいとおもいます。

                           2010年10月13日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.10.12

    かんがるうっ子 人質っ子

    おつかいを頼まれて、子どもとふたりで、近場のスーパーへ。

    買い物を済ませ、レジを打ってもらう途中で、お財布を忘れたことに気がつきました。

    子どもが「どうすればいいの?」って、聞きます。

    とっさに「あなたは人質」と言い残して、お財布をとりに戻ります。

    急いでスーパーに戻ろうと、クロックスで走り出すと、暗がりでつまづいて、スッテンコロリン。

    お財布を忘れると、子どもを人質にとられるし、転んで痛い思いをしますので、気をつけてくださいね。

                           2010年10月12日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.12

    7+8= おやつのき

    あめのこうえんで、ふしぎなおじさんにであいました。

    おおきなきのしたで、おそらに、てをあげて、おどりだします。

    ボクは、とてもふしぎにおもいました。

    ちかよろうとすると、おとうさんは、ボクのリードをしっかりともって、はなしません。

    「パワースポット」という、ことばをきいたことがあります。

    あめのひに、おおきなきのしたでおどると、「おいしいおやつ」がふってくるといいのにね。

                           2010年10月12日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.12

    シネマ・カンガルー 大奥

    嵐の二宮和也くん主演映画「男女逆転大奥」を見てきました。

    疫病により、男の人が激減し、世の中の全てのことがらが、女の人を中心に展開するという設定です。

    商業、職人、力仕事、その全てが女の人にゆだねられます。

    時は下り平成の時代。

    政治をおかしくするのも男。自殺をするのも男。

    誰かに依存して、自立できないでいるのが男。

    まわりを見回すと、女の人の力強さばかりが、目に付きます。

    かく言うわたしも、自立にはほど遠い存在です。

    映画「大奥」で描かれた世界は、未来を予見しているのかも知れません。

                           2010年10月12日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.10.11

    かんがるうっ子 すなめりちゃん

    ひとはく(人と自然の博物館)に展示されている「すなめり」は、いるかの仲間ですが、くちばしがなく、まあるい顔をしています。

    子どもの顔とそっくりなので、子どものあだ名を「すなめりちゃん」に変えることにしました。

    うちの「すなめりちゃん」は絶滅危惧種だけに、いろいろと変わった行動をします。

    今朝の朝食は、コーンフレークに手作りジャムを混ぜて食べます。

    お茶が熱すぎて、湯飲みを持てないことが分かると、ナイロン袋を渡してくれます。

    ナイロン袋では滑るし、熱いし、せっかくの親切心が役に立たないことが分かると、「ナイロン袋は、熱が伝わらナイロンと思ったのに」

    朝から、まわりをさむ~い状態にする特技を使います。

    うちの「すなめりちゃん」

    大切に育ててあげますから、元気で大きくなってくださいね。

                           2010年10月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.11

    かんがるう目線 生物の多様性

    ひとはく(兵庫県立人と自然の博物館)に出かけました。

    玄関には、「シカタヌキグマ」や「セイブツタヨウヤドカリ」の幟が、はためいています。

    館内の展示は、恐竜の化石と生物の多様性。

    何故に「生物多様性」かと思っていますと、18日から名古屋市で、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が名古屋市で開かれるとのことの記事を見つけました。

    新聞では、条約には次の3つの目的があると解説されています。

    ①生物多様性の保全

    ②生物資源の持続可能な利用

    ③遺伝資源から得られる利益の公正・公平な配分

    人という種が、地球という惑星の上で、これからも持続的に存在し続けるためには、人間中心の経済活動をみなおさなければならない、ギリギリの時期に来ているようです。

    多様性と言う言葉は、職場や、人や子どもの生き方、政治の在り方にも、通じるものがあるように思いました。

                           2010年10月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.11

    聴診器のむこうに ピカチュウ

    「おかあさんの顔に、ピカチュウ」

    5才の男の子が、大きな声をあげます。

    指でピカチュウを作って、おかあさんの顔に近づけて、遊んでいます。

    もう一度ピカチュウをリクエストして、「ハイ、ピカチュウ」

    どんな時でも工夫して、楽しめることは、とてもいいことですよ。

                           2010年10月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.11

    聴診器のむこうに ナナシカ

    9才の男の子は、ペットアレルギー。

    ワンちゃんやネコにさわると、蕁麻疹がでます。

    「先生、シカは大丈夫ですか?」と、尋ねられました。

    奈良公園に、遠足に行くとのこと。

    「おうちにシカを飼っていなかったら、たぶん、シカは大丈夫だと思うけど・・」と答えながら、ナナの顔を思い出しました。

    トナカイの角のかぶり物をナナにかぶせると、とてもよく似合います。

    奈良公園のシカは、とても人に慣れていて、お菓子を持っていると、集団で食べに近づきます。

    その中に、シカに変装したワンちゃんがいるかも知れないので、注意するようにお伝えしました。

                           2010年10月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.10

    7+8= 早いお散歩

    今朝は、5時過ぎのお散歩です。

    なんでそんなに早い時間なのか、わたしには分かりません。

    お空はまだ、深い紺色で、遠くのお山が、ほんのりと明るくなっています。

    新聞配達のおじさん。宅配メールのバイクのおばさん。

    いろんな人に出会います。

    緑道で、おとうさんが立ち止まります。

    「ナナ、ナナ、ちょっと待ってて」

    雨で散り落ちた「キンモクセイ」の小さなお花を撮りはじめます。

    キンモクセイのお花は、とてもいいにおい。

    じめんに落ちると、金色の雪のよう。

    キンモクセイは、わたしの白さと、似合いますか。

                           2010年10月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.10

    聴診器のむこうに 空だけ

    新作ポケモンゲームは、表示の文字が選択できます。

    7才の男の子のDS画面は、かな表示。

    「なんで、漢字にしないの」

    ゲームに集中する時間で、少しでも学習的なことをと、おかあさんのウケをねらいます。

    「だって、かんじはまだ、空だけしか、ならってないもん」

    これには完敗。

    子ども目線のゴールは、まだまだ先のようです。

                           2010年10月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.09

    かんがるう目線 5年後に

    今日は、高校の同窓会。

    外来は、同僚の先生にお願いし、雨の大阪に出かけました。

    受付で、卒業時のクラス名が書かれた名札を受け取り、胸につけます。

    でも、同級生の名前と顔とが一致しません。

    同じテーブルの男子が、卒業アルバムを準備していました。

    名前と顔とをたどりながら、40年前の、青春がそこには残されています。

    5年に一度結成されるバンドのナンバーは、サザンと若大将。

    遠くまで歩いて来られたありがたさと、それぞれ歩んできた道の遠さとに、これが生きていくということなんだと、柄にもなく感傷にふけりました。

    今が人生で一番充実していると思い、これまでの歩みが間違っていなかったとも思い、それでも「if」:と思うのが同窓会。

    何年経っても、わたしは坊ちゃん。

    わたしのマドンナさんは、いまもきれいでしたよ。

    健康に恵まれて、5年後にも、再開できることをと、強く願いました。

                           2010年10月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.09

    7+8= きのこのやま

    ひとばんじゅう、あめがふっていました。

    おとうさんは、いつもよりすこしおねぼうです。

    「どうそうかい」があるとかで、ボクに「ハッちゃん、あのね・・」と、はなしかけます。

    ひさしぶりに、うえのこうえんに、つれていってもらいました。

    きのねもとには、きのこがはえています。

    それでもボクは、まよいません。

    342こめ、343こめ。

    ボールを、ふたつみつけました。

    おとうさんもうれしそう。

    げんきに「どうそうかい」に、でかけられるといいました。

    ところで、おとうさん。

    「どうそうかい」って、おいしいものですか。

    ボクもいちど、「どうそうかい」を、たべてみたいです。

                           2010年10月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.09

    聴診器のむこうに 年齢詐称

    今日がお誕生日の男の子に、「何才になったの?」って、尋ねます。

    「5才」と、元気な声が返ります。

    もう一度カルテを見ると、どう計算をしても、今日で4才。

    年齢詐称は、芸能界に入ってからにしましょうね。

                           2010年10月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.08

    7+8= やわらかいのと、かたいのと

    すずきさんと、ねぎしさんというひとが、「ノーベルしょう」をもらいました。

    とても「おおきなしょう」だそうです。

    「クロスカップリングほう」って、ボクには、わかりません。

    「おくちで、ボールをくわえることかな」って、おもいます。

    こんなひは、ボクのおはなも、ノーベルしょうきゅうに、せいのうアップ。

    うえこみに、あしをかけて、せのびして。

    やわらかいのと、かたいのと。

    340こめ、341こめの、じゅしょうです。

                           2010年10月8日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.08

    聴診器のむこうに くやし涙

    幼稚園の年長さんは、目のまわりが腫れています。

    運動会のリレーの練習で、いつもは一番。

    今日は転んでしまって、一番になれなかったとか。

    それで、くやし涙を流します。

    すりむいたお膝の絆創膏に、ナナちゃんの似顔絵を書きました。

    今度は、ナナちゃんのように、早く走れますように。

                           2010年10月8日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.07

    かんがるうっ子 食べても大丈夫?

    おかあさんの風邪が治りません。

    とたんに課題になるのが、3度の食事。

    子どもと、歩いてスーパーに買い物に出かけました。

    食べやすいものをと、夕食はおうどんにすることにしました。

    うどん玉、だし汁、あげ、きざみネギ、かき揚げ天ぷらを、カゴにいれます。

    「おとうさん、だいじょうぶ?。食べられヘンものができても、しらんよ」と心配そう。

    子どもは、出来合いの「鍋焼きうどんセット」を、手にとります。

    そう言えば、わたしが食事を作るのは、10年ぶり。

    子どもの記憶には、ないようです。

    できあがったおうどんを、子どもはすぐには食べません。

    「できばえを警戒をしているのかな」って、見ていますと、単に熱かっただけ。

    少しさめてから、おいしく食べてくれました。

    今回は材料を買いそろえて、お鍋で温めただけのこと。

    これがわたしの限界と思いながら、少しだけ得意になりました。

                           2010年10月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.07

    カンガルギー情報 おかあさんの会

    10月6日(木)、10月はじめの「おかあさんの会」を開きました。

    9名のおかあさんのご参加で、にぎやかな会となりました。

    自然学校に参加するに当たっての注意点。新入学にそなえて。一年生になってからの生活。

    喘息の治療の開始時期。などなど。

    笑い話も披露していただき、大爆笑のうちに終わりました。

    次回は、10月21日(木)に開きます。

    なお、2011年度入学の新一年生を対象にした特別講座は、10月31日(日)10時からのスタートです。

    現在、10名を越えるおかあさん方から、お申し込みをいただいています。

    食物アレルギーがあり、給食が心配な2011年度入学のお子さんのおかあさん。

    ご参加をお待ちしています。

    参加予約は、小児科外来までお電話ください。

    (078-611-3681いたやどクリニック)

                           2010年10月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.07

    聴診器のむこうに おじいさんと犬

    6才の男の子のおかあさんから、笑い話をお聞きしました。

    歩いていると、毛がフサフサとした犬を連れたおじいさんに、出会いました。

    男の子は「さわってもいい?」って、おかあさんに尋ねます。

    おかあさんは、アレルギーのことを心配されて、「すぐに手を洗うのよ」と、注意されます。

    「急にさわると、びっくりして噛むかも知れないから、ゆっくりとさわらせてもらうのよ」と、付け加えられます。

    その上で、「さわっていいか、おじいさんに聞いてらっしゃい」と、言われます。

    男の子は、おじいさんに「さわってもいい?」と、お願いしました。

    おじいさんの答えは「いいよ」

    そこで、男の子は、おじいさんの「長いおひげ」を、さわらせてもらったとのことです。

    子ども目線のおかしさに、一同大爆笑しました。

                           2010年10月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.07

    7+8= ゆびきり・あしふみ

    おとうさんは、ボクのごはんをつくるときに、「ゆびきり」をしました。

    しごとばでは、しちょうさんに、「あしふみ」をされたそうです。

    ボクも、ときどき、おとうさんの「あしふみ」をします。

    おとうさんは、「あとひとつで、さんりんぼう」って、いいました。

    「さんりんぼう」って、ゆびとか、あしとか、からだのことなんですか。

                           2010年10月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.07

    聴診器のむこうに ドングリの背比べ

    食事の制限が続きますと、背が大きくなるかどうか、気になります。

    幼稚園でどれくらいの大きさなのかと尋ねます。

    「ドングリの背比べです」と、おかあさん。

    「そうなの、あなたはドングリさんなの?」って、男の子に聞きます。

    即座に「にんげん!」と、そっけない返事。

    続けて「あっ、ドングリ!」と、診察室のドングリを指さします。

    見つかりましたか。

    お湯でムシを殺して、磨いて乾かした「古年もののドングリ」を、プレゼント。

    両手に受けとり、うれしそう。

    やっぱり、あなたは、ドングリさんですね。

                           2010年10月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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