カンガルーの小部屋

2011年 1月

  • 2011.01.16

    かんがるうっ子 シュレッダー

    お休みの日、遅い昼食は、お好み焼き屋さん。

    メニューを見ながら、あれもこれもと考えて、結局はファミリーセットを頼みます。

    おなかがすいているので、それも4人分のコース。

    サラダ、豆腐ステーキ、ジャガバター、たこの野菜焼き、焼きそば、お好み焼き、そば飯、デザート・・

    はじめは勢い込んでいた子どもも、さすがに食べ切れません。

    少しずつ残しては、「おとうさん、食べてくれへん?」と、依頼文。

    「おとうさんを、人間シュレッダーみたいに考えてるやろ」と言いますと、

    「うううん、人間型シュレッダー、自走式」と、答えが返ります。

    人間ではなくて、人間型。

    「型」の一文字に込められた気持ちに、大爆笑です。

                           2011年1月16日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.15

    かんがるうっ子 うさみみ

    子どもは、今年が「年女」

    福袋の中に入っていた「うさみみ」をつけてお出かけです。

    ファッションのブームは短いので、街を歩いても、同じ「うさみみ」には出会いません。

    それでも、子どもは大満足。

    12年に一度のことですから、十分に楽しんでくださいね。

                           2011年1月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.14

    7+8= アイスボール

    「うえのこうえん」で、ボールをみつけました。

    きいろいのが2つ、しろいのが1つ。

    「358こ、359こ、360こめ」です。

    こうえんを、おそうじしたおじさんが、みつけてくれたようです。

    さむくて、こおっています。

    いいにおいは、しません。

    カミカミしても、おいしくもありません。

    おとうさん、あとで、レンジで「チン」してくださいね。

                           2011年1月14日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.13

    かんがるうっ子 銀河鉄道、発進

    神戸駅の南にある小さ広場に、機関車が展示してあります。

    子どもは、もの珍しそうに指さして、「銀河鉄道?」って、尋ねます。

    そう、これは長く働いた後、レベルがあがって、銀河鉄道に進化したD51です。

    帽子をかぶり制服を着て、「銀河鉄道999 発進」と号令すると、音楽とともに飛び上がるかもしれないですね。

                           2011年1月13日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.12

    かんがるうっ子 かたづけは宝の山

    わたしも、子どもも、かたづけが大の苦手。

    かたづけるよりも、散らかすペースが上回ります。

    「身の回りくらい、かたづけなさい」と言いますと、「おとうさんもな」と逆襲されます。

    ひさびさのバトルを受けて、「そしたら、おとうさんは、三日でかたづけてみせるから」と、大見得をきりました。

    文献や雑誌、講演依頼書や旅行のパンフレット。

    いろいろな書類を分類します。

    かたづける内に、「あれっ」と思って封筒を開けると、講演会の謝礼が手つかずのまま出てきました。

    それもひとつではありません。

    おまけに、三年来探していた「銀行通帳」も発掘。

    まさしく、宝の山です。

    夜子どもに「かたづけを始めたら、さっそくいいことがあったんよ」と報告しますと、「じゃ、そのお金で、ごちそうしてね」と、言われます。

    はじめから無いと思っていたお金は、身に付かないものなのですね。

                           2011年1月12日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.11

    かんがるう目線 冬本番

    暑い夏の年には、冬の寒さも、とりわけ厳しい

    そんな事を、どこかで聞いたよな気がします。

    北側の緑道には、元日に降った雪が残っています。

    何枚も何枚も着込んで、帽子に手袋に

    それでも、寒さは、身体にしみこんできます。

    「ナナちゃん、ハッちゃん、今日のお散歩は、これでおしまい」

    いつもより、半分の長さで戻りますと、新聞の読者の文芸欄に

    ひとつの詩を見つけました。

    「冬」と題された、愛知県の沢田まりさんの作品です。

    なんと前向きで、意気高い心持ちなのか

    今日いちにち、閉じこもってばかりいないで

    からだを動かす勇気をもらえたように思いました。

    冬  沢田 まり

    北風がビューッ ビューッと吹き始めると

    やたらと嬉しくなってしまう

    寒いのはかなわん と言いながら

    心はワクワクしてしまう

    冬に生まれたからではあるまいが

    キッパリとした冬が

    たまらなく好きだ

    走り出したくなる衝動に

    犬をつれて散歩に飛び出す

    深呼吸を一つ

    冷たい空気が血流に乗って

    体中を駆けめぐる

    ウーッと一声

    細胞のすみずみまで

    生命が行きわたる

    たまらない冬が来た

                           2011年1月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.11

    7+8= ボクは磐音

    おしょうがつをすぎても、おとうさんは、「じだいしょうせつ」に、こっています。

    さえきさんの、「いねむりいわね」シリーズです。

    こうえんにいくと、ぼうきいれが、おちています。

    おくちでくわえて、すばやくふりぬきます。

    おとうさん、わるいひとがきたら、ボクがまもってあげますからね。

                           2011年1月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2011.01.10

    聴診器のむこうに アンパンマンバッグ

    おかあさんの手に、かわいいバッグ。

    「どうされたのですか」と、お聞きしますと、「名古屋の『アンパンマンショップ』で、買いました」とのこと。

    いまではすっかりと、おかあさんの持ち物です。

    わたしが持ち歩くと、ただの「ヘンなおじさん」ですが、おかあさんには、とってもよくお似合いですよ。

                           2010年1月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.09

    聴診器のむこうに 双子のフリーター

    7才の双子さんは、じゃれあいながら、にぎやかに登場。

    ポケモンゲームを手に持って、質問の嵐です。

    「○○ポケモンは、もう取った?」

    「××ポケモンとは、戦った?」

    そこで、いよいよ調査の開始です。

    ゲーム機の、ふたりのプロフィルを開いて職業欄をみると、フリーター。

    一年生にして、フリーターとは、思い切った職業選択ですね。

                           2010年1月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.09

    散歩のたのしみ いぬは喜び

    子どもを、おさんぽに誘うと、朝焼けの瞬間に出会います。

    木々は上のほうから、輝きはじめます。

    まだ薄暗い公園に、そこだけ灯りがついたよう。

    陽が昇りますと、葉をすっかりと落とした枝が、サクラの花が咲いたように、華やかに光ります。

    だあれもいない公園に、ナナとハッちゃんを放しますと、「いぬは、よろこび、公園かけまわる」状態になります。

    歌の歌詞は、本当だったのですね。

                           2011年1月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.08

    かんがるうっ子 調理実習

    子どもの冬休みの宿題のひとつは、調理実習。

    秋に学校の田んぼからもらってきた稲の穂を、ペットボトルにいれて、お箸でつきます。

    冬休み前からですから、もう10日あまり、ヒマさえあれば、玄米をつきます。

    年末からは、ついたお米のもみがらを、一粒一粒手ではずします。

    ようやく完成した胚芽米。

    フライパンに油を薄くしき、軽く炒ります。

    塩とコショウで味を調えて、はいできあがり。

    とても香ばしくて、一粒一粒がおかきのようです。

    お料理は、調理だけではなく、下ごしらえから始まると言いますが、冬休み中をかけた「炒り米」の味は、最高でしたよ。

                           2011年1月8日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.07

    聴診器のむこうに エビでタイを

    男の子と、おかあさんは、週末に東京旅行の予定。

    おとうさんは、お仕事で残られます。

    「だったら、おとうさんに何かおみやげを買ってくるんよ。『エビでタイを釣る』っていうし」と、助言します。

    「ボク、伊勢エビのほうがいいなあ」と、男の子。

    伊勢エビとは、新年早々、縁起がいいですね。

    でも、コストパーフォーマンスが下がります。

    エビはエビでも、小エビにしておきましょうね。

                           2011年1月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.06

    散歩のたのしみ 雪の小径

    冬休みの子どもの宿題は、朝のおさんぽ。

    まだ目が開かないうちに、おさんぽ用の防寒グッズを着せられて、出発です。

    気持ちよく晴れた朝は、少し遠回り。

    「秘密の公園」の北側の道を歩きますと、数日前の雪が、ここだけは溶けずに残っています。

    神戸市内とは思えない、雪国の雰囲気でしょ。

                           2011年1月6日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏   

  • 2011.01.05

    散歩のたのしみ 大きな本屋さん

    12月末にオープンした、日本一大きな本屋さん。

    大阪のMBS放送の、近くにあります。

    地下一階から、7階までの8フロアー全てが本屋さん。

    フロアーごとに、ジャンル分けしてあるのですが、ぶらりと立ち寄るには、本が多すぎます。

    結局、時代小説を数冊と、子どもの文庫本を手に、レジに並びます。

    わたしには、いたやど駅前の「井戸書店」さんの方が、ゆっくりと本を探せそうに思いました。

                           2011年1月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2011.01.05

    かんがるうっ子 オリオン座

    居酒屋さんで、イクラを頼んだ子どもは、不思議な食べ方をします。

    バランの上に、四角く並べて、真ん中に3つ。

    「オリオン座」と宣言します。

    「ベテルギウスを食べて・・、次にリゲルで・・」と、天体ショーを演じます。

    どうでもいいけど、はやく食べなさい!

                           2011年1月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2011.01.04

    7+8= おはよう、みんな

    雪道を歩いていきますと、みなれないお人形に出会います。

    白いの、汚れたの、大きいの、小さいの・・

    急に、道がにぎやかになっています。

    「ナナ、ハッちゃん、雪だるまだよ」

    おとうさんが、教えてくれます。

    どうりで「おはよう」って、ご挨拶しても、黙っているはずです。

    今度作ってもらうときは、お口も一緒に作ってもらってくださいね。

                           2011年1月4日 

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.04

    7+8= こおりボール

    おねえちゃんとおさんぽにいくと、こおりのところで、ボールをみつけました。

    「357こめ」です。

    でも、こおりにひっついて、カミカミできません。

    おとうさん、ことしの「はつもの」を、しっかりと、ゲットしてくださいね。

                           2011年1月4日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2011.01.03

    かんがるうっ子 今年はラブちゃん

    公園に、雪かきシャベルを持って出かけます。

    入り口の、あまり陽が当たらないところに、雪を運びます。

    はじめは、干支にちなんで、白ウサギ。

    でも、作っているうちに、ワンちゃんに似てきます。

    「なんてん」の目と、木の葉の鼻をつけると、ラブラドール。

    はやく、戌年が来ないかなあ。

                           2011年1月3日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.03

    散歩のたのしみ 吉兆鳥

    初詣の帰り道、大きな鳥が、舞い飛びます。

    「つる?」

    「こうのとりみたいだけど」

    いろいろな声があがります。

    いずれにしても、吉兆鳥。

    こいつあ、春から、縁起がいいやなあ

                           2010年1月3日

                          いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2011.01.03

    かんがるうっ子 おみくじは

    子どもの初詣のおみくじは「中吉」。

    「ゆきにたへ 風をしのぎて うめの花 世にめでらるる そのかほりかな」

    子どもなりに、つらいことも、いやになることも、たくさんあるかと思います。

    望みが叶うその日まで、耐えることを覚え、精進を積むようにとの、お告げかもしれません。

    元気で過ごす、一年であってくださいね。

                           2011年1月3日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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