カンガルーの小部屋

  • 2011.05.14

    カンガルギー情報 アトピッ子さんと

    2011年5月13日、夕刻の「のぞみ号」に乗り、上京。

    アトピッ子地球の子ネットワークの、吉澤さん、赤城さんとお会いしました。

    駅裏の居酒屋さんで、しばしの懇談。

    3月11日以来の、アトピッ子さんの活動の一端を、お聞きしました。

    「おかあさんが亡くなり、弟さんのアトピーが悪化して、電話で一生懸命病状を伝えようとする6年生」

    「2ヶ月間、塩むすびだけで、がんばっている男の子」

    「ようやくミルクを代えてから、アトピー性皮膚炎が落ち着いた時に、アレルギー対応のミルクが手に入らなくなり、もとの皮膚炎の状態に戻った赤ちゃん」などなど

    お聞きするわたしの方が、もらい泣きをしそうになるお話の連続です。

    今は、個人からの応援依頼を受けての支援活動をされています。

    欲しいのは、現地の生の情報です。

    被災地や避難所での「聞き取り活動」を強めてほしい。

    その声を「全国にむけて発信」してほしいと、おねがいしました。

    がんばろう、東日本。

    がんばろう、アトピッ子

                          2011年5月14日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.05.14

    カンガルギー情報 203回食物アレルギー研究会

    2011年5月12日、203回目の兵庫食物アレルギー研究会を開きました。

    今回のテーマは、「ワクチンの歴史と、今後の課題」

    ファイザー株式会社の本社から、村田直樹先生にお越しいただきました。

    自称「ワクチンおたく」と言われるだけあって、何をお聞きしても、即座にお答えいただきました。

    ワクチンとは、エビデンスに基づいた医療ツール、医療経済学からも理にかなうものと説明されます。

    今の日本に求められるのは、子どもの健康をどのように守っていくのかと言う「国家戦略」○常設の予防接種諮問委員会が必要

    ○そのもとで、疾患の流行と、ワクチン効果のモニタリングが必要

    ○無過失補償制度の導入

    ○予防接種は、全て国策として無料で

    と、主張されます。

    講義をお聞きする時間が、とても短く感じられました。

                          2011年5月14日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏