カンガルーの小部屋

  • 2011.06.07

    聴診器のむこうに 初夏の風

    「せんせい、みて、みて~」

    4才の女の子は、満面の笑顔。

    頭には、草のハチマキが巻かれています。

    「どうしたの?」と尋ねますと、

    「幼稚園で、旧の端午の節句があったんです」と、おかあさん。

    診察室に、さわやかな初夏の風が吹き抜けました。

                          2011年6月7日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.07

    7+8= 楽しみです事務長さん

    「ねちがえた~」

    おとうさんは、「おくび」を、おさえながら、おきてきます。

    おとうさんが、ゆっくりねているから、あめが、ふりだしたじゃないですか。

    ボクは、あめがふっても、おさんぽは、たのしみです。

    ナナちゃんは、ピンクのおふくをきせられて、きげんがわるくなります。

    おさんぽのとちゅうで、きゅうに、かみついてくるので、ボクは、しんぱいです。

    これも、おとうさんが、おねぼうするからです。

    ナナちゃんにきをつけながら、おさんぽをしていますと、ボールさんをはっけん。

    「397こめ」です。

    もうすこしで、400こ。

    400こになったら、びょういんの「じむちょうさん」が、プレゼントをしてくれると、ききました。

    ボクは、「こじんてきなりえき」のために、ボールをあつめているのではありません。

    「とうほくちほうのかた」のおやくに、すこしでもたとうと、かんがえています。

    でも、どんなプレゼントなのか、すこし、きになります。

    ボクは、はやく「400こ」を、あつめたいです。

                          2011年6月7日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏