カンガルーの小部屋

2011年 6月

  • 2011.06.19

    散歩のたのしみ 食べ過ぎに注意

    雨の合間をぬって、奈良公園を散歩。

    ナナちゃんの親せき筋にあたる、シカさんを接写します。

    みなさん、まあるく、しかくい、「しかせんべい」に夢中です。

    今回、奈良を訪れた目的の一つは、食事指導。

    「しかせんべい」を食べたあとは、草を食むことを、教えます。

    同じものを食べると、アレルギーになるかもしれないですからね。

    そんなお話をしていますと、「あなたも、食べすぎに、注意しましょうね」と、シカさんにお説教されました。

    これは、なかなか手厳しい。

    わたしも、「しかせんべい」をいただくことに、しましょうか。

    2011年6月19日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.18

    7+8= エム

    おとうさんは、おさんぽよりも、カメラに、むちゅうです。

    きょうのテーマは、「エム」

    ボクには、なにのことだか、わかりません。

    ボクは、のんびり、おさんぽ、したいです。

    2011年6月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.17

    7+8= 愛されてますか?

    おとうさんが、ヘンな本を買ってきました。

    「うちの犬のキモチがわかる本:愛されてる?」

    おとうさんは、わたしの横に本を置いて、写真をとります。

    こんな本を読んだって、わたしのキモチは、わからないと思いますよ。

    だって、わたしは「犬なんかじゃない」ですからね。

    おねえちゃんの、「りっぱないもうと」です。

    こんな本を買ってくるところからして、わたしのことが分かっていない証拠だと思います。

    本なんかに頼らないで、わたしのキモチを、分かってくださいね。

    2011年6月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.16

    7+8= バットはバッドです

    こうえんには、いろいろなものが、おちています。

    けさは、ながいぼう。

    「ハッちゃん、バットだよ」、おとうさんが、おしえてくれます。

    でも、ボクがほしいのは、ボールくんだけ。

    バットは、バッドです。

    おぼえておいてくださいね、おとうさん。

                          2011年6月16日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.15

    クイズdeカンガルー クリニックへの飛び火

    小学校、ナナちゃんと吹き荒れた、変装の嵐は、クリニックまでやってきました。

    黒メガネに、黒ひげ。

    大きな蝶ネクタイが、セットです。

    今回、変装してくれた人は誰でしょう。

    おわかりの方は、100円を握りしめて、クリニック事務室までお越しください。

                          2011年6月15日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.14

    7+8= わたしに近寄らないで

    おねえちゃんの学校で、おとうさんが、ヘンな格好をしたと聞きました。

    「いつものことよね」と、軽く無視していたのですが、一抹の不安がよぎります。

    「あっ、忘れてた」と、おねえちゃんの声。

    やっぱり、きましたか。

    忘れてくれていた方が、よかったのですが・・

    おとうさんと、おかあさん、おねえちゃんの3人がかりで、わたしの写真を撮ります。

    頭にヘンな帽子をかぶせられて、一枚。

    次は、黒ぶちのメガネです。

    わたしの白い顔が、恥ずかしくて赤くなったのが、わかりましたか。

    今日のモデル代は、高めのツーコインですよ。

    おとうさん。

                          2011年6月14日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏 

  • 2011.06.13

    7+8= やつあたり

    あめのひが、つづくと、ボクは、イライラします。

    おさんぽをしても、ボールさんに、あえません。

    こうえんを、ウロウロしていると、かいだことがある「におい」。

    はじめ、クンクン。

    なか、ガリガリ。

    おわってみれば、ボロボロです。

    チョコボールさん、やつあたりして、ごめんなさい。

    はやく、ほんもののボールさんに、あいたいです。

    じむちょうさんも、まっててくださいね。

                          2011年6月13日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.12

    かんがるうっ子 今までで一番の恥ずかしさ

    子どもの学校での授業が決まってから、準備がはじまります。

    ラミネートの機械を買いに行き、パソコンで調べた資料を整理します。

    カードを、首からぶら下げる組みひもを探し、シールも購入。

    ここまでは、家族の協力体制も万全です。

    ある日、おとうさんが、病院から、アフロヘアを借りてきました。

    とたんに、子どもの表情が、けわしくなります。

    お休みの日に、百均のお店で、大きなネクタイと、変装メガネを購入します。

    子どもの表情が、伏し目がちになります。

    いよいよ授業の当日。

    クラスのみんなに分からないように、完全変装姿で、多目的室で待機します。

    「あっ、外人がいる。」

    子ども達の反応は、上々です。

    遅れて入ってきた子どもの顔は、見る見る真っ赤に。

    近寄ってくると、わたしの背中に、きつい張り手をします。

    「今までで、一番恥ずかしかったわ」

    そういいながらも、帰り道に、手をつないでくれたので、安心です。

    今日は、みんな疲れました。

    はやく眠ることにしましょうね。

                          2011年6月12日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏 

  • 2011.06.12

    クリニックだより 手伝ってくれてありがとう

    6月12日、学校公開デーで、保健の授業をお手伝いさせていただきました。

    子ども達は、インターネットで、病気の予防について調べます。

    選ばれた4つのグループが、工夫をこらして発表します。

    子ども達の発表を受けて、わたしの出番です。

    「一番はじめに、子どもの心をつかむことが、大切だとおもうよ」という、総師長さんの優しい助言を実行します。

    アフロヘアーに、黒ぶち眼鏡。

    黒ひげをつけ、白衣の姿で登場です。

    今日のテーマは、「おなかの中の、善玉菌、悪玉菌」

    子ども達に、前に出てきていただき、お手伝いをお願いします。

    善玉菌グループと、悪玉菌グループとに分かれて、病気のおこり易さ、それぞれの菌が好きな食べ物のカードを、分けてもってもらいます。

    おとなの方への講演は、今までたくさんさせていただきました。

    学生さんへの講義も、慣れました。

    でも、子ども達への授業は、初めての経験です。

    時間にして、20分あまり。

    いつもより、ずいぶんと短い講義でしたが、じゅうぶんに疲れました。

    お手伝いしてくれた、子ども達。

    ありがとう。

    授業の機会を与えてくださった、先生方。

    ありがとうございます。

    「アフロヘアの白衣姿のヘンなおじさん」のことが、頭の隅に少しでも残れば、幸せです。

    自分のウンチに、少しでも関心が向いて、元気に暮らすお役にたてたら、もっと幸せです。

                          2011年6月12日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.12

    カンガルーの輪舞曲 ママナースと

    6月11日、医療生協の「ママナースの会」で、お話をさせていただきました。

    子どもの叱り方、

    体罰をともなう厳しいしつけをした時の、利点と欠点。

    などなど、なかなかハードな中身となりました。

    看護師さんとの懇談会は、はじめての試みでしたが、あっという間の90分でした。

    また、みなさんに、お会いしたいと思いました。

                          2011年6月12日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.11

    かんがるう目線 3か月が過ぎて

    3月11日、あの日から、3か月が過ぎました。

    被災された方には、短くもまた、長くもある一日、一日であったろうと思います。

    しかし、震災はまだ終わったわけではありません。

    住むところを失い、働くところ、学ぶところを失った方がおられる限り、震災は続いています。

    淡路の洲本市に講演に出かけたおり、職員の人と防災計画について話をする機会を得ました。

    洲本市は、直接外洋(太平洋)に面している訳ではありませんが、それでも南海地震が発生した時には、数メートルの津波が心配されています。

    その海岸近くに、県立病院の移転工事が進められています。

    バスターミナルに立ち、教えられた建設クレーンと、海岸線までを見渡すと、距離にして数100メートル。おまけに川沿いの土地です。

    これは、大変だなと思いました。

    病院の生命線である、ボーラー設備や非常用電源設備は、どこに置かれるのでしょう。

    電気や水道が止まった病院が、機能しなくなることを、わたし達は東北の地で見てきました。

    心配ついでに、帰宅後に新病院の整備計画を、ホームページで調べてみました。

    一番気になる電気・機械設備は、川沿いの別棟の1~3階部分。

    もちろん津波の高さを考えてのことでしょうが、今回の東日本大震災のあと、計画を見直されたのかなと心配です。

    3か月がたち、今なお続く大震災。

    被災地への支援と共に、地元での防災計画の見直しを、中身あるものにしていかなければならないのだなと、痛感しました。

                          2011年6月11日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.11

    カンガルーの輪舞曲 雨の淡路

    6月10日、淡路島に出かけました。

    海峡バスは、6月1日から、ダイヤ改正。

    予定していた便はなくなり、あわてて一便前に。

    「淡路ブロック給食施設協議会」のお招きで、講演会です。

    雨の中、120名を超える参加者の方で、駐車場は満車。

    保育所、小学校、中学校、病院、老健施設など、給食を提供されている施設の栄養士さん、施設長さんが、出席されました。

    「食物アナフィラキシーの経験からお伝えしたいこと」

    90分余りのお話をさせていただきました。

    日頃から、食物アレルギーの子どもを知っていただき、子どものために、できることを考えていただく。

    そのことが、災害時の対策の基本になると考えます。

    雨の淡路は、熱い一日になりました。

                          2011年6月11日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.11

    カンガルギー情報 204回目は耳鼻科の先生

    6月9日、204回目になる「兵庫食物アレルギー研究会」が開かれました。

    今回は、三木市の小島先生に「小児の急性中耳炎、滲出性中耳炎、副鼻腔炎」の講義をしていただきました。

    保育所に入ったばかりの子どもさんは、風邪から中耳炎にかかり、治ったと思ったら、またかかり、お医者通いが絶えません。

    ごく普通に見られて、それでも決定的な治療法が見つからない、そんな病気の一つ一つをていねいに説明していただきました。

    小児科医は、子どもの病気の案内係です。

    ある程度の病気は自分で治療して、ある所からは、より専門の先生にバトンタッチをします。

    その見極めは、なかなか難しいものです。

    他科の優れた先生に出会えることが、自分の臨床の腕をあげることにつながります。

    小島先生、これからもいろいろなことを、お教えください。

    よろしくお願いいたします。

                          2011年6月11日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.10

    7+8= 魔法の虫かご

    こうえんのベンチのうえに、なんだか、おもしろそうなものが、おいてあります。

    「ハッちゃん、むしかごだよ」と、おとうさんが、おしえてくれます。

    おはなで、クンクン。

    だあれも、すんでいません。

    「ハッちゃん、これ、いれとこうね」と、みつけたばかりの、かたつむりを、いれます。

    いつのまにか、かたつむりさんがすんでいる、「まほうのむしかご」

    「わすれぬしさん」が、みつけたら、どんなかおをするか、ボクは、たのしみです。

                          2011年6月10日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.09

    7+8= 今日からおやすみ

    おとうさんは、今日からしばらく、診察はお休みです。

    9日は、食物アレルギーの研究会の司会。

    10日は、淡路島の調理師さんの講演会

    11日は、看護師さんと子育ての学習会。

    12日は、おねえちゃんの小学校での授業。

    でも、おとうさんは、もっと先の、雑誌のインタビューの準備や、発達の講演会、食物アレルギーの論文のことで、頭がいっぱいです。

    散歩をしていても、ひとりでブツブツ言いながら歩くので、楽しくありません。

    公園で、おとうさんのまわりを、急にぐるぐると回って、驚かせてあげました。

    目の前のことを、一つ一つていねいに片づけていくこと。

    いまの、おとうさんに必要なことは、このことですよ。

    わたしと一緒に、お散歩を楽しんで、生き方を変えてくださいね。

    おとうさん。

                          2011年6月9日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.09

    聴診器のむこうに 元気でちゅ

    3才前の女の子は、ぬいぐるみを抱いて登場。

    「この子は、ぬいぐるみの元気がないと、心配してるんです」と、おかあさんが言われます。

    わかりました。

    すぐに診察をしてみましょう。

    お熱も、咳も、なさそうです。

    胸の音も、呼吸の音も聞こえないけれど、顔色はピンクで、いいですね。

    病気の心配はないと思います。

    でも、今度連れてこられる時も、ピンクのぞうさんにしてくださいね。

    青色のぬいぐるみだと、すぐに酸素投与が必要になりそうですからね。

                          2011年6月9日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.08

    かんがるうっ子 マスクをして

    子どもは、風邪気味。

    今日も、マスクをして、登校です。

    「一日中、ちゃんと、マスクしときよ」と、おかあさんからの指示。

    「ピアニカを吹くときは、はずしてもええんやろ?」と、子どもの疑問。

    「給食のときも、はずしてもええよ」と、わたしの追加。

    子どもが困らないように、細部まで指示をし、きめ細やかな、送り出しをします。

                          2011年6月8日              

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.08

    7+8= 善玉菌

    おとうさんは、いつも、「忙しい、忙しい。」と言っています。

    「6月は、6つ講演を頼まれたので、大変だ」

    口ではそう言いながら、あまり困った顔はしていません。

    いま、一番力をいれているのが、おねえちゃんの小学校での授業です。

    保健体育の時間に、健康の話をするように、頼まれました。

    おとうさんは、いろいろと考えて、「善玉菌と悪玉菌」の話をしようと、準備しています。

    資料を集めたり、レジュメを作ったり、カードをパウチしたり、結構楽しそうです。

    今日の朝ごはんは、ヨーグルトがしめ。

    「ナナ、ヨーグルトは、おなかの善玉菌を増やすんだよ」と、さっそくわたし相手に講義します。

    でも、なめさせてくれるのは、ヨーグルトの空箱だけ。

    おとうさん。

    実践が伴わない考えは、「机上の空論」というのを、忘れないでくださいね。

                          2011年6月8日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏 

  • 2011.06.07

    聴診器のむこうに 初夏の風

    「せんせい、みて、みて~」

    4才の女の子は、満面の笑顔。

    頭には、草のハチマキが巻かれています。

    「どうしたの?」と尋ねますと、

    「幼稚園で、旧の端午の節句があったんです」と、おかあさん。

    診察室に、さわやかな初夏の風が吹き抜けました。

                          2011年6月7日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.07

    7+8= 楽しみです事務長さん

    「ねちがえた~」

    おとうさんは、「おくび」を、おさえながら、おきてきます。

    おとうさんが、ゆっくりねているから、あめが、ふりだしたじゃないですか。

    ボクは、あめがふっても、おさんぽは、たのしみです。

    ナナちゃんは、ピンクのおふくをきせられて、きげんがわるくなります。

    おさんぽのとちゅうで、きゅうに、かみついてくるので、ボクは、しんぱいです。

    これも、おとうさんが、おねぼうするからです。

    ナナちゃんにきをつけながら、おさんぽをしていますと、ボールさんをはっけん。

    「397こめ」です。

    もうすこしで、400こ。

    400こになったら、びょういんの「じむちょうさん」が、プレゼントをしてくれると、ききました。

    ボクは、「こじんてきなりえき」のために、ボールをあつめているのではありません。

    「とうほくちほうのかた」のおやくに、すこしでもたとうと、かんがえています。

    でも、どんなプレゼントなのか、すこし、きになります。

    ボクは、はやく「400こ」を、あつめたいです。

                          2011年6月7日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

2/3