カンガルーの小部屋

2011年 7月

  • 2011.07.16

    聴診器のむこうに なにやら模様

    6才前の男の子は、両手に「なにやら模様」

    左右に描くとは、なかなかの腕前です。

    「幼稚園は、なにぐみ?」と、尋ねますと、

    「ゆりぐみ!」と、元気な声。

    ご飯を食べる前には、きれいな手にしましょうね。

    2011年7月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.15

    聴診器のむこうに ちいさなオブジェ

    4才の女の子は、小麦粘土の負荷試験。

    おうちから持ってきていただいた、小麦粘土で作品作りに挑戦です。

    丸に、四角に、なにやらオブジェ。

    みどりが、コアラで、あかが、うさぎ、水色は、ぞうさんです。

    解説をうけて、目を近付けると、なるほど、それらしく見えてきます。

    「それ、わたしが作ったんです」と、おかあさん。

    一転、どのような褒め言葉をつたえようかと、とまどっている自分に、気付きました。

    2011年7月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.07.15

    7+8= 野球の準備

    けさの「えもの」は、やきゅうのボウシ。

    これまで、ボールと、グラブと、バットと、ボウシ。

    たくさん、たくさん、あつめました。

    みんなで、やきゅうをしたいけど、

    あと、なにが、いりますか。

    じむちょうさん。

    2011年7月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.14

    7+8= 朝からお買いもの

    「おとうさん、パン買い忘れたわ。悪いけど、ナナちゃん連れて、パン買ってきてね」

    朝から、おかあさんの声が聞こえます。

    おかあさんの指示は、我が家では絶対です。

    いつものお散歩コースから、坂道を降りて、コンビニ屋さんに。

    わたしは、表で待っています。

    「おまちどう、ナナちゃん」

    20分以内で、安心です。

    帰りは、ぐるりと遠回り。

    おにぎりに、サンドウィッチに、コーヒー、ヨーグルト。

    今朝のご飯は、楽しみです。

    おとうさん、たくさん分けてくださいね。

    2011年7月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.14

    7+8= ジュースのきぶん

    けさも、おそらは、ピッカピカ。

    こうえんで、ボールさんの、よびごえがします。

    「410こめ」は、やきゅうのボール。

    でも、あついひは、ボクは、おくちでハアハアします。

    ボールさんと、ハアハアと。

    けさは、ジュースのきぶんです。

    おとうさん、ボクのかわりに、ボールさんを、もってきてくださいね。

    それから、ふしめの、ツーコインもですよ。

    2011年7月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.13

    7+8= 未来へとつづく光

    「あめのひ」のおさんぽも、いやじゃないけど、ボクは、やっぱり「はれたあさ」がすき。

    あるいていると、「かいだん」のうえから、「おひさまのひかり」が、さします。

    なにか、いいことがおきそうな、きもちになります。

    ボクは、うれしくなって、しっぽをふります。

    ボクのおかあさんも、そのおかあさんも、そのまたおかあさんも、ボクとおなじ、「おひさま」を、みていたんですね。

    だいしんさいから、4かげつ。

    みらいへとつづく、ひかりを、ボクは、たいせつに、おもいます。

    2011年7月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.13

    7+8= おいしいインタビュー

    おとうさんが、病院で、インタビューを受けました。

    ヘロヘロ言いながら、帰ってくるので、私はうれしくありません。

    自分で引き受けておいて、自分で忙しくして、ヘロヘロ言うのは、男らしくありません。

    でも、おとうさんが、かばんから、おいしいものを取り出します。

    インタビューの方が、私とハッちゃんのブログを読んでいて、ファンになったそうです。

    「ナナちゃんと私とハッちゃんに」と、おみやげをいただいたそうです。

    こんな、おいしい、インタビューなら、毎日あるといいなと思います。

    おとうさん、がんばって、インタビューを探してきてくださいね。

    2011年7月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.13

    カンガルーの本棚 空気が読めない人

    星野仁彦先生の「空気が読めないという病」(ベスト新書)を、読みました。

    子どもの発達障害は、成人に達しても、その特徴は残ると言われます。

    家庭や職場でうまくいかず、孤立する人々。

    星野先生は、次のように述べられます。

    「わがまま、協調性がない、だらしない、怒りっぽい、忘れっぽい、などと思われ、誤解されています。これらは決して本人の性格によるものや悪意があるわけではなく、脳の発達のアンバランスによって起こる、一種のハンディキャップのようなものである。」

    「脳の発達がアンバランスであっても、特定の分野で素晴らしい能力を発揮する人たち。そういう人たちの力を借りながら、人類は進歩していくと思うのです。」

    家庭生活での工夫、仕事の選び方、」などなど。

    発達にアンバランスがある人の立場から、優しく解説されています。

    2011年7月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.12

    こカンガの会 こどもオープン・クリニックのお知らせ

    夏休みこども企画として、クリニック体験(こどもオープン・クリニック)を開催することになりました。

    日時:2011年8月7日(日)1330~1600

    場所:いたやどクリニック

    内容:検査体験(呼吸機能検査・聴力検査・エコー)

    骨密度測定・体力測定・身長測定・体重測定・血圧測定

    石膏体験・健康ゲーム など

    対象:小学生1~4年生

    募集人数:20名

    参加費用:子ども一人 500円

    スタッフ:いたやどクリニック職員・常盤大学学生

    参加申し込み:いたやどクリニック小児科(電話申し込み可)

    申し込み開始日:2011年7月13日(水)1000から

    募集人数に達し次第、締め切らせていただきます。

    2011年7月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.11

    聴診器のむこうに クールビズ

    1才の男の子のTシャツは、水浴びぞうさん。

    お鼻から、涼しい噴水です。

    今年は、省エネの夏。

    小さい時から、クールビズを意識する男の子に、座布団一枚です。

    2011年7月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.10

    カンガルーの本棚 特別な卒業式

    新潮社の「これからを生きる君たちへ」を、読みました。

    60ページ余りの、短いブックレットです。

    3月11日の大震災の後、卒業を迎えた子ども達、学生たちへの、校長先生、学長からのメッセージ集です。

    東京都港区立青南小学校の興水かおり校長先生は、卒業生へのはなむけの言葉として、次のように述べられています。

    「自分の頭で考え、判断し、何をすべきかを決めて動きなさい。」

    「君達は私の、ここに集まった大人全ての希望の種です。」

    東大総長、阪大総長、そして、長崎大学学長。

    大震災後の、日本の未来を託す子ども達、学生への、熱いメッセージが書かれています。

    ご一読されることを、お薦めします。

    2011年7月10日
    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.10

    7+8= ふしぎをちからに

    おさんぽをしながら、おとうさんが、いろいろなことを、おしえてくれます。

    「ハッちゃん、だいしんさいから、4かげつ、たったけど、はんしんだいしんさいの、おなじときにくらべて、ボランティアさんのかずは、1/6に、へったんだって」

    ボクは、なぜかなと、ふしぎです。

    「はんしんだいしんさい」のときは、ボクは、まだうまれていなかったけど、おとしよりのワンちゃんから、たいへんさのことは、きいています。

    それよりも、たいへんな「とうほくちほう」の、だいしんさい。

    なぜ、ボランティアさんがすくないのか、ふしぎです。

    ボクに、いまできることは、「とうほくちほうのかた」のことを、わすれないこと。

    そして、ボールさんを、みつけること。

    「409こめ」は、テニスボールです。

    「ふしぎをちから」に、ゲットです。

    おとうさん、これからは、10のくぎりになると、「ツーコインぼきん」するというのは、どうですか。

    おとうさんのことだから、ボクのきもちを、わかってくれますよね。

    2011年7月10日
    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.09

    7+8= ツウィンボール

    「ハッちゃん、ごめんごめん。おそくなって」

    ひさしぶりのおやすみに、おとうさんは、おねぼうです。

    おまけに、テレビで、「げんかいげんぱつ」のばんぐみを、みていて、おそくなったと、いいわけします。

    たくさんの「こうふきん」が、しはらわれて、それで、「げんぱつ」が、つくられているそうです。

    ボクは、ふくしまの、ワンちゃんのことをきいています。

    ごはんを、ちゃんと、たべているのか、しんぱいです。

    にんげんのつごうだけで、たいせつなことをきめるのは、よくないことだと、おもいます。

    にんげんのみなさんには、はんせいしてほしいと、おもいます。

    すこし、はらがたちながら、おさんぽにでかけます。

    まっていたのは、ツウィンボールさん。

    しろいのと、きいろいのと。

    「407こめ」と、「408こめ」です。

    おとうさん。ツーコインですよ。

    それと、もうすこし、はやく、おきてくださいね。

    2011年7月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.09

    聴診器のむこうに ウルトラマンの秘密

    3才前の男の子は、診察室に入るなり「せんせい、ウルトラマン」

    手には、ウルトラマンの絵本です。

    「へえ、すごいねえ。だったら、ウルトラマンと怪獣と、どっちがつよいの」と、いじわる質問。

    男の子は、少し考えて、「かいじゅう」と、答えます。

    そうです、正解は、怪獣さんです。

    3分間逃げ回って、それから反撃すれば、怪獣さんの勝利です。

    でも、その作戦は、怪獣さんには聞こえないようにしましょうね。

    2011年7月9日
    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.08

    カンガルーの本棚 せんせい

    重松清さんの「せんせい」(新潮文庫)を読みました。

    重松さんは、文庫版のあとがきで、次のように語られています。

    「僕は教師という職業が大好きで、現実に教壇に立っていらっしゃるすべての皆さんに、ありったけの敬意と共感を示したいと、いつも思っている。けれど、僕は同時に、教師とうまくやっていけない生徒のことも大好きで、もしも彼らが落ち込んでいるのなら「先生なんて放っときゃいいんだよ」と肩を叩いてやりたいと、いつも思っている」

    「せんせい」には、白髪の二―ル・ドロップスは神さまの涙・マティスのビンタ・にんじん・泣くな赤鬼・気をつけ礼・と、6つの短編が収められています。

    私は、この中で「にんじん」に描かれた工藤先生が好きです。

    先輩への嫉妬、生徒への嫌悪感、人間的で、じたばたとして・・

    「先生とよばれる人も、一人のふつうの人間なんだ」と言う、当たり前のことに、ほろ苦く気づかされる短編集でした。

    2011年7月8日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.07.08

    クリニックだより 七夕の願い

    7日は、一日、あめ模様。

    空を見上げることもなく、七夕の夜を忘れていました。

    帰り道、駅前のコンビニに飾られている「たなばたかざり」をみて、七夕を知りました。

    6日前は、東北に向かうバスの中。

    サービスエリアに置かれていた、「たんざく」に、願いを書きました。

    「原子力に頼らない社会が、実現しますように」

    クリニックでは、いま、「脱原発クリニック宣言」を準備しています。

    来年のたなばたには、大勢の方に、「脱原発」の願い事をお書きいただけるよう、学習を積み重ねようと思います。

    2011年7月8日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.07

    7+8= 快調ハッちゃん

    あめのよる、こうえんの、うえこみに、ダイブ。

    まちがいなく、かくれています。

    ボクの、おはなパワーに、まちがいはありません。

    「407こめ」は、やわらかボールさん。

    400こめをすぎて、「かいちょう」です。

    2011年7月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.07

    7+8= かみごこちまんてん

    こうえんには、いろいろな、ボールさんがいます。

    おおきいの、ふつうの、ちいさいの。

    かるいの、おもいの。

    しろいの、くろいの、きいろいの。

    そして、やわらかいの、かたいの。

    いちばん、たいせつは、かみごこち。

    けさ、みつけたのは、あかいボールさん。

    かるくて、ボクが、だいすきな、かみごこち。

    「406こめ」は、ベストワン・ボールです。

    2011年7月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.07.06

    クリニックだより 超キンチョウしました

    7月5日午後、業界誌の方が、インタビューに来られました。

    子どもの気管支喘息についての、インタビューです。

    バックナンバーに登場された先生は、そうそうたる顔ぶれ。

    5日が近付くにつれて、緊張が高まります。

    インタビューの合間に、職員みんなで写真を撮りました。

    さあてと、どんな写真、どんな記事に仕上がるのか、いまからとても気になります。

    2011年7月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.07.06

    クリニックだより クロちゃん

    7月4日から、内科に安川先生が、副院長として赴任されました。

    あいさつの後の、質問コーナーでは、ご家庭の事情が暴露されます。

    家族は、ネコちゃん10人に、震災関連で引き取られたワンちゃん1人。

    ワンちゃんの名前は、クロと言います。

    先生ともども、よろしくお願いいたしますね。

    2011年7月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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