カンガルーの小部屋

2011年 7月

  • 2011.07.05

    聴診器のむこうに ボクのワンワン

    4才前の男の子は、ワンワンと、いつも一緒。

    イヌアレルギーあるので、本物のワンワンは、飼えません。

    それでも、イヌ好きの男の子は、ワンワンと一緒。

    はやく、アレルギーが、治ればいいですね。

    2011年7月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.05

    7+8= キープ・ボール

    おとうさんが、おでかけのあいだ、おねえちゃんと、おかあさんが、「いきものがかり」

    ボクと、ナナちゃんの、おさんぽ、とうばんです。

    こうえんで、ボールさんのにおいがします。

    おとうさんと、きたときのために、キープです。

    ボクは、ボールをみつけたときの、おとうさんの、かおをみるのが、だいすきです。

    ボクを、ほめているのか、おさいふのなかみを、しんぱいしているのか、びみょうなかおが、だいすきです。

    けさ、キープしていたボールさんを、おとうさんのまえで、つかまえました。

    「405こめ」です。

    ワンコイン、ワンコインですよ。

    おとうさん。

    すえながく、ふっこうしえん、しましょうね。

    2011年7月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.04

    7+8= ボクもわすれない

    おとうさんが、「とうほくちほう」から、かえってきました。

    さんにんかの、ワンちゃんに、であったそうです。

    ひとりめは、あしのながい、しばちゃん。

    ふたりめは、くろしば「くろ」ちゃん。

    さんにんめは、ロープにつながれた、ワンちゃんです。

    かいがんちかくの、だあれもすんでいない、こわれたおうち。

    おとうさんたちが、ちかづくと、ワンワンワンワンと、おいかけてきたそうです。

    ごはんのときだけ、かいぬしさんが、「かせつじゅうたく」から、やってくるのかな。

    おとうさんは、そう、おしえてくれました。

    ボクは、かなしく、なりました。

    ゆうがたのおさんぽのとき、ボクは、ぜったいに、ボールさんをみつけようと、おもいました。

    ちいさなおんなのこが、おすなばで、あそんでいます。

    おとうさんが、おんなのこに、きをとられているスキに、みつけました。

    「えっ、ハッちゃん、いつのまに、みつけたの!」

    おとうさんの、おどろいたかおを、みなさんに、おみせしたかったぐらいです。

    「404こめ」です。

    ボクは、これからも、「とうほくちほう」のことを、ずーっとおうえんしようと、おもいます。

    おとうさんも、ボクとおなじきもちで、いてくださいね。

    2011年7月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.04

    7+8= おとうさんのおみやげ

    おとうさんが、東北から帰ってきました。

    おねえちゃんには、ご当地キティーちゃんのストラップ。

    ハッちゃんには、砂浜で見つけた東北のボール。

    私には、「松阪牛入り、わんこのクッキー」です。

    でも、私は、おとうさんが、元気で帰ってきたのが、一番です。

    ゆっくりしてから、また、お散歩に出かけましょうね。

    2011年7月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより おつかれさま

    7月3日朝、神戸協同病院に到着です。

    現地での支援の時間より、往復の車中の時間が長いとうい2泊3日でしたが、みんな大きくて、深い想いをおみやげに、バスを降りました。

    これから、何年も、何年も続く、支援のひとこま。

    参加された学生さんの想いが、ひとまわりも、ふたまわりも大勢の学生さんの心に、拡がっていきますように。

    最後にバスを降りられた、外科の石川先生。

    お疲れさまでした。

    明日からは、病院での仕事が始まります。

    はやく、お医者さんの姿に、戻ってくださいね。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより にぎやかな山下駅

    常磐線の山下駅は、線路が曲がり、架線も切れています。

    線路には、夏草が生い茂り、改札口にも、寂しさが漂います。

    やがて、大勢のボランティアが集まります。

    ホームも、線路も、ひさびさに、にぎやかな山下駅が、戻ってきました。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより 海岸線へ

    泥出し作業を終えた後、数百メーター離れた海岸線へ出かけました。

    途中のおうちは、1階部分は廃墟のまま。

    捨てられた車も、何台も見かけます。

    海岸線には近づけなかったものの、松林は、一方向になぎ倒されています。

    電信柱も、途中から折れ曲がり、津波の強さが想像できました。

    テレビで報道されている映像とは違い、360度、ぐるりと被災地です。

    長い、長い支援が、必要だと思いました。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより おうちの片づけ

    午後からは、被災されたおうちの、片づけのお手伝い

    1階部分が天井近くまで、津波に呑み込まれ、床板をはがし、床下に溜まった泥水だし。

    1階の壁板もはがし、リフォームに備えます。

    粉塵が立ち込めて、ゴーグル、マスクの完全武装。

    メガネが曇り、息苦しくて、作業の合間に、何度も水分補給。

    週末ごとに来る、民医連のボランティアに、残りの作業を託しました。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより アイドル犬くろちゃん

    仮設住宅に、お別れするときが来ました。

    最後に、愛犬の自慢話。

    もう一度、仮設住宅に引き返し、黒しば君に会いました。

    名前は「くろ」ちゃん。

    3才です。

    人なつっこくって、私の顔をペロペロ。

    神戸の味が、しましたか?

    仮設アイドル犬、「くろ」ちゃん。

    また、遊びにきますからね。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより 区長さんの頑張り

    お昼の時間に、地元の区長さんと名刺の交換。

    援助物資の振り分けに、奔走されているお話を、お聞きしました。

    合戦原の仮設住宅は、120世帯を超えるとか。

    大津波でおうちを流された、いろいろな地区の方が入居されています。

    少しでも住みよい住宅にしようと、青年のようながんばりです。

    お体も、こころの面も、無理をなさらないようにと、願いました。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより 子どもの笑顔

    協同病院の石川先生が準備された、おもちゃの「あてもん」。

    アンパンマン、スーパーボール、風船ガム、などなど。

    くじを引いて、選びます。

    なかなか、いいものが当たらずに、世話役の、学生さんは困り顔。

    子ども達は、なんども並びなおして、チャレンジをします。

    やっと、1等があたると、笑顔、えがお。

    スタッフにも、ほっとした空気が流れます。

    最後は、フラフープと、風船に挑戦。

    子ども達と、楽しい時間を過ごすことができました。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.03

    クリニックだより 東北へ

    7月1日、夕刻より、宮城県亘理郡山元町に出かけました。

    医学生さん10名と、一緒です。

    バス中一泊し、7月2日朝、合戦原仮設住宅に到着。

    殺虫剤をおみやげに、一軒一軒、学生さんと訪問。

    いろいろなお話を、お聞きしました。

    90歳のおばあさんは、「体中、悪いところだらけだ」と、話されます。

    それでも、90年分の、いいお顔をされています。

    今年、医学部に入られた学生さんと、世代を繋ぐ、かたい握手。

    いつまでも、お元気でと、あつい握手をしました。

    2011年7月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.01

    7+8= おとうさんいってらっしゃい

    こうえんで、「ボールさんのぬけがら」を、みつけました。

    なかみは、どこかに、おでかけしています。

    ずーっとまえに、「ハーフボール」を、みつけたことがあります。

    あわせて、ひとつと、かぞえてくださいね。

    これで、「403こめ」

    そうそう、ハーフコインも、わすれないで、「ぼきん」してくださいね。

    おとうさんは、よるから、みやぎけんの「やまもとちょう」に、でかけます。

    おとうさんは、「たいりょく」がないので、ボクは、しんぱいです。

    げんきで、かえってきたら、おさんぽに、つれていってあげますからね。

    きをつけて、いってらっしゃい、おとうさん。

    2011年7月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.01

    カンガルーの本棚 原発への疑問

    小出裕章先生の「原発のウソ」(扶桑社新書)を、読みました。

    福島原発で起きたこと、起こりつつあることが、書かれています。

    「原発は絶対に安全なんだ」と、言われ続け、避難計画所さえ作られてこなかった現実。

    ○原子力発電って、コストが安いの?

    ○原子力発電って、CO2を排出しない、エコ・エネルギーなの?

    ○原子力発電って、地球温暖化防止に貢献しているの?

    ○原子力発電って、化石燃料の枯渇に備えた切り札なの?

    私達が、脱原発という言葉を耳にする時に、その反論として刷り込まれている、いくつかの疑問。

    その疑問の一つ一つを、ていねいに説明されています。

    さほど厚くない新書ですが、「目からうろこ」の一冊です。

    2011年7月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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