カンガルーの小部屋

  • 2011.08.07

    7+8= 6年前のこんにちは

    今日は、わたしが、おねえちゃんの妹になった記念日。

    6年前、おねえちゃんは、三木市の神戸先生のお宅に、粘土遊びに行きました

    帰り道、ホームセンターで、カブトムシのエサを買うことになりました。

    生まれてまだ2か月過ぎのわたしは、白くて小さくて、ふるえていました。

    そこに、衝動買いの名人、おとうさんとおかあさんが、通りかかりました。

    お店の人に勧められて、段ボール箱に入れられえて、新しいおうちに着きました。

    8月7日に来たから、「ハナちゃん」と、おとうさん。

    7日に来たから、「ナナちゃん」と、おねえちゃん。

    結局、おねえちゃんの意見が通って、わたしは「ナナ」になりました。

    運命の出会いから、6年が経ちました。

    リードを持つと、引きずられていたおねえちゃんも、巨大化しました。

    おかあさんは、やさしくなりました。

    おとうさんは、6年間同じように冗談を言い続けています。

    わたしはこの家族と、ずーっと、ずーっと、暮らしたいです。

    2011年8月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.07

    7+8= 遠くからのドン

    おねえちゃんたちは、晩ごはんを食べに、お出かけです。

    わたしと、ハッちゃんは、今日もお留守番。

    遠くの方から、「ドン」「ドン、パチパチパチ」という、音が聞こえてきます。

    表では、「ウオーン」と、ハッちゃんが鳴いています。

    わたしは、怖くて、部屋の中で固まります。

    帰ってきたおねえちゃんが、「ナナ、固まってるよ」と、おかしそうに言います。

    おかあさんは、「ハッちゃん、ごはん、食べてなかったよ」と、不思議そう。

    「神戸の花火大会の音が、怖かったんや、きっと」と、おとうさん。

    何をのんきな事を言ってるのですか、この家族は。

    わたしと、ハッちゃんが、どれだけ怖かったのか、分かっていますか。

    こういう、ヘンな音がする夜には、お出かけなんかしないでくださいね。

    2011年8月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏