カンガルーの小部屋

  • 2011.09.15

    7+8= わたしも不良犬

    ハッちゃんがお話していた、おとうさんの悪いくせ。

    ついに、わたしにも影響してきました。

    お散歩のときに、いつまでも同じところを歩きます。

    さっき、通った公園の芝生。

    さっき、においを嗅いだベンチ。

    おかしいなと思って振り向くと、新聞片手のおとうさん。

    わたしのことを見てくれないお散歩なんて、楽しくありません。

    今度おとうさんがお仕事から帰ってきても、シッポは振ってあげませんからね。

    2011年9月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.09.15

    カンガルーの本棚 100冊目はお医者さん

    小林公夫さんの「本物の医師になれる人、なれない人」(PHP新書)を読みました。

    今年100冊目にあたります。

    毎年、100冊以上の本を読もうと心に決めて、2007年から5年連続の目標達成です。

    記念すべき100冊目は、医師に求められる適性についての解説です。

    小林さんは、医学と法学とにまたがる分野の専門家です。

    小林さんは、3つの章で

    ①患者さんの自己決定権の尊重(患者さんの心を解きほぐし、解放させる能力)

    ②治療を進めるうえでの注意力・判断力

    ③新しい治療法に挑戦する挑戦新・開拓精神

    について述べられます。

    そのうえで、さらに医師に求められる能力・資質として

    ①利益衡量能力

    ②情報収集能力

    ③生命倫理への気配り

    ④優れた人間性

    ⑤人権への配慮

    ⑥空間把握能力・推理能力

    ⑦不確実性に立ち向かう姿勢

    の7つをあげられます。

    毎日の診断治療や、学会発表、講演活動など、医師としての生活を過ごす中で、つい忘れがちになる大切な事を、考えさせられる一冊です。

    2011年9月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏