カンガルーの小部屋

  • 2011.09.23

    カンガルーの本棚 優しさとは

    小出裕章さん、黒部信一さん共著の「原発・放射能、子どもが危ない」(文春新書)を読みました。

    終章近く、小出さんはこのように書かれています。

    「優しさとは、他者の命の尊厳を認めて生きること。自分よりも弱い者の尊厳を認めて生きること」

    「歴史の流れにちゃんと自分が責任を取れたか」と、自問されます。

    生き方の問題として、原子力発電が、子どもの未来と共存できないことを、くりかえし訴えられます。

    科学的な警告の書であるとともに、人の生き方に迫る好書です。

    2011年9月23日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.09.23

    散歩のたのしみ おおかみ犬

    ハッちゃんとお散歩中、小学校にあがらない男の子ふたりが近寄ってきます。

    ハッちゃんは、早くも攻撃モード。

    「危ないから、近寄らないでね。」

    「どうして、?」

    「ガブリ、咬むから」

    「どうして、?」

    「おおかみだから!」

    「へえ、おおかみなんや」

    「そう、おおかみだよ。あしをガブリか、おしりをガブリか、よおく考えてね」と、ていねいに説明します。

    足元のハッちゃんは、「また、わるいじょうだんですか」と、あきれ顔です。

    2011年9月23日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏