カンガルーの小部屋

2011年 10月

  • 2011.10.31

    聴診器のむこうに 誰よりも速く

    10月の外来は、運動会の話題で盛り上がります。

    「ねえねえ、リレー、どうだった。バトンを落とさなかった。途中で、抜かされなかった?」と、いっぱい質問します。

    「抜かれなかった」と、男の子。

    「すごいね」といいますと、おかあさんがフォローされます。

    「最後を、走っていたんですよ」

    そういう状況だったのですね。

    ラストの強みは、抜かれることがないので、安心して走れること。

    何事も、プラス思考が、大切ですよね。

    2011年10月31日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.31

    7+8= 新しいレインコート

    雨の日の、お洋服が古くなったので、レインコートを買ってもらいました。

    わたしは、雨に濡れるのが嫌いだけれど、かぶりものはもっと嫌いです。

    「柴用L」っていうサイズなのですが、わたしには少し窮屈です。

    おまけに、神戸電鉄の色に似ているって、おとうさんは、からかいます。

    固まってしまって、一歩も動けないわたしを、だれか助けてくださいね。

    2011年10月31日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.30

    カンガ旅行記 大宰府のうしさん

    学会のお昼休みを使って、大宰府に足をのばしました。

    大宰府と言えば、天神様。

    天神様と言えば、牛の像。

    大宰府のうしさんは、かわいいお鼻をしていました。

    そして、大宰府と言えば、梅が枝餅。

    焼き立て、あつあつのお餅は、空っぽのお腹にはたまりません。

    2011年10月30日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.30

    カンガルギー情報 福岡でアレルギー

    10月28日から開かれた、第48回日本小児アレルギー学会に出かけました。

    会場は、福岡の国際会議場。

    くりかえす乳幼児の喘鳴のシンポジウムでは、嚥下障害や胃食道逆流症、外科的な治療を要する気管支狭窄症など、稀だけれども大切な疾患を勉強しました。

    兵庫県立こども病院副院長の西島先生とは、学生の時からの旧知の仲。

    さっそく、兵庫の食物アレルギー研究会でのご講演を、お願いしました。

    呼気中のNO(一酸化窒素)測定の、喘息診断への応用。

    末梢気道抵抗を測定する、オシレーション法の基礎から応用まで。

    などなど、今回の学会では、気管支喘息を中心に会場をまわりました。

    明日からの診察に、すぐに使えるものもあれば、もう少し時間を置いた方がよさそうなものまで、頭の中は情報の洪水です。

    2011年10月30日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.29

    カンガルーの本棚 日本一の社説集

    水谷もりひとさんの「日本一心を揺るがす新聞の社説」(ごま書房新社)を、読みました。

    かかりつけの地下鉄板宿駅前の「井戸書店」さんの、推薦本。

    毎週月曜日に発行されている、みやざき中央新聞の41本の社説集です。

    「抱っこの宿題、忘れんでね」

    「こころを込めて、いただきます」

    「生まれ変わって、今がある」

    「感動は何年経っても色あせない」などなど、わたしの心の深くに刻まれる名文の数々。

    今年読んだベストワン候補の一冊です。

    続編を、すぐに買いに行かなくては・・・。

    2011年10月29日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.28

    聴診器のむこうに 快挙です

    4年生の男の子から、うれしい報告。

    夏休みにクリニックで開いた、「一日お仕事体験」

    まとめを書いて、夏休みの自由研究に提出すると、社会科作品展に選ばれました。

    「賞をもらったのは、はじめてです」と、大喜び。

    みんなで企画をした甲斐がありました。

    2011年10月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.28

    カンガルーの本棚 うちの旦那は

    野波ツナさんの、「旦那さんはアスペルガーⅠ:ⅱ」(コミックス出版)を、読みました。

    コミックスなので、ゴロリと横になって読んでも、1時間もしないうちに最後のページにたどりつく、お気軽さです。

    アスペルガー症候群の男性を夫にもった妻の「とまどい」が、描かれています。

    子ども期のアスペルガー症候群は、少しずつ知られてきましたが、彼らが大人になった時に、家族はどのように感じ暮らすのか、当事者だけにしか分からない重いテーマ。

    もしかして、我が家の事だったりしてと、ドキドキの1冊です。

    2011年10月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.28

    カンガルーの輪舞曲 奈良へ

    10月27日(木)、奈良へ、新入栄養職員研修会の講義に出かけました。

    8時50分、会場近くの駅での待ち合わせは、気軽にお引き受けしたものの、ハードなスケジュール。

    6時半に家を出発し、神戸電鉄、北神急行、JR神戸線、JR環状線、近鉄大阪線と乗り継ぎます。

    時間は丁度ラッシュ時。

    狭い空間を確保しながら、読書で時間を過ごします。

    今日、お話を聞いてくださるのは、栄養士さん。

    食物アレルギーがある子どもの、一番の味方です。

    質疑応答をいれて、たっぷり3時間の講義。

    みなさん、お疲れさまでした。

    さあ、午後からは博多で開かれる小児アレルギー学会に出発。

    高木先生、あとはよろしくお願いいたしますね。

    2011年10月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.27

    聴診器のむこうに 夢はシェフ

    2年生の男の子の夢は、シェフになること。

    「なに料理のシェフになるの?」って、尋ねます。

    「和食!」と、ひと声。

    続けて「イタリア料理!」

    なるほど、なるほど、「和風イタリアン」の、創作料理ですか。

    おかあさんは、堅実な公務員をご希望ですが、夢は楽しい方がいいですものね。

    将来、お店を持ったら、「和風イタリアン」を、ごちそうしてくださいね。

    2011年10月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.26

    7+8= 今朝はふた袋

    おとうさんと、おかあさんは、「だいえっと」が、ブームです。

    「ハッちゃんも、おかし、たべすぎないでね」と、ボクにも、「だいえっと」が、まわってきます。

    たくさんもらえたおかしも、だいぶんすくなくなりました。

    ボクは、おかしがだいすきなので、「さよなら、だいえっと」です。

    こうえんに、おかしのふくろが、すててあります。

    ひとつは、「かめだのかきのたね」

    もうひとつは、「ポップコーン」

    ふんいきだけでも、あじわおうと、おかしのふくろをガブリ。

    「うーワン、ハッちゃん。なにしてるの」と、ナナちゃんにしかられました。

    ボクは、ますます、「だいえっと」さんが、きらいになりました。

    2011年10月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.26

    カンガルーの本棚 安川先生には読ませたくない本

    洋泉社の、「脱原発の教科書」(原発を止めても大丈夫なこれだけの理由)を、読みました。

    原発を廃絶すると、電力供給が不安定になる。

    電気代が、かなり高くなる。

    企業が国外に流出して、産業の空洞化が進む。

    などなど、原発を守ろうとする論調が、マスコミを通じて流されています。

    本書では、各分野の専門家が、脱原発への疑問に対して、ひとつひとつ丁寧に解説されています。

    いたやどクリニックでは、11月27日(日)に、秋の文化祭を開きます。

    その中で、「原発は必要か?。木村先生vs安川先生」の公開討論会が企画されています。

    脱原発派は、クリニック副院長の安川先生。

    そして、原発推進派は、きむらが、意見を闘わせます。

    お互い、相手に負けないようにと学習中。

    205ページになるこの本は、安川先生には読ませたくありません。

    どんな討論会になるのかは、当日のおたのしみです。

    2011年10月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.25

    聴診器のむこうに ミルク味

    6才の女の子に、弟がやってきました。

    「わたし、なめてみてん」と、おねえさんの声がします。

    「どんな、味がしたの?」と、尋ねます。

    「ミルクの味がした」と、女の子。

    そう、赤ちゃんは、ミルクの味がします。

    イチゴを食べてからなめると、いちごミルクの味。

    紅茶を飲んでからなめると、ミルクティー。

    いろいろと組み合わせて、楽しんでくださいね。

    2011年10月25日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.25

    かんがるうっ子 街はハロウィン

    子どもと出かけるお休みの日。

    街はすっかり「ハロウィン」

    ショートヘアにカットした、子どもの顔も「かぼちゃ顔」。

    写真を撮れば、みんなお仲間で、どこにいるのか分かりません。

    2011年10月25日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.25

    カンガルーの本棚 思いのたけを文章に

    近藤勝重さんの「書くことが思いつかない人のための文章教室」(幻冬舎新書)を、読みました。

    毎日新聞編集委員、「サンデー毎日」編集長を歴任されている近藤さんが、文章を書く指南をされます。

    「思う」ことより、「思い出す」ことを言葉にする。

    記憶を全体から、部分、さらには細部へとたどっていくという、手法を紹介されます。

    神戸医療生協の機関紙「三つの輪」にページをいただいている「カンガルーのポケット」も、この11月号で45回目の連載となります。

    2か月に一度のエッセイですが、毎号何を話題にしようかと、悩むものです。

    近藤さんの文章に励まされながら、次の号に挑戦です。

    2011年10月24日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.25

    7+8= 今朝はカレー味

    こうえんじゅうに、いいにおい。

    ふくろイッパイの、ポテチです。

    カレーあじが、ボクの「しょくよく」を、そそります。

    「しょくよくのあき」なんですから、

    おとうさん、そんなにつよく、リードをひっぱらないでくださいね。

    2011年10月25日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.24

    クリニックだより 入学前アレルギー説明会

    2011年10月23日(日)10時から、2012年度入学前アレルギー説明会を開きました。

    保護者の方15名、子どもさん10名、スタッフ7名が集まり、学校に食物アナフィラキシーをどのように伝えていくのかを、話し合いました。

    はじめにわたしの方から、スライドを使っての説明。 次に、クローバーの会のおかあさんからの体験談。 最後は、参加された方からの質問にお答えしました。

    クラスのお友達との関係。 牛乳がこぼれて、体にかかった時。 お弁当を持っていく時の注意点。 などなど、活発な話し合いが続きました。

    クローバーの会のおかあさん。田村先生、ありがとうございました。

    今年の説明会は、今回で終了ですが、「おかあさんの会」(毎月Ⅰ・Ⅲ木曜日930~)でも、相談をお受けしますのでご参加ください。

    なお、12月の「おかあさんの会」は、お休みとさせていただきます。

    2011年10月24日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.10.23

    7+8= お顔がなにか

    くさむらからでると、おねえちゃんの「しせん」が、つきささります。

    「ハッちゃん、おかおに、なにか、ついてるよ」

    なにかついていたら、じらさないで、すぐにとってくださいね。

    おかおは、おとこの「いのち」ですから。

    2011年10月23日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.22

    聴診器のむこうに ふつうの幼稚園

    3才の男の子に尋ねます。

    「ねえねえ、どこの幼稚園にいくの?」

    男の子は、答えます。

    「ふつうの幼稚園」

    ふつうじゃない幼稚園って、どんな幼稚園なんだろうと思いながらも、尋ねます。

    「だったら、幼稚園には、何しにいくの?」

    男の子は答えます。

    「しらん」

    話が盛り上がらないので、質問形式を変えてみます。

    「そうか、お仕事にいくんだ」

    男の子は、どうでもいいように、「うん」

    会話が弾まないのは、質問者の力量不足なのでしょうね。

    2011年10月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.21

    クリニックだより 大学探検隊

    常盤大学(神戸市長田区)の学園祭にあわせて、大学探検隊をします。

    日時 :2011年11月19日(土)

    集合場所:12:30 いたやどクリニック外来

    (学生さんと一緒に、大学まで移動します)

    対象:小学生ぐらい

    持ち物:着替え・おてふき・飲み物・常備薬・など

    内容:実験や看護師さんの体験のなど、いろんなイベントがあります

    申し込み:いたやどクリニック小児科(078-621-9952)

    締め切り:11月8日(火)

    注意点:雨天決行です。現地解散です。

    2011年10月21日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.21

    7+8= 食べたばかりの

    「ナナちゃん、テレビで映ってる竹輪、昨日食べた竹輪とちがう?」

    テレビを見ていたおとうさんが、わたしを呼びます。

    連休に松山に出かけたおとうさんのおみやげは、小松島名産の竹輪。

    それが、朝のテレビで放送されています、

    ゴミ箱をゴソゴソ探して、竹輪の竹を見つけ出し、わたしと一緒に写真を撮ります。

    おとうさん、いくらテレビでやっていたからといって、過去を振り返るのは止めましょうね。

    2011年10月21日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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