カンガルーの小部屋

2011年 10月

  • 2011.10.20

    7+8= 3等分

    おねえちゃんが作った、生八つ橋。

    普通のと、イチゴ味のと、チョコレート味。

    3つに切って、分けあいます。

    おとうさんの分と、おかあさんの分と、そして、わたしの分。

    あれれ、おねえちゃんが、食べています。

    ということは、わたしの分は・・

    でも安心、おとうさんと、おかあさんが、少し分けてくれました。

    おねえちゃんが作った生八つ橋は、優しい味がしました。

    2011年10月20日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.20

    かんがるうっ子 かにギョウザ

    子どもは、修学旅行で、生八つ橋を作る体験。

    出来上がりを見た、係のおねえさんに、「これ、ギョウザ?」と、聞かれます。

    子どもの答えは「・・・」

    帰宅後、生八つ橋を見せて、尋ねます。

    「おかあさん、これ、なにに見える?」

    即答で、「ギョウザ」

    わたしが帰るのを待ちかねたように、尋ねます。

    「おとうさん、これ、なにに見える?」

    わたしの答えは、「カニかなっ」

    本当は、扇の形を作りたかったようなのですが・・

    「ギョウザって、言われるより、カニって、言われる方がよかったわ」

    やったー。これで、子どもポイント1点獲得です。

    2011年10月20日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.20

    7+8= しかスタンプ

    おねえちゃんが、りょこうから、かえってきました。

    いろいろ、たのしいおはなしを、してくれます。

    ならのこうえんで、しかさんに、おはなのスタンプをされたそうです。

    「ハッちゃんと、どっちが、かわいかった?」と、おかあさんがたずねます。

    「ハッちゃんのほう」

    ボクは、うれしくなりました。

    おねえちゃん。

    うれしいことばのおみやげ、ありがとう。

    2011年10月20日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.19

    かんがるうっ子 いってらっしゃい

    今日から子どもは、修学旅行。

    見送りに、学校まで出かけます。

    出発式が終わり、さあ、出発だ~。

    「いってらっしゃ~い」

    体育館の2階から、元気な声が聞こえます。

    東大寺の大仏さまに、きちんと、ごあいさつをするのですよ。

    奈良公園の鹿さんに、ガブリとされないように、気をつけるのですよ。

    たくさんの心配事をよそに、バスは出発します。

    2011年10月19日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.18

    聴診器のむこうに 南極大陸

    8才の男の子は、俳優修業中。

    「芦田愛菜ちゃんと、共演したら、教えてね」と、尋ねます。

    「キムタクの、『南極大陸』で、共演したんですよ」と、おかあさん。

    募金をするシーンで、5円をもって、真っ先に募金をした男の子役とか。

    それをお聞きして、わたしのミーハー心がくすぐられます。

    さっそく並んで、記念写真。

    さすが、カメラ目線も、ばっちりです。

    2011年10月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.18

    聴診器のむこうに あひる色

    5才の男の子は、アヒル組。

    「運動会では、何をしたの。綱引き?玉入れ?」と、尋ねます。

    答えは、「玉入れ」と、そっけなさ。

    赤組、白組を期待して、「だったら、なに組だったの」と、尋ねます。

    答えは、「アヒル組」

    「そうじゃなくって、玉入れの時の玉は、なに色だったの」と、確認しますと、

    「???」

    「アヒル組さんなら、玉の色も、あひる色でもいいか」と、妙に納得した出会いでした。

    2011年10月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.17

    カンガルーの本棚 ものおじしない

    宮西達也さんの「にゃーご」(鈴木出版)を読みました。

    授業参観に出かけた日、子どもは休み時間を図書室で過ごします。

    つられて入った図書館で、大きな大きな絵本を見つけました。

    40.8×50cmもある大きな本は、ねことネズミのお話です。

    「何読んでるの」

    後から来た、1年生のふたごちゃんが尋ねます。

    「にゃーご だよ」と、大きなページをめくりながら、声を出して読むことにします。

    ものおじしない、ふたごちゃん。

    わたしは、そんな子どもが大好きです。

    2011年10月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.16

    7+8= わたしのストレス解消法

    編集長さん、おさかなのおみやげ、ありがとうございます。

    おいしく、お口で、いただきました。

    ハッちゃんから、聞いたのですけれど、編集長さん、体調がすぐれないのですってね。

    病院では、おとうさん達の子守り役をされているので、ストレスがたまりますよね。

    わたしも、おうちでの子守り役、大変です。

    わたしが、クンクン言わないと、お散歩にも出かけないし。

    夜遅く帰ってきたときには、シッポをふって、お出迎えしてあげないといけないし。

    ごはんの時には、一緒に食べてあげないと、寂しそうだし。

    わたしなりに気を使うことがあり、大変です。

    わたしは、ストレスがたまってくると、ハッちゃんをにらみつけて、吠えかかることにしています。

    ハッちゃんが、びっくりして、後ずさりするのをみると、とっても愉快ですよ。

    編集長さんも、だれか、吠えかかれる人を、探してくださいね。

    2011年10月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.16

    7+8= ごちそうさま編集長さん

    「ハッちゃん、おいしいよ」

    ごはんの「おちゃわん」から、おさかなのいいにおい。

    「やったあっ、おとうさん、これ、どうしたの」

    「まて」を、しているあいだ、おとうさんのめをみて、たずねます。

    「きのうのかいぎでね、おべんとうがでたんよ。でもね、へんしゅうちょうさんが、ちょうしわるいから、ハッちゃんにあげてねって、くれたんよ」

    そうなんだ、ありがとう、へんしゅうちょうさん。

    ぼくは、おさかな、だいすきです。

    ちょうしがわるいって、どうされたのですか。

    ボクや、ナナちゃんは、おひるまは、ゴロゴロしているけど、へんしゅうちょうさんは、ゴロゴロしないのですか。

    おさんぽのとき、ボクは、ボールさがししてあそぶけど、へんしゅうちょうさんは、ボールさがしは、しないのですか。

    ゴロゴロするのと、ボールさがしが、いちばんけんこうには、いいんですからね。

    はやく、げんきになってくださいね。

    へんしゅうちょうさん。

    でも、ときどきは、おべんとう、のこしてくださいね。

    2011年10月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.10.16

    7+8= 泥ボール

    こうえんの、ベンチのうえに、ボールがふたつ。

    「やったあ」と、おくちでくわえます。

    いつもとちがい、かたくて、おもくて、おいしくありません。

    おとすと、ボトンと、へんなおと。

    おててで、さわると、こなごなに。

    「ハッちゃん、どろでつくった、おだんごだよ」

    わかっていたら、はやくおしえてくださいね。

    おとうざん。

    ボクの、「じゅん」なこころも、こわれそうになりますからね。

    2011年10月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.16

    カンガルーの本棚 子規さんと遊ぶ1週間

    夏井いつきさんの「子規365日」(朝日新書)を読みました。

    松山への講演旅行で立ち寄った子規記念博物館で、買い求めた一冊です。

    365日、その日その日にちなんだ一句を、夏井さんが自由に解説されています。

    目に映った一瞬の情景を、言葉のカメラで写し撮り、575の17文字に編集するすごさ。

    子規さんと遊ぶ、1週間です。

    2011年10月16日

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  • 2011.10.16

    聴診器のむこうに ロップイヤー

    4才の女の子の上着には、大きなお耳がついています。

    「それ、なあに、すごいね」って、お聞きします。

    おかあさんは、お耳の先をつまんで、ながあく伸ばします。

    「ロップイヤー」

    ウィキペディアを調べますと、「ロップイヤーは、ペット用に開発されたウサギで、とても穏やかな性格の持ち主で、非攻撃的である」と、説明されています。

    帰ったら、ナナとハッちゃんのお耳を、ながあく伸ばしてみようかなっ。

    2011年10月16日

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  • 2011.10.15

    聴診器のむこうに ひとり歩き記念

    男の子の背中には、体よりもおおきなトトロが、住み着いています。

    「すごいねえ」と、看護師さんも、興味津津です。

    「子どもが独り歩きをした時の記念に、おとうさんが買ってくれたんです。」と、おかあさん。

    でも、最近まで、使いこなせなかったとか。

    それは、無理ありません。

    映画の中では、メイちゃんも、トトロにぶら下がっていましたからね。

    2011年10月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.14

    7+8= 嫌な予感

    ご近所犬の「アンちゃん」は、高いところに登る芸の持ち主です。

    おとうさんは感心して、わたしに教えてくれますが、なんだか嫌な予感がします。

    「ナナちゃん、ちょっと、ここに乗ってみようか」

    お散歩の途中、おとうさんはわたしを抱き上げて、オブジェの上に乗せて喜びます。

    わたしは、おとうさんのモデルじゃありません。

    さっさと降りて、お散歩を続けましょうね。

    2011年10月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.13

    7+8= 高いところ

    ご近所の「アンちゃん」は、やさしい柴ワンコ。

    わたしや、ハッちゃんが近寄っても、シッポをふって歓迎してくれます。

    今朝は、緑道のオブジェの上から、おはようございます。

    「訓練されたのですか」と、おとうさんがお聞きしますと、

    「登ると、ジャーキーがもらえって、分かってるんです」と、飼い主さん。

    「ハッちゃんは、ボールを400個以上も集めているんです」とは、言えないおとうさんでした。

    2011年10月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.10.13

    7+8= 新しいリード

    おとうさんが、リードをもらって帰ってきました。

    わたしの体の色にぴったりの、飴いろの本皮仕立てのリードです。

    贈り主は、編集長さん。

    何かのお祝いらしいのですが、わたしには秘密です。

    わたしは、新しいリードが、すぐに好きになりました。

    おとうさん、このリードで、わたしをしっかりリードしてくださいね。

    2011年10月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.12

    7+8= 姑息な方法

    おさんぽみちで、たちどまり、おとうさんが、なにやらゴソゴソとしています。

    はじめは、シッポ。

    つぎに、せなか。

    つづいて、かたで、

    さいごは、あたまに。

    おとうさん、なにをしているのですか。

    ナナちゃんからきいて、しっていますよ。

    「こそくなほうほう」をとらないで、いっきに「あたま」にしましょうね。

    ガブリは、いちどですみますよ。

    2011年10月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.10.12

    7+8= おかがみナナちゃん

    「ナナ、じっとしててね」

    お散歩の途中で、おとうさんの指示が入ります。

    「ナナちゃん、鏡餅みたい」と、おとうさん。

    わたしは、いやいやして、まあるいものを、頭から落とします。

    おとうさん、わたしは、お餅ではありません。

    ついでに言うと、お鏡の上に置くのは、柿じゃなくて、ダイダイでしょ。

    お年賀の写真に、使わないでくださいね。

    2011年10月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.11

    7+8= おとこのせなか

    はれのひは、おにわにでて、あそびます。

    ナナちゃんが、おにわにでているときは、ボクは、おへやで、がまんです。

    おそとにでたら、なにしようかなっ。

    はじめは、ボールを、おいかけて、

    つぎに、デッキから、ジャンプして、

    のどがかわくと、おみずでのどを、うるおして、

    ゴロリと、おひるね、しましょうか。

    「こうたいじかん」がくるまでは、じっとがまんの、せなかです。

    2011年10月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.10

    カンガ旅行記 さよならは坊ちゃん列車

    一泊二日の講演旅行も、あと数時間で、さよならです。

    停車中の「坊ちゃん列車」を見つけて、大量写真撮影会。

    まえ、うしろ、ななめ、よこ、うえ、した。

    いろいろな角度から、撮影します。

    帰ったら、ナナちゃん、ハッちゃん、あなたがモデルの番ですからね。

    たのしみに、待っててくださいね。

    2011年10月10日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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