カンガルーの小部屋

2011年 11月

  • 2011.11.16

    聴診器のむこうに くまさんが9にん

    1年生の男の子の胸には、「くまさん」が9にん。

    Racer
    / Indian / Marine / Cowboy など、名前がついています。

    いつも思うのですが、かわいいTシャツは、子どもサイズか、女性もの。

    男性のものは、見つかりません。

    平均的な日本男性は、かわゆい系には興味がないのかと、不思議です。

    ハッちゃん、あなたは、どう思いますか。

    2011年11月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.16

    散歩のたのしみ 月は西に陽は東に

    暖かな秋も終わりに近づき、日の出の時間も遅くなります。

    ナナちゃんとお散歩に出かけると、集合住宅の屋根越しに、朝日が昇ります。

    来た道を振り返ると、仕事を終えて眠たそうなお月さまが、帰宅の途につこうとしています。

    足元のナナちゃんも、空を見上げます。

    寒くなってきましたので、お気をつけください。

    2011年11月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.15

    聴診器のむこうに ネコがいます

    外来診察で、ペットが話題に。

    女の子のおうちには、ネコがいると言います。

    「先生のとこにも、ネコがいるからね」と、朝に撮った写真を見せてあげます。

    「先生、これ、ネコとちがうよ」と、女の子。

    いいえ、この子は白ネコです。

    少しお鼻が長いけど、何でも食べる白ネコです。

    鳴き声をお聞かせできないのが、残念ですけれど。

    2011年11月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.14

    かんがるうっ子 イルミネーション

    車の窓から、イルミネーションが見えます。

    「サンタさんが、迷わないように、今年はイルミネーション飾ろうよ」

    子どもからの強いリクエストを受けて、数年ぶりにイルミネーションを取りつけます。

    白と、ブルーのシンプルなもの。

    それでも子どもは、大喜び。

    日が暮れてから、さっそく記念撮影です。

    もう少しインパクトがある飾りじゃないと、サンタさんには分からないと思うのですが・

    2011年11月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.13

    カンガルーの本棚 プロフェッショナルとは

    NHK出版新書の「人生と仕事を変えた57の言葉」を読みました。

    NHKで放送された、「プロフェッショナル仕事の流儀」の中で出会った57の言葉。

    壁にぶつかった時、有頂天になった時、人は自分を見失います。

    その時出会った一つの言葉が、人を大きく変える事があります。

    何の気なしに発せられた言葉が、人の心の中で熟成され、人を勇気づける事があります。

    57の言葉との出会い、そして、重く受け止められた記録集。

    この秋、お勧めの一冊です。

    2011年11月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.13

    かんがるうっ子 秋の音楽会

    子どもの音楽会に出かけました。

    9時半からが開場というので、8時20分に出かけたものの、会場前は長い列。

    少し後ろの席から、首を伸ばしての鑑賞となりました。

    かんがるうの子どもは、今年が最後の音楽会。

    もう少し、ウルウルと来るのかなって思っていましたが、「終わった、終わった」と、うれしそう。

    「早く、ご飯食べにいこうよ」と、芸術の秋より食欲の秋でした。

    2011年11月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.12

    7+8= ぼくの秘密

    「ハッちゃん、みぞに、おちたんだってね」

    おとうさんが、「がっかい」から、かえってくるなり、ボクに、たずねます。

    ボクは、きこえないふりをします。

    「おかあさんから、きいたんだけどなあ」

    おとうさんは、なおも、ついきゅうします。

    しかたないから、せつめいします。

    あめのひだったので、みぞは、おみずでいっぱいでした。

    おまけに、みずのうえには、はっぱが、たくさんのっていました。

    ボクは、はっぱにあしをのせて、とびわたろうとしましたが、ザッブーン。

    あたままで、みずのなかです。

    ボクには、なにがおこったのか、わかりません。

    おかあさんに、ひきあげてもらって、もういちどはっぱのうえに、あしをのせてみます。

    また、ザッブーン。

    「2どおち」です。

    おかあさんは、おおわらい。

    そのことを、おとうさんに、おはなししたのですね。

    ボクのひみつは、ナナちゃんには、いわないでくださいね。

    2011年11月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.11.11

    カンガルギー情報 今年のしめは

    2011年11月10日から開かれた、日本アレルギー学会に出席しました。

    今回は、東京は品川での開催です。

    早朝8時からの受け付けを済ませ、モーニングレクチャーを受けに。

    「IgE抗体産生機構」、これは難しくて、ついていけません。

    同僚の小島先生の発表を聞いて、低アレルゲン小麦開発の研究プランの話し合い。

    「アレルギーの経皮感作」

    「喘息のコントロールのための課題」

    「呼吸器感染症と気管支喘息」

    「HRTと食物アレルギー」

    などなど、12ある会場を走り回って情報を集めます。

    講演を終えられた先生のもとに駆け寄り、関西で開かれるアレルギー研究会での講師役を依頼。

    おかえしに、また講演依頼を引き受けたりして、19時の終了時刻には、フラフラのカンガルーでした。

    2011年11月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.10

    カンガルーの本棚 カイロ本

    森浩美さんの「ほのかなひかり」(角川文庫)を、読みました。

    どこにでもありそうな小さな出来事を、優しい目でみつめ、心温かくする作品に仕上げられています。

    8つの短編は、どれもがもう一度読みたくなるものばかり。

    中でも、

    「褒め屋」「思い出バトン」「聖夜のメール」は、特にお勧めです。

    解説文に書かれている、キャッチコピー。

    「これからの寒い季節、カイロの代わりに森浩美さんの文庫本をポケットに忍ばせてみませんか?心の底からあたたかくなります。」に完全同意です。

    2011年11月10日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.09

    カンガルーの本棚 トトロの本棚

    宮崎駿監督の「本へのとびら・岩波少年文庫を語る」(岩波新書)を読みました。

    少年文庫の中から、悩みに悩まれ50冊を厳選。

    ひとつひとつの作品に、短い読書評がよせられています。

    後半は、宮崎監督のインタビュー記事。

    3月11日のあと、世界は「風が吹きはじめた時代」に入ったと、言われます。

    そのうえで、「生きていてよかったんだ、生きていいんだと、子どもたちにエールを送るのが、児童文学なんだ」と、書かかれています。

    大震災、そして世界経済不安。

    この不確かな時代にあって、子どもたち「やり直しがきく」と、熱いメッセージを送られる宮崎監督。

    おとなのわたしも、励まされる一冊です。

    2011年11月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.08

    7+8= わたしのシッポ

    通勤や通学で、行きかう人が多いバス道で、おとうさんが立ち止まります。

    草むらに入り、座ってなにやらゴソゴソ。

    今度は、何を考えているんでしょう。

    「ナナちゃん、ちょっとでいいから、じっとしててね」

    いつもの、いたずらが、始まります。

    後ろを見ると、シッポがふたつ。

    まきシッポは、しばのシンボルです。

    シッポへの冗談は、プライドが傷つきます。

    今朝は特別に許してあげるけど、今回限りにしてくださいね。

    2011年11月8日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.07

    聴診器のむこうに ケンハ

    小学校は、秋の音楽会のシーズンです。

    一年生の男の子に、音楽会の楽器パートを尋ねます。

    答えは、短く「ケンハ」

    「『ケンハ』って、なに?」と尋ねますと、

    答えは、「けんばんハーモニカ」

    なるほど、何事も略すのが、いまの流儀です。

    「スマホ」「ミスド」「マクド」は、おなじみのことば。

    では、おしゃれに「いたくり」なんて、どうでしょう。

    「いたくり」の「にか」の「きむあき」せんせいが、お待ちしていますからね。

    2011年11月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.11.06

    カンガルーの本棚 日本一の社説ツー

    水谷もりひとさんの「日本一心を揺るがす新聞の社説2」(ごま書房新社)を、読みました。

    パート1を読み終え、その足で学会開催地の福岡の書店で買い求めた一冊です。

    これまでに「みやざき中央新聞」に掲載された社説の中から、厳選されたもの。

    43編の中で、わたしは次の2編に感動しました。

    「勇気を出して『ありがとう』『ごめんね』」

    「お墓の前で『いのちのまつり』」

    どの作品に思いを入れるのかは、読者のその時のあり様に左右されます。

    「ありがとう」「ごめんね」は、今のわたしの心を映す言葉なのでしょうか。

    2011年11月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.06

    かんがるうっ子 すずめの巣

    お散歩に出かけると、すずめが一斉に飛び立ちます。

    「おとうさん。すずめの巣って、どんなん?」と、子どもが尋ねます。

    「すずめのすは、こんなんだよ」と、1年生の子どもに教えるように、ていねいに「す」って書きます。

    からすの「す」も、うぐいすの「す」も、みんな同じ「す」ですよ。

    今日のお勉強は、ここまでにしておきましょうね。

    2011年11月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.05

    聴診器のむこうに たまごのたまご

    外来実習に来られたのは、薬学部5回生の男の子。

    もうすぐ、かえるばかりの、薬剤師のたまごさん。

    外来診察の様子を、熱心に聞いています。

    食物アレルギーの負荷試験や、食事指導など、かなり専門的な事にも興味を持たれます。

    「よく、わからない説明でしょ」ってお聞きしますと、ご自身が「たまごアレルギー」とのこと。

    小学校の時には、給食は食べられずに、お弁当を持っていったとか。

    今でも、食べると喉がヘンになり、からだがかゆくなると言われます。

    がんばれ、たまごのたまごさん。

    優しい薬剤師さんになってくださいね。

    2011年11月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.04

    シネマ・カンガルー 落ち武者くん

    三谷幸喜監督の「ステキな金縛り」を観ました。

    映画と言えば、「ワンコもの」のフォロー。

    でも、今回は喜劇です。

    西田敏行さんの落ち武者役は、名演技。

    おなかを抱えて大笑い。

    涙もこぼれます。

    ドリンクをとり落とさないように、注意も必要。

    ところどころで、ホロリとさせられて、

    映画館へ、足を運ぶ値打ちありの作品でした。

    2011年11月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.03

    7+8= スナック犬ハッチ

    きょうは、ぶんかのひ。

    ボクは、ゆくわからないけど、「ぶんか」が、すきです。

    こうえんに、ふくろがおちていました。

    きみどりいろの、きれいなふくろです。

    おまけに、いいにおい。

    やったあ。ぶんかを、みつけたぞ!

    ボクは、ひとめで、このふくろが、すきになりました。

    おくちとあしとで、もちやすいように、ひろげます。

    おかあさんが、おやつをもって、ボクにちかよります。

    おやつに、きをとられているうちに、きれいなふくろを、とりあげる「こんたん」ですね。

    ボクは、おにいさんになったんから、そんな「こどもだまし」にはのりませんよ~だ。

    おうちまで、もってかえるんですからね~。

    2011年11月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.02

    散歩のたのしみ 恥ずかしさで

    午後からの診察に遅れないようにと、急ぐ道。

    道路沿いのフラワーポットに、目がとまります。

    カメラを取り出して、ローアングルで一枚。

    「お花を撮ってはるんですか」と、後ろから声をかけられます。

    振り向くと、歩行車を押しながらのおばあさん。

    あたふたしながら、「はあ」とまな返事。

    「いい、ご趣味ですね」と褒めていただいても、恥ずかしさは増すばかり。

    もっとゆっくりと、お話すればよかったですね。

    2011年11月2日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.01

    7+8= どうぞと言われても

    10がつのおしまいのひ、ナナちゃんが、ボールをみつけました。

    「ハッちゃん、おはなのとなりに、おちていたからね」と、おしえてくれます。

    こんげつは、まだひとつしか、みつけていないので、ボクは、おちこんでいました。

    ナナちゃんがおしえてくれたばしょで、「433こめ」をゲット。

    でも、うれしくありません。

    テレビの「きょうのワンコ」で、ボールをあつめるわんちゃんが、でていたらしいですが、

    そんなこと、きにしません。

    11がつこそは、じぶんのちからで、みつけるので、まっててくださいね。

    2011年11月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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