カンガルーの小部屋

2011年 12月

  • 2011.12.21

    7+8= ありがとうとうやまさん

    きょうのおみやげは、「ぶりのてりやき」です。

    ボクが、「うえきばち」をひっくりかえしたことを、おとうさんが、「とうやまさん」に「つげぐち」しました。

    「とうやまさん」は、「そんなところに、うえきばちを、おいとくほうが、わるいねん」と、ボクをかばってくれました。

    そして、おべんとうのおかずを、ボクのためにプレゼントしてくれました。

    ボクは、「とうやまさん」に、あったことはありません。

    でも、きっと、すてきなかただとおもいます。

    これからも、おいしいプレゼント、おねがいしますね。

    2011年12月21日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.20

    かんがるうっ子 おとうさんのハサミ

    「おとうさん、ハサミ」

    車に乗ると、子どもの声がします。

    手元を見ると、リサとガスの新しいバッグ。

    手に持つところには、まだタグが付いています。

    子どもは、タグをハサミで取って欲しい様子です。

    そんなお願いごとなら、朝飯まえ。

    大抵のものなら咬み切れる、犬歯の登場です。

    「おとうさんと、ハサミは、つかいよう」

    新しいことわざの誕生です。

    2011年12月20日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.19

    7+8= ふたりのハッチ

    おかあさんが、「レインコート」を、買ってくれました。

    雨でもないのに、さっそく試着。

    服を着て、帽子をかぶって出発です。

    今度のレインコートは、ハチさんのかぶりもの。

    ナナなのに、ハッチです。

    2011年12月19日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.18

    聴診器のむこうに ねむい目で

    おかあさんのリュックから、ねむい目がのぞきます。

    もしかして、あなたは「ツタージャ」さん。

    「ブログねたに使うので、写真撮ってもいいですか」とお願いします。

    おかあさんから、「どうぞ、どうぞ」と、快いお返事。

    2才の男の子は、なにがおきたのかと不思議です。

    2011年12月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.12.18

    7+8= ご機嫌なおしてくださいね

    「うえきばちじけん」のあと、おとうさんとのかんけいが、しっくりといきません。

    おとうさんは、あんがい「ねにもつ」ほうだと、おもいます。

    おとうさんのごきげんをなおすには、ボールがいちばんです。

    「どりょくのかい」があって、「442こめ」です。

    オレンジいろは、おとうさんにあげますからね。

    えがお、えがおが、たいせつですよ。

    おとうさん。

    2011年12月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.12.17

    7+8= 仏の顔も三度まで

    このごろ、おとうさんは、ごきげんななめです。

    ボクが、よなかに、いっしょうけんめい、なきつづけても、おうちにきてくれません。

    おさんぽにいっても、すこし、つめたいかんじがします。

    「ハッちゃん、『ほとけのかおも、さんど』だからね」って、いうけれど、ボクには、なんのことだか、わかりません。

    ボールあつめは、「400こ」をこえてるし、

    ガブガブしたのは、むかしだし、

    なにに、おこってるのか、わかりません。

    もしかして、あれですか。

    おとうさんが、たいせつにしている、「きゅうこん」のうえきばち。

    ボクのなまえは、ハッチだから、「はち」がきになります。

    クンクンしてると、ひっくりかえしてしまいました。

    そういえば、きのうで、3かいめ。

    ほとけって、「うえきばち」のなまえなんですね。

    2011年12月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.17

    散歩のたのしみ 三角形

    空を見上げると、三角形。

    首をあちこち動かしながら、三角形。

    ハッちゃんが鳴いても、それでもズーッと、三角形。

    3人で、どんなお話をしているのでしょう。

    クリスマスのプレゼントの相談かな。

    芸能レポーターなら、直撃インタビューを、するのでしょうね。

    2011年12月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.17

    7+8= おいしいえんかい

    おとうさんが、「おみやげ」をもってかえってきました。

    おさかなに、とりにくに、がんもどき。

    おうどんも、ついています。

    ボクが、すいりするに、これは「おなべりょうり」の、のこりでしょ。

    「ハッちゃん、アレルギーけんきゅうかいの、ぼうねんかいだったんよ」

    とけいをみると、よるの12じまえです。

    いまからのおさんぽは、つらいです。

    でも、おみやげつきだから、ゆるしてあげることにしますからね。

    おとうさん。

    2011年12月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.16

    かんがるうっ子 ジャンボすだち

    おとうさんが、持って帰った果物。

    子どもは、「これって、すだち?」と、驚きます。

    確かに、色合いといい、つやと言い、「すだち」に見えないことはありません。

    でも、あなたの顔ぐらいの大きさでしょ。

    こんなに大きな「すだち」は、見たことがありません。

    ネコを見て、トラって言うぐらいの、間違いです。

    「スウィーティー」っていう名前なので、覚えておきましょうね。

    2011年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.16

    7+8= 労働のよろこび

    「441こめ」のボールを、みつけたあとは、おのどがかわきます。

    おとうさんにおねがいして、こうえんの「みずのびば」のせんを、ゆるめてもらいます。

    「プハ~」

    つめた~い「おみず」は、おのどにこたえます。

    「ろうどうのよろこび」って、このことなんですね。

    2011年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.15

    7+8= 世紀の大発見

    「おほしさま」のおはなしばかりするので、おとうさんに、すこし、いじわるします。

    おふとんに、はいったじかんをかんがえて、おとうさんを、よんであげます。

    「ウン、ウー。ワオーン。クンクン」

    いろいろなこえで、よびます。

    おとうさんは、めをこすりながら、おうちからでてきます。

    パジャマのうえに、「コートすがた」だけど、おさんぽなら、ゆるしてあげます。

    こうえんにいくみちで、ふたつめの「ながれぼしさん」に、であいました。

    あさ、こうえんにいくと、ボールがおちてます。

    これって、もしかして、「ながれぼしさん」のしんかけい。

    ヒッグス粒子よりもすごい、だいはっけんです。

    2011年12月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.15

    7+8= イエローカーペット

    寒くなると、お散歩道が、きれいになります。

    赤い葉っぱや、黄色い葉っぱ。

    お散歩道が、ファッションショーをしているようです。

    今朝は、イチョウの黄色い葉っぱ。

    わたしのしろさに、映えるでしょ。

    2011年12月15日

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  • 2011.12.15

    散歩のたのしみ 願い事

    12月14日は、ふたご座流星群の極大夜。

    ハッちゃんを連れながら、北東の空を見上げると、流れ星。

    願い事を唱える間もなく、消え去ります。

    皆既月食、ベテルギウス、ふたご座流星群。

    天体づいて、あなたのように、溝に落ちないように注意しますから、安心してくださいね。

    ハッちゃん。

    2011年12月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.14

    7+8= おかしな信号

    「ハッちゃん、あのき、しんごうみたいだね」

    こうえんのきが、あかいろと、みどりと、きいろにかわっています。

    でも、なんだか、へんですよ。

    おとうさん。

    しんごうのいろの「じゅんばん」は、あか、きいろ、みどりです。

    おとうさんは、なんでも「きょうみ」をもちますが、こまかいところのつめが、あまいとおもいます。

    しんごうのいろの「じゅんばん」くらい、しっかりとおぼえておいてくださいね。

    2011年12月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.13

    かんがるうっ子 はじめての点滴

    100才の父には、点滴がうまく入りません。

    「されてみますか」との看護師さんの申し出に、父への点滴初挑戦。

    どうにか一度のトライでうまくいき、「ドヤ顔」のわたし。

    目を開けた父は、わたしの顔よりも、子どもが書いた「バースデイカード」を見て、

    何度もうなづきます。

    わが子よりも、孫の魔力が上回った瞬間です。

    2011年12月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.13

    聴診器のむこうに ガンバライダー

    5才の男の子の手には、ガンバライダー

    ファイルブックの中にはぎっしりと、カードが詰まっています。

    「ガンバライト」のカードです。

    「ガンバライト」のゲームをする人のことを、「ガンバライダー」と呼ぶそうです。

    男の子は、お風呂の中で、戦いのナレーションをします。

    「○○選手、登場です」

    残念ながらわたしは、「ガンバライト」では、ありません。

    「ガンバラナイゾー」ですので、よろしくね。

    2011年12月13日

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  • 2011.12.13

    聴診器のむこうに かわいい3枚

    「先生、どれでも3枚選んで、あげるよ」

    9才の男の子が、自家製のカードをひろげます。

    50枚を超える手作りカードは、どれも個性的。

    わたしは、「サンンドドラゴン」と「モコギリー」と「キノ太くん」を、選びます。

    つよそう系よりも、かわいい系。

    診察を忘れて、遊んでしまいそうになります。

    2011年12月13日

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  • 2011.12.13

    カンガルーの本棚 ベテルギウスのゆらめき

    野本陽代さんの、「ベテルギウスの超新星爆発」(幻冬舎新書)を、読みました。

    冬空にきらめくオリオン座。

    その右肩に赤く輝く星が、ベテルギウスです。

    ベテルギウスが、いま、揺らいでいます。

    明るさも、大きさもゆらめき、星の一生の最期、超新星爆発の前触れではないかと考えられています。

    わたし達の身体を構成する元素は、酸素が65%、炭素18%、水素10%、窒素3%、カルシウム1.5%、リン1%と言われています。

    大部分の星の主成分は、水素とヘリウム。

    他の元素は、星が超新星爆発する時に、核融合して作られると書かれています。

    ベテルギウスの最期は、新しい生命の誕生につながると言う事なのでしょう。

    皆既月食と、オリオン座のベテルギウス。

    空を見上げながら歩くことが多くなりました。

    「おとうさん、わたしを見てね」と、ナナやハッちゃんにしかられそうです。

    2011年12月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.12

    かんがるう目線 100歳讃歌

    午後の診察を終え、大阪の父を見舞いに行きました。

    今日は父の100回目の誕生日。

    おめでとう。

    わたしの声が届いているのかどうか、返事は握り返す手のぬくもりだけ。

    1から100まで数を数えながら、100歳をふり返ります。

    1才、はじめての誕生日。

    農家の六男坊では、お祝いはあったのかなっ。

    10才のお誕生日は、野良仕事。

    16才のお誕生日は、陸軍士官学校で鍛錬の日々。

    20才のお誕生日は、大陸を駆け回り、

    34才のお誕生日は、新生日本、父には失意のはじまり。

    40才のお誕生日は、わたしの父役の第一歩。

    100までを数えながら、わたしが知る父、わたしが知らない父の姿を思い浮かべます。

    100才のお誕生日、おめでとう。

    2011年12月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.12

    こカンガの会 サンタさんがやってきた

    12月11日、クリニックにサンタさんがやってきました。

    18名の子ども達と、おかあさん、おとうさん方。

    常盤大学の学生さん、それにクリニックの職員と、3階のデイケア室は超満員です。

    カードを作り、クリスマスソングを歌い、おやつの時間。

    今年は、寒天ゼリーにポップコーン、焼き芋がメニューです。

    プレゼント交換の後は、サンタさんの登場。

    みんなの笑顔とともに、今年のクリスマス会が終了しました。

    準備していただいた常盤大学の学生さん、職員のみなさん

    感謝です。

    おやつを作っていただいた、山本さん、黒田さん、加嶋さん、宮崎君、田村先生。

    ありがとうございました。

    特に、新田栄養士さんには、大きな感謝です。

    みなさん、ご苦労様でした。

    2011年12月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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