カンガルーの小部屋

2012年 2月

  • 2012.02.14

    7+8= 雨の日のゆううつ

    雨の日は、「ゆううつ」です。

    足がぬれるし、シッポもぬれます。

    おまけに、おかしなレインコート。

    ハッちゃん、はしゃいでいないで、早くおうちに帰りましょう。

    2012年2月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.02.13

    7+8= ぼくのナスカル

    「ナスカル!こっち、むいて」

    お散歩の帰り道、おとうさんが、わたしを呼びます。

    あれっ、わたしは「ナナ」だけど、おとうさん、間違えたのかな。

    しばらく歩くと、また「ナスカル!」

    サンテレビの「世界名作劇場」で、「あらいぐまラスカル」の再放送をしています。

    そこで、今日から名前が「ナスカル」

    また、テレビ番組の影響ですね。

    わかりました。

    おとうさんの、ものがたりの、おつきあいをしてあげますからね。

    でも、みんなの前では「ナスカル」って、呼ばないでくださいね。

    2012年2月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.12

    クリニックだより インフルエンザ警報

    2月12日あさ、休日急病診療所に出務しました。

    2人の小児科医師で、午前中100名を診察します。

    私の受け持ちの患者さんのうち、発熱の患者さんは49名。

    A型インフルエンザの子どもさんが、26名

    B型インフルエンザの子どもが、13名

    一度A型にかかっている子どもさんも、数名はB型にかかりなおし。

    インフルエンザの大流行です。

    発熱してから、受診までの時間がそう経っていないと、検査が陰性になる事があります。

    検査までの時間は、9時間以上は欲しいところです。

    きれいに歯をみがくこと、外出時はマスクの着用を、外出から帰ったらすぐにうがいを。

    お気をつけください。

    2012年2月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.12

    7+8= がまんの限界

    「おやすみのひ」なのに、おとうさんも、おかあさんも、おでかけです。

    ボクは、きょうも、おるすばん。

    「ハッちゃん、いいこに、してたかな」

    かえってくるなり、いわれても、おそとはもう、まっくらです。

    おまけに、おとうさんからは、「おさけ」のにおいもします

    「ハッちゃん、おさんぽ、いこうね、たのしいな」

    もりあがってるところ、もうしわけないですけど、さっさと、つれていってくださいな。

    「おほしさま、きれいだね」なんて、きょうは、どうしたのですか。

    ちょうないを、ひとまわりして、かえろうとするので、つなひきをします。

    「しかた、ないなあ」

    はじめから、こうえんにいけば、すむことですよ。

    「451こめ」をゲットすると、きゅうに「たいど」が、かわります。

    「ハッちゃん、すごいねえ。また、みつけたの」

    ほめるひまがあったら、おいしいおかしをくださいね。

    2012年2月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.12

    かんがるうっ子 なかたまご

    子どもと、大阪の博物館に出かけました。

    まずは、腹ごしらえと、入ったお店で、子どもは「親子どんぶり」を頼みます。

    「おとうさん、このどんぶり、おいしいわ」

    「『なかたまご』って店、はじめて入ったけど、おいしいね」

    子どもの絶賛が、続きます。

    「なかたまご」ってお店、あったかなあ。

    もしかして、それって「なかう」のことでしょ。

    ほめ言葉よりも、まずは漢字のお勉強をしましょうね。

    2012年2月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.11

    カンガルーの輪舞曲 福崎にて

    2月9日、福崎で「食物アナフィラキシー」のお話をさせていただきました。

    福崎は、姫路から播但線に乗り換えて35分。

    5年前の冬に、講演に来たことがあります。

    今回の参加者は、栄養士さんと養護の先生。

    30名を超える方で、会場はいっぱいになりました。

    食物アナフィラキシーの見つけ方、対応の仕方。

    給食の工夫など、150分にわたって説明をさせていただきました。

    今年初めての、本格的な講演会。

    少し、しゃべり過ぎたかなと反省しています。

    でも、おしゃべりは心の健康法。

    幸せな気分で、夜の食物アレルギー研究会にむかいました。

    2012年2月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.02.10

    かんがるうっ子 ハンバーグの運動会

    スキー合宿から帰ってきた子どもは、ハンバーグ作りに挑戦。

    タマネギを炒めて、ミンチとこねます。

    初の作品を、カメラに収めていますと、白いものが画面に飛び込んできます。

    「ナナ、だめ、タマネギが入ってるから」と、あわててガード。

    子どもは、3個半。

    わたしは、4個半。

    おかあさんは、2個。

    今夜は、おなかの中で、ハンバーグの運動会です。

    2012年2月10日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.02.09

    7+8= ハッちゃんの宅配便

    ボールはっけん。

    「450こめ」です。

    でも、ナナちゃんの、においがします。

    「ハッちゃんには、わかってしまったんやなあ」

    「ナナちゃんと、おさんぽにいったときに、みつけたんよ」

    「ナナちゃんには、おおきすぎて、もってかえれへんから、どうしようかと、おもって」

    「ハッちゃんやったら、もってかえれるよね」

    「おねがいやから、おうちまで、はこんでくれへん」

    おしゃべり、おとうさんは、かってなことをいいます。

    ボクは、「たくはいびん」では、ないですよ~だ。

    でも、ここで、ことわれば、おとこがすたります。

    ここはひとつ、ボクが、はこびましょう。

    「450こめ」の「くぎりボール」さん。

    あんしんして、まっててくださいね。

    2012年2月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.08

    聴診器のむこうに 体重は自分で

    大きくなると、体重は、自分で測って申告します。

    6才の男の子の体重は、「191キロ」

    それって、小数点が抜けてるでしょ。

    4才の男の子の体重は、「6度1分」

    それって、体温でしょ。

    体重は、自分で。

    病院で、お勉強しましょうね。

    2012年2月8日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.07

    7+8= ショートカット

    久しぶりの雨です。

    おとうさんは、これ幸いと、お散歩をズルします。

    「ナナ、こっちに、行くからね」

    いつもと違い、表に出ると、近道の方にショートカット。

    ぐるりと回って、すぐに玄関です。

    お散歩に出かけて、まだ1000歩も、歩いてないでしょ。

    そんなことをしていると、人生もショートカットしてしまいますよ。

    もっと、健康意識を持ってくださいね。

    おとうさん。

    2012年2月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.06

    7+8= おねえちゃん離れ

    けさから、おねえちゃんは、「スキーのがっしゅく」です。

    おさんぽしながら、おとうさんが、はなしかけてきます。

    「ハッちゃん。おねえちゃん、おるすやねん」

    「ゆきで、バスが、じゅうたい、してないかなあ」

    「おふろのみずは、こおってないかなあ」

    「なだれは、だいじょうぶかなあ」

    「ころんで、けが、してないかなあ」

    「くまは、でてこないかなあ」

    つぎつぎと、はなしかけてくるので、とにかく、うるさいです。

    ボクにも、「がまんのげんかい」が、あります。

    おとうさんを、だまらせるには、ボールがいちばん。

    きいろいボールを、みつけました。

    「450こめ」です。

    「やったね、ハッちゃん」

    「でも、おねえちゃん、どうしてるかなあ」

    おとうさんの、しんぱいしょうは、なおりません。

    「おやばなれ、こばなれ」を、べんきょうしていきましょうね。

    おとうさん。

    2012年2月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.05

    7+8= もこもこあるき

    ぼうしに、マフラー、マスクに、ベンチコート。

    おまけに、てぶくろは、2つかさね。

    おとうさんの、おさんぽは、もこもこで~す。

    こうえんについても、もこもこあるき。

    いっしょに、あるいても、はずかしいです。

    こおりのにおいに、ボクの、だいすきなにおいが、まざってます。

    リードをひっぱると、おとうさんが、ころびそうになります。

    「ハッちゃん!」って、おとうさんは、びっくりするけど、

    ボクの、ほんのうは、とまらないですからね。

    「449こめ」は、ゴルフのボール。

    こんどは、だれに、あげよっかなっ。

    2012年2月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.04

    7+8= さむい朝

    「きた~かぜ、ふきぬく、さむい、あさも~」

    おとうさんの、声が聞こえます。

    「こころ、ひとつで、あたたかくなる~」

    はずかしいですから、大きな声で、歌わないでくださいね。

    それでなくても、わたしの体には、ヘンなお星様マークがついています。

    「家族そろって、へんですね」って、ご近所さんに、言われたくないですからね。

    おとうさん。

    2012年2月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.03

    聴診器のむこうに 節分あれこれ⑤

    診察室に入ってきた5才の男の子。

    「あっ、ちょっと待って」と、何かを取りに出ていきます。

    手に持ってきたのは、鬼のお面。

    頭にかぶって、ガオー。

    「写真を撮らせてね」とお願いすると、ポーズを決めて「ガオー」

    今夜は、あなたが主役です。

    2012年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.03

    聴診器のむこうに 節分あれこれ④

    「幼稚園では、なにするの」と、わたし。

    「まめまき」って、6才の男の子。

    「おには、そと。ふくは、うち。だね」と、わたし。

    「おにって、どこにいるん?」と、男の子からの、先制の質問。

    「おにはね、世間には、いっぱい、いるからね」

    「年金泥棒おにや、原発おにや・・」と、説明します。

    渡る世間は、おにばかり。

    たのしい説明が、思いつかない、わたしでした。

    2012年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.03

    聴診器のむこうに 節分あれこれ③

    「保育園で、なにするの」と、わたし。

    「おにまき」って、5才の男の子。

    お願いですから、「おに」は、まかないでくださいね。

    おには、十分間に合ってますからね。

    2012年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.03

    聴診器のむこうに 節分あれこれ②

    「節分は、なにするの」と、尋ねます。

    「豆まき。おには、そと、ふくは、うち」って、8才の男の子。

    「ふくって、なに」と、追加の質問。

    「ふくって、神様」と、男の子。

    8才になると、さすがに答えも進化します。

    「神様って、貧乏神のこと?」と、変化球をなげますと、

    さすがに答えは「・・・」

    ふくとは、宝くじが当たる事です。

    それに、おとうさんのお給料が上がる事です。

    しっかり豆を投げて、「ふく」を呼び込みましょうね。

    2012年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.03

    聴診器のむこうに 節分あれこれ①

    「今日は、幼稚園でなにするの」と、わたし。

    「まめまき」って、6才の男の子。

    「おには、そと。ふくは、うち。って言うけど、ふくって何?」と、わたし。

    「・・・」男の子は、正解にたどりつけません。

    「ふくは、おにの反対だよ」と、スペシャルヒントを出します。

    「にわ、か」と、男の子。

    それも言うなら、「にお」でしょ。

    小学校に入ったら、ひらがなのお勉強が始まりますからね。

    しっかりと、お勉強してくださいね。

    2012年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.03

    かんがるうっ子 もっと食べたいな

    お布団に入り、テレビの番組は節分のニュース。

    「あっ、豆まき忘れてた。」

    布団を抜け出し、コートを着て、外に出ます。

    「鬼はそと、福はうち」

    声のボリュームを下げて、無病息災を祈ります。

    ナナちゃんとハッちゃんには、7粒。

    かんがるうっ子は、13粒。

    「もっと食べたいな」

    おとうさんと、おかあさんは、おなかいっぱいです。

    2012年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.02.03

    7+8= 編集長さんからの助言

    おかあさんが、わたしに「赤ワイン」を飲ませたことが、おとうさんの職場で話題になりました。

    編集長さんの助言は「ナナちゃんやったら、白ワインの方が、よかったのに」

    「なるほど、ナナの体は白いから、白ワインの方がいいとは、科学的ですよね。」

    おとうさんは、すっかり試してみる気になっています。

    赤、白の問題じゃなくって、ワインはわたしには、ダメなんです。

    「それなら、ロゼにしようか」とは、どこまでいっても、おバカさん。

    未成年に、お酒はダメだと、習わなかったのですか。

    おとうさん。

    2012年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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