カンガルーの小部屋

2012年 4月

  • 2012.04.30

    7+8= 立ち入り禁止

    おねえちゃんを、駅まで送った帰り道。

    きれいなお花が、咲いてます。

    思わずわたしは、ジャンプして、

    お花畑に入ります。

    「ナナちゃん、そこは、入っちゃだめだから」

    あわてて、おとうさんが、さけびます。

    いつもは冷静なわたしでも、

    きれいなお花に、惹かれます。

    罪作りなお花さん。

    わたしを甘く、誘わないでくださいね。

    2012年4月30日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.30

    7+8= おうちの前で

    「ハッちゃん、すこしだけ、おさんぽ、いこうか」

    おとうさんの、こえがします。

    きょうは、「おやすみび」なので、おねえちゃんたちと、どこかへ、おでかけします。

    おでかけまえの、すこしのじかんを、ボクのおさんぽに、つかってくれるなんて、

    おとうさんは、さいこうです。

    ナナちゃんは、「たんに、たべすぎただけよ」って、いうけれど、ボクは、うれしいです。

    おれいに、しっかり、ボールさがし。

    でも、みつかりません。

    しっぽをさげて、おうちのまえにきたとき、いつものいいにおい。

    「497もめ」です。

    「おうちまえのシロちゃん」って、なづけましょう。

    2012年4月30日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.29

    聴診器のむこうに おばけだぞ~

    2才の男の子のシャツの柄は、おや、なんの模様かな?

    青くって、ギザギザで、おててつき。

    おめめは、ギョロリで、お口からは、白いきば。

    「おばけです」とは、おかあさん。

    なるほど、国籍不明の「おばけ」です。

    ハッちゃん、「う~」って、ほえないでくださいね。

    2012年4月29日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.04.28

    7+8= おいしくないですよ

    おねえちゃんが、買ってくれた、黄色いお人形。

    少し、かじってみましたが、おいしくありません。

    わたしの好物は、お肉に、お魚に、ちくわに、アイスクリームに・・・

    パセリ以外は、みいんな大好きです。

    次のおみやげは、おいしいものにしてくださいね。

    2012年4月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.27

    7+8= わたしから

    雨が小降りの間に、お散歩に出かけます。

    くさむらに、きいろいボール。

    「ねえ、ねえ、ハッちゃんのおみやげに、しましょうよ」

    わたしの提案に、おとうさんが同意します。

    そおっと、玄関に置いておきます。

    お散歩の順番になったハッちゃんは、驚きます。

    「わあ、きいろいボールだ。『496こめ』だ」と、喜びます。

    そんな「子どもっぽい」ハッちゃんを、かわいいと思います。

    これからも、見つけたボールを、プレゼントしますからね。

    ハッちゃん。

    2012年4月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.26

    7+8= さくらいぬ

    雨上がりの、お散歩道は、ピンク色。

    わたしの身体が、しろく浮かびます。

    ハッちゃんは、地味な茶色なので、

    いまいちの配色だと思います。

    それでも、ふたりは、「さくらいぬ」

    年に一度の、装いです、

    2012年4月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.04.25

    7+8= 100円玉のゆくえ

    ボクと、おとうさんが、みつけた、100だま。

    へんしゅうちょうさんの、こたえは、「ねこばば」です

    「おいしいもの、かって、みんなで、たべようか」

    でも、へんしゅうちょうさんは、「しんりょえんぼう」

    おとうさんの「にんげんせい」を、ためしたのだと、おもいます。

    おとうさんは、うしろがみをひかれながら、

    「しんさいしえん」の、ボックスに。

    ボクには、おとうさんの「ほんね」が、おてをするように、わかります。

    でも、がんばりましたね。

    おとうさん。

    おとこの「いじ」を、みせましたね。

    2012年4月25日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.24

    聴診器のむこうに コートネームは 

    高校生の女の子のカバンには、おおきなストラップ。

    「これ、どうしたの?」って、尋ねます。

    女の子の部活は、バスケットボールです。

    「コートネーム」は、「KOKO」

    こころざしの、「ここ」です。

    先輩が名づけて、ストラップを、プレゼント。

    ほんとうに、楽しそうに話します。

    がんばれ、高校生。

    こころざしを高くして、ゴールにシュート!

    2012年4月24日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.24

    7+8= 雨上がりに

    あめが、あがると、みんなで、おさんぽ。

    あれれ、みぞのなかに、ボールさん。

    どこから、ながれてきたのかな。

    おなまえ、なんて、いうのかな。

    「495こめ」のおなまえは、

    「やわらか、あおさん」に、しましょうね。

    2012年4月24日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.23

    聴診器のむこうに ピーターパン

    年長さんの新しいクラスは、ピーターパン。

    緑色の服を着て、おとなしく坐ります。

    もうすぐ、診察は終わるので、

    それまで、お空に飛んでいかないでくださいね。

    2012年4月23日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.04.22

    7+8= 春行き電車

    ぼどうのよこは、せんろみち。

    あたまをさげて、はしります。

    「つぎは、こうさてん、こうさてんです」

    「あんないほうそう」も、おてのもの。

    いきおいこんで、しゅうてんに、

    あいたた、あたまを、ゴッツンこ。

    「はるゆき」でんしゃが、はしります。

    2012年4月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.21

    聴診器のむこうに 長い夢

    5年生の男の子の夢は、ディズニーランドに行くこと。

    自分でお金をためて、ひとり旅です。

    資金の調達元は、おかあさん。

    1回10円で、肩をたたきます。

    入場料とホテル代。

    往復の旅費を入れると、いくらかな。

    毎日、肩をたたいて1万回。

    30年はかかります。

    「わたしが生きているうちに」とは、おかあさん。

    おかあさんを誘っていくと、ふたり分で60年。

    でも、まだまだお元気だと思いますよ、おかあさん。

    2012年4月21日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.04.21

    聴診器のむこうに かわいいネズミさん

    診察室に、ネズミさん。

    大きな耳をゆらせながら、こんにちは。

    どこか、かゆいところは、ないですか。

    ネコのアレルギーは、ないですか。

    大きくなったら、みんな一緒に、なんでも食べましょうね。

    2012年4月21日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.04.21

    クリニックだより 衣替え

    クリニックは、一足おさきに「ころもがえ」

    待合室の長椅子を、張り替えリニューアル中です。

    どんなカラーになるか、お楽しみにしてくださいね。

    2012年4月21日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.04.20

    7+8= 春のかくれんぼ

    お花が、きれいに咲いています。

    いろんな色のお花の中で、白いお花は、わたしの味方。

    どこにわたしがいるか、探してくださいね。

    2012年4月20日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.19

    7+8= おおにぎわい

    おとうさんと、おかあさんが、そろってお出かけしました。

    病院で、「こうけつあつ」の学習会があり、120人も集まったそうです。

    おとうさんは、前に「こうけつあつ」と言われたので、お薬を飲んでいます。

    でも、「えんぶんせいげん」も、「してきたいじゅうのいじ」も、していません。

    どんなにいいお話を聞いても、聞くだけではよくなりません。

    わたしとハッちゃんと一緒に、毎日しっかりとお散歩する事。

    写真を撮りながら、ぶらぶら歩いているだけなら、運動にはなりませんよ。

    体に気をつけて、しっかり働いてくださいね。

    おとうさん。

    2012年4月19日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.19

    7+8= 百円玉みつけっ

    じめんに、なにかが、ひかります。

    「ハッちゃん、これ、『100えんだま』とちがう」

    おとうさんが、うれしそうに、いいます。

    ボクには、「100えんだま」が、なにか、わかりません。

    でも、おとうさんのこえをきいていると、「おたから」のようです。

    みていると、おとうさんは、「100えんだま」を、ポケットにいれます。

    それじゃ、まるっきり「ねこばば」じゃ、ないですか。

    ボクは「ねこばば」は、きらいです。

    「う~っ」て、ほえて、おいかけたくなります。

    おとうさんの、「にんげんせい」が、とわれているもんだいだと、おもいます。

    ボクに「ガブリ」されたくは、ないですよね、おとうさん。

    「100えんだま」をどうするか、へんしゅうちょうさんに「そうだん」しましょうね。

    2012年4月19日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.18

    7+8= でておいで

    おそおき、おとうさんといっしょに、あさのおさんぽ。

    さっそく、ボールをみつけます。

    しげみにかくれていても、だめですよ。

    ボクは、ちゃあんと、わかっているんですからね。

    はやく、でておいでよ、ボールさん。

    「494こめ」は、いろじろです。

    「500こ」あつめたら、どんなおやつを、もらえるのかな。

    2012年4月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.17

    7+8= 苦手なボールさん

    みぞのなかの、ボールさん。

    おはなが、とどかない、おてても、とどかない。

    このあいだと、おなじ、じょうきょうです。

    こんどは、ボクも、かんがえて、

    おみずを、ペロペロ、のみはじめます。

    「ハッちゃん、そんなことしたら、おなかこわすよ」と、おとうさん。

    めさきのボールに、とらわれて、

    からだのことは、わすれていました。

    おとうさん、

    「493こめ」も、よろしくおねがいしますね。

    2012年4月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.04.16

    聴診器のむこうに おかあさんのなげき

    アレルギーがある子どもさんには、小学校にはいる頃に、呼吸機能検査を受けてもらいます。

    「息を大きく吸って、息をはいて、はいて、はいて」

    検査室のおねえさんのかけ声で、検査します。

    検査の結果は、パソコンを使って、プリントアウト。

    でも、6才の男の子の結果は、「協力不十分」

    「女の子に比べて、男の子は、みなさん、することが、幼いんですよ」と、なぐさめます。

    「それで、納得しました。うちの3人の男どもは・・」と、おかあさん。

    男三人?

    と言うことは、ふたり兄弟に加えて、もう一人は・・

    どこのご家庭でも、同じ状況なようで、少し安心しました。

    2012年4月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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