カンガルーの小部屋

2012年 5月

  • 2012.05.14

    カンガルギー情報 2日目のアレルギー学会

    5月13日は、アレルギー学会2日目です。

    スタートは、730からの「アトピー性皮膚炎と母乳」

    続いて「小児気管支喘息の治療」「経皮感作とアレルギー」

    午後からは、「食物アレルギー・ミニシンポジウム」の司会役。

    12題の演題を、時間厳守で進めます。

    途中、「IgGが関与する小麦アレルギー」で大盛り上がり。

    質問者が相次ぎ、時間が遅れるのもあきらめます。

    質問者がなければ心配だし、多すぎるとこれも心配です。

    終われば、ぐったり。

    盛りだくさんな、春のアレルギー学会でした。

    2012年5月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.13

    カンガルーの本棚 旅の終わりに

    重松清さんの「十字架」(講談社)を、読みました。

    イジメられ、自らの命を断った中学生。

    許さない、許せないという、家族の心情、

    そして、命の重みを背負って生きる同級生の物語。

    文字を追う眼がふるえ、息苦しさを感じます。

    この重いお話を書きながら、重松さんはわたし達に何を伝えたかったんだろうと考えます。

    忘れられない一冊になりました。

    2012年5月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.12

    かんがるう目線 なつかしい顔

    5月12日夕方から、中学校の同窓会に参加しました。

    450人、10クラスの中学でしたので、仲良く過ごしていた10名くらいの同級生の他は、とても残念なことに、お互いに記憶の外。

    それでも、記憶に残る顔を見つけては、話しかけます。

    卒業してから45年の年月が流れました。

    それぞれに、山あり谷ありの人生を、精一杯生きてきたのだと思うと、胸が熱くなります。

    15才の自分が、会場の片隅から今の私を見ているようで、これからも健康に恵まれる限り、みなさんのお役にたてるよう、仕事を続けていきたいと思いました。

    2012年5月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.12

    カンガルギー情報 アレルギー学会大阪

    5月12日から、アレルギー学会が大阪中之島で始まりました。

    8時半から始まったシンポジウムに、滑り込み。

    テーマは、「食物アレルギーに関わるメディカルパートナーをいかに育てるか」

    管理栄養士さん、看護師さん、小児科のお医者さんが発言。

    さっそく、挙手をして、3回質問。

    いろいろな事を教えていただきました。

    続いて、シンポジウム「地域で見守るアレルギー疾患」

    「アトピー性皮膚炎の最新情報」

    「免疫療法」

    理解を整理し、これからの診療に役立てるためにと、あわせて、6回の質問。

    これはこれで、しんどいものがあります。

    でも、せっかくお休みをいただいての学会出席。

    とことんこだわって、手をあげて、ピョンピョンと参加しようと思います。

    2012年5月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.05.12

    7+8= ボクを待ってる人

    あさの、こうえんは、ボクが、ひとりじめ。

    すなばに、あたらしいボールさん。

    「503こめ」は、きいろいおかお。

    あんまり、きれいなかおなので、ベンチにそっと、おきました。

    「おすましボールさん」と、なづけます。

    くさむらからも、いいにおい。

    「504こめ」は、はいいろのかおの、おじいさん。

    「これからも、おげんきでボールさん」と、なづけます。

    あさ、はやくのこうえんは、ボクをまってる、ひとがいます。

    2012年5月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.11

    7+8= バーゲンだからと言って

    おかあさんが、あたらしいおもちゃを、買ってきました。

    「バーゲンで売ってたから」って、おかあさんは、得意顔。

    でも、わたしのごはんのお茶わんに、置かないでくださいね。

    お茶わんは、わたしの一番の宝物。

    遊びと、生活とを、一緒にされるのは、好きじゃありません。

    「けじめ」を大切に、してくださいね。

    2012年5月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.05.10

    聴診器のむこうに 雨の日かえる

    雷の音とともに、雨が降りだします。

    雨の日は、外来受診もひと仕事。

    4才の女の子の足元には、かえるさん。

    診察前に、カメラに収めます。

    「かえる、好き?」って、尋ねると、

    「うん」と、答えます。

    雨の日も、かえるさんと一緒に、通ってきてくださいね。

    2012年5月10日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.09

    7+8= みどりいっしょく

    おかのうえの、こうえんは、みどりいっしょく。

    みぎも、ひだりも、まえも、うしろも、みどりです。

    みぞのなかに、ボールさん。

    みどりの「おかお」で、かくれていても。

    ボクの、おはなの「レーダー」から、

    にげきるなんて、むりですよ。

    「502こめ」は、「みどりいっしょくボールさん」と、なづけましょう。

    2012年5月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.08

    7+8= おねぼうさん

    おやすみあけは、おおあくび。

    すれちがう、おさんぽワンちゃんも、ねむそうです。

    ボクは、いつもとおなじで、フルパワー。

    おとうさんを、グイグイひっぱり、でかけます。

    こうえんの、くさむらに、ボールさん。

    かくれていても、むだですよ。

    ボクの、おはなは、フルパワー。

    「501こめ」は、「おねぼうボールさん」と、なづけましょう。

    2012年5月8日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.07

    7+8= わたしのタイプ

    お散歩の帰り道、わたしにそっくりな「ワンちゃん」に、出会います。

    「ちょっと、いいですか。ほえるかも知れませんけれど」

    おとうさんが、ていねいにお断りして、わたしを「そっくりワンちゃん」に、近づけます。

    「何才ですか」と、おとうさんが、尋ねます。

    「1才になったばかりです」と、飼い主さん。

    まだまだ、ちいさな男の子。

    おとなしくって、かわいくって、

    わたしのタイプです。

    「くうん、クウン」って、お話します。

    また出会ったら、いろんなことを、お話しましょうね、ボクちゃん。

    2012年5月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.05.06

    7+8= おまちどうさま500号

    きょうは、おとうさんがおやすみの、さいごのひ。

    「ボールあつめ」も、あとすこしで「500こ」です。

    ボクは、おひるまは、じゅうぶんに「きゅうよう」をとって、ゆうがたに、そなえます。

    「こうえんかいのじゅんび」が、おわって、ごきげんのおとうさん。

    さあ、げんきに、おさんぽに、しゅっぱつです。

    こうえんのしげみで、さっそく、クンクン。

    「499こめ」です。

    なまえは、「あとひとつボールさん」と、つけました。

    あるきながら、おとうさんのほうが、こうふんしています。

    すこしあるくと、さくのむこうに、ボールさん。

    おくちが、とどかないので、おとうさんに、てつだってもらいます。

    ボクは、まちかねて、おとうさんに、とびかかります。

    「やったね、ハッちゃん、『500こめ』だね」

    ボクは、とっても、とくいです。

    1ねんまえの「だいしんさい」のときは、まだ「268こめ」

    それから、ボクなりの「けつい」で、まいにち、がんばりました。

    きねんのボールは、「おまちどうさまボールさん」に、しましょうね。

    2012年5月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.05.06

    7+8= ゼロの日

    「ナナちゃん、ゼロ、ゼロになったんや」

    少し興奮気味に、おとうさんが言います。

    「なにがゼロになったんだろう」と、わたしは、考えます。

    「原発、原発の稼働が、5日でゼロになったんやで」

    そうか、原発のことですね、おとうさん。

    福島の原発事故で、大勢のわたし達の仲間が置き去りにされ、独りで死んでいきました。

    わたし達の世界には、テレビや、新聞はありません。

    かわりに、昔からの「遠吠え通信」で、陸続きのところのことは、なんでも知っています。

    福島の仲間の悔しさは、わたし達みんな、忘れてなんかいません。

    「ゼロの日」って、素敵です。

    でも、おとうさん。

    福島の原発事故の後始末は、終わっていません。

    福井からの「遠吠え通信」では、「おおい」というところにある原発が、動き出すかも知れないって言ってます。

    おとうさん。

    地球は、おとうさん達人間だけのものじゃ、ないんです。

    その土地に生きている、全ての命の幸せも、忘れないでくださいね。

    2012年5月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.06

    カンガルーの本棚 ころばなぬように

    松清さんの「ステップ」(中公文庫)を、読みました

    「ステップ」は、ホップ、ステップ、ジャンプの「ステップ」

    そして、ステップファミリーの「ステップ」

    道上理事長が「重松さんの『ステップ』読みましたか。すごく良かったですよ」と、勧めてくれました。

    その時には、机の上の「積んどく」1冊でしたが、講演会続きでなかなか読む順番が回ってきません。

    やってきたGWは、「しげまつウィーク」になりました。

    「ステップ」は、父と娘が命をつなぐ物語。

    一つひとつの章を、道上先生は、どんな気持ちで読まれたのかなと、思いながらの、

    あたたかい気持ちになれる1冊でした。

    2012年5月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.05

    かんがるうっ子 パラシュート

    今日は、子どもの日。

    おばあちゃんのおうちに行くと、プレゼントをいただきます。

    通学時に持っていくようにと、「折りたたみ傘」

    軽くて、色がかわいくて、子どもはすぐに「拡げてもいい」って、尋ねます。

    「パラシュートの生地で、できてるんよ」とは、義母の言。

    成績が落ちても、怪我をしないようにと、

    そんな意味もあるのかな。

    6月には、毎日カバンに入れて、通学しましょうね。

    2012年5月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.05

    カンガルーの本棚 かあちゃん

    重松清さんの「かあちゃん」(講談社文庫)を、読みました。

    文庫本の厚さにして2cmを超え、ページ数では500p超えの大作です。

    文庫本の帯には、「お母ちゃんは、笑うことを禁じた。死んだお父ちゃんの罪を、一生背負うためにー」と、ありました。

    買おうか止めようかとためらいながら、

    それでも表紙絵にひかれて、手にとって、あとは一気に読み終えます。

    いじめ、いじめられ、それを見守る親たちと、先生。

    一人ひとりの子どもや、おとなのうしろには、

    それぞれのおかあさんや、おとうさんが、わが子をそっと見守っている。

    そんな当たり前の事実の中に、命のつながりを、感じます。

    それにしても、重松さんは、子どものこころが、なぜわかるんでしょう。

    でも、今の子どもは、「自分の事をそんなに深く考える力なんてないでしょう」と、つい、つっこみを入れたくもなります。

    おとなのこころだって、同じことです。

    だからこそ、重松さんは、こどもやおとな達のまとまらない思いを、かわってに言葉にされるのかもしれません。

    子どもも、おとなも、自分につながるみんなを大切に思っているあなたに、

    是非お読みいただきたい、とっておきの1冊です。

    2012年5月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.04

    7+8= ふつかがかりで

    あめのひに、こうえんの「さくむこう」に、ボールさん。

    おくちも、おてても、とどきません。

    いつもなら、「さく」をのりこえるおとうさんも、あめのひは、おてあげです。

    いい「さく」が、みつかりません。

    ボクは、ひとばんじゅう、ずーっと、しんぱいになって、ゆめをみました。

    あさになり、おとうさんが、ボクのへやに、はいってきます。

    てには、きのうの、ボールさん。

    おとうさんも、ひとばんじゅう、ずーっと、しんぱいしていましたね。

    ボクと、おとうさんとは、にているところがおおいので、

    ボクには、おとうさんのきもちが、よくわかります。

    「498こめ」は、なんて「なまえ」にしようかな。

    ボクと、おとうさんが、ずーっと、しんぱいしてたので、

    「おなかがいたくなるボールさん」に、しましょうね。

    2012年5月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.03

    7+8= ふまないで

    あめが、こぶりになったときに、おさんぽにでかけます。

    ベンチのうえに、かけあがると、ちいさなこえが、きこえます。

    「ふまないでね、おねがいします。」

    あしもとをみると、ちいさなちいさな、かたつむりさん。

    「さむい『ふゆ』は、どうしてたんですか」

    「ごはんは、なにを、たべてたんですか」

    ボクのしつもんに、おへんじは、ありません。

    でも、あんしんしてくださいね。

    ボクは、「よわいもののみかた」です。

    ふんだりなんか、しないから、

    あんしんして、ゆっくり、あそんでくださいね。

    2012年4月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.05.02

    7+8= さいたさいた

    おとうさんとの、おさんぽは、まえに、すすみません。

    はるになると、また、おそくなります。

    「さいた、さいた、チューリップのはなが・・」

    おとうさんの、へんなこえが、きこえます。

    おとうさんのうたで、ボクは、「あか」と、「しろ」と、「きいろ」ということばを、おぼえました。

    でも、どれが「あか」で、「しろ」で、「きいろ」なのか、わかりません。

    ボクは、もっと、おべんきょうしたいと、おもいます。

    2012年5月2日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.05.01

    7+8= うさみみナナちゃん

    今日から、5月。

    「ナナちゃん、こっち、むいて」

    お散歩の途中、おとうさんの、声がかかります。

    何事も、おつきあい、おつきあい。

    おとうさんの言うとおりに、ふりむくと、

    「ナナちゃん、かわいい!」と、言われます。

    写真に写るは、「うさぎみみ」

    わたしを、もて遊んでばかりいると、

    モデル代は、高いですよ。

    おとうさん。

    2012年5月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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