カンガルーの小部屋

  • 2012.12.16

    クリニックだより おかしなサンタ

    12月15日、クリニック外来で、クリスマス会が開かれました。

    常盤大学の学生さんとの共催です。

    始まりは、ツリーのオーナメントを作り、

    楽しいけど、なんども繰り返して、子どもたちがヘロヘロになったクリスマスソング。

    ハンドベルは、予定時間を過ぎてまで一音づつ練習し、最後は拍手喝さい。

    食事会は、新田栄養士よりすぐりの「おこめパスタ、カンテンゼリー、焼き芋、ポップコーン」

    持ち寄ったプレゼントを交換し、

    最後は、サンタさんが登場します。

    サッカーボールを蹴るたびに、いろんなユニフォームに変身する仕掛けです。

    でも、サンタさんは、赤い服と言う定番を崩された子どもたちは、へんな顔。

    やはり、サンタさんは、おとなしく赤い服でいてくださいね。

    ご参加いただいた、坂井先生、田村先生。

    食事を作ってくださった新田栄養士さん。

    遊び企画を担当していただいた常盤大学の先生と学生さん。

    ご準備いただいた職員のみなさん。

    そして何よりも、お集まりいただいた子どもたちと保護者の方に感謝です。

    イブの夜、本物のサンタさんが、みなさんのところに現れますように。

    メリークリスマス。

    2012年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.16

    かんがるう目線 今日は投票日

    今日、12月16日は、衆議院議員選挙の投票日です。

    今回の選挙は、脱原発か否か、TPPへの参加の是非、憲法改正への論議、増税への態度、経済成長の道筋震災復興への支援策、沖縄基地問題、島嶼を巡る国際緊張への対処、などなど、さまざまな争点があげられます。

    争点への対応の少しずつの差から、多くの政党が生まれ、わたし達の判断を苦しめます。

    その中で、次のような新聞記事に出会いました。

    毎日新聞11月23日付朝刊記事ですから、少し古いのですが、再掲します。

    「自助とは、共助や公助との相互作用によって初めて機能するものだ。自助を強調するだけで自助が果たされるなら、社会も政府も不要だ。

    注目したいのは、「自助」を唱える人々が、外交では強硬路線、経済では競争至上主義、組織論ではトップダウンを主張する一方、「共助・公助」を唱える勢力は、外交では協調路線、経済では創意工夫・内発的発展・環境調和、組織論では多様性の尊重を唱え、政治理念や路線、政策の「パッケージ化」が進みつつあることだ。

    今回の総選挙が、こうした大きな社会構想の選択につながることを、私は望んでいる。」

    論者は、「年越し派遣村の村長」としても知られている湯浅誠氏です。

    今の日本が直面している問題を、分かりやすく2つのパッケージにまとめられています。

    どのパッケージを取るのかは、その人の自由です。

    でも、威勢のよいパッケージ柄に踊らされて、お得袋を買った結果が、戦争への道につながる事だけは避けたいものです。

    一票の力は、一票分しかありません。

    それでも、白紙委任をしないで、この国の将来を決める投票に行きましょう。

    2012年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.16

    カンガルギー情報 飲みながら語りながら

    12月13日、兵庫食物アレルギー研究会の忘年会に出席しました。

    小雨の降る中を、それでも14名の先生方が集まられました。

    兵庫食物アレルギー研究会は、1991年2月、4名の先生方で出発しました。

    それから、22年近くの年月が流れ、月1回開いている例会は、216回を数えました。

    会員の先生も、30名を超え、小児アレルギー学会の理事1名、評議員4名を輩出。

    会員で分担執筆した本は、「食物アレルギーの治療と管理」「食物アレルギーの治療と管理・改訂2版」「食物アレルギー・外来診療のポイント57」「保護者と学校の先生に伝えたい食物アレルギーの基礎知識」「食物アレルギーの基礎知識改訂2版」と、5冊を数えます。

    関西だけではなく、全国的にも一目置かれる研究会に育ちました。

    これも、多くの先生方のご協力の賜物だと、深く感謝いたします。

    硬い話はさておき、忘年会当日は、恒例の来年の抱負を語りあいます。

    ひとりひとりの先生方が、「来年は、これに挑戦したい」熱く語られます。

    わたしの来年の抱負は、3つあります。

    ①外来診療でも安全に食物負荷試験が行える子どもの選び方

    ②エピペンの適性処方とは

    ③学校や保育所に食物アレルギーの基礎知識を拡げていくために

    会の後半は、外来診療の悩み相談会。

    アトピー性皮膚炎の治療について、大激論を交わします。

    持論を展開されながらも、相手の意見にも賛同され、新しい治療を取り入れるべきかどうか模索されます。

    「ああ、いい仲間に囲まれているんだな」

    温かい気持ちになりながら、帰路に着きました。

    いつも会のお世話をしてくださっています東神戸病院の森岡先生。

    本当にありがとうございました。

    2012年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏