カンガルーの小部屋

2012年 12月

  • 2012.12.18

    7+8= ここにいたのナナちゃん

    「ナナ、三宮に遊びに行ってなかった?」

    酔っぱらって帰ってきたおとうさんが、尋ねます。

    「サンチカで、ナナのそっくりさんに、会ったんよ」

    おとうさんは、訳のわからないことを、続けます。

    わたしは、三宮ってところには、一度も行った事がありませんよ~だ。

    それに、この写真って、ついこの間「ななしか」って題で、

    ブログに載せたばかりでしょ。

    あんまり安易なことばかりしていると、

    読者さんにあきれられても、知らないですからね。

    おとうさん。

    2012年12年18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.17

    クリニックだより 脱水ワンちゃん

    クリスマス会の一番人気は、着ぐるみワンちゃん。

    子どもたちは、おそるおそる、シッポを触ったり、おそるおそるお鼻を触ったり。

    2時間半のクリスマス会が終わるころには、暑さでぐったり。

    今年は、小児科の成久看護師さんに、入っていただきました。

    本当に、お疲れさまでした。

    最後に、松永事務次長と記念撮影。

    松永さんは、人を圧倒させる多彩な芸を秘められていることで、有名人です。

    「来年は、このボクが・・」と、

    ワンちゃんの着ぐるみを見て、密かに決意を固められていました。

    2012年12月17日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.16

    クリニックだより おかしなサンタ

    12月15日、クリニック外来で、クリスマス会が開かれました。

    常盤大学の学生さんとの共催です。

    始まりは、ツリーのオーナメントを作り、

    楽しいけど、なんども繰り返して、子どもたちがヘロヘロになったクリスマスソング。

    ハンドベルは、予定時間を過ぎてまで一音づつ練習し、最後は拍手喝さい。

    食事会は、新田栄養士よりすぐりの「おこめパスタ、カンテンゼリー、焼き芋、ポップコーン」

    持ち寄ったプレゼントを交換し、

    最後は、サンタさんが登場します。

    サッカーボールを蹴るたびに、いろんなユニフォームに変身する仕掛けです。

    でも、サンタさんは、赤い服と言う定番を崩された子どもたちは、へんな顔。

    やはり、サンタさんは、おとなしく赤い服でいてくださいね。

    ご参加いただいた、坂井先生、田村先生。

    食事を作ってくださった新田栄養士さん。

    遊び企画を担当していただいた常盤大学の先生と学生さん。

    ご準備いただいた職員のみなさん。

    そして何よりも、お集まりいただいた子どもたちと保護者の方に感謝です。

    イブの夜、本物のサンタさんが、みなさんのところに現れますように。

    メリークリスマス。

    2012年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.16

    かんがるう目線 今日は投票日

    今日、12月16日は、衆議院議員選挙の投票日です。

    今回の選挙は、脱原発か否か、TPPへの参加の是非、憲法改正への論議、増税への態度、経済成長の道筋震災復興への支援策、沖縄基地問題、島嶼を巡る国際緊張への対処、などなど、さまざまな争点があげられます。

    争点への対応の少しずつの差から、多くの政党が生まれ、わたし達の判断を苦しめます。

    その中で、次のような新聞記事に出会いました。

    毎日新聞11月23日付朝刊記事ですから、少し古いのですが、再掲します。

    「自助とは、共助や公助との相互作用によって初めて機能するものだ。自助を強調するだけで自助が果たされるなら、社会も政府も不要だ。

    注目したいのは、「自助」を唱える人々が、外交では強硬路線、経済では競争至上主義、組織論ではトップダウンを主張する一方、「共助・公助」を唱える勢力は、外交では協調路線、経済では創意工夫・内発的発展・環境調和、組織論では多様性の尊重を唱え、政治理念や路線、政策の「パッケージ化」が進みつつあることだ。

    今回の総選挙が、こうした大きな社会構想の選択につながることを、私は望んでいる。」

    論者は、「年越し派遣村の村長」としても知られている湯浅誠氏です。

    今の日本が直面している問題を、分かりやすく2つのパッケージにまとめられています。

    どのパッケージを取るのかは、その人の自由です。

    でも、威勢のよいパッケージ柄に踊らされて、お得袋を買った結果が、戦争への道につながる事だけは避けたいものです。

    一票の力は、一票分しかありません。

    それでも、白紙委任をしないで、この国の将来を決める投票に行きましょう。

    2012年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.16

    カンガルギー情報 飲みながら語りながら

    12月13日、兵庫食物アレルギー研究会の忘年会に出席しました。

    小雨の降る中を、それでも14名の先生方が集まられました。

    兵庫食物アレルギー研究会は、1991年2月、4名の先生方で出発しました。

    それから、22年近くの年月が流れ、月1回開いている例会は、216回を数えました。

    会員の先生も、30名を超え、小児アレルギー学会の理事1名、評議員4名を輩出。

    会員で分担執筆した本は、「食物アレルギーの治療と管理」「食物アレルギーの治療と管理・改訂2版」「食物アレルギー・外来診療のポイント57」「保護者と学校の先生に伝えたい食物アレルギーの基礎知識」「食物アレルギーの基礎知識改訂2版」と、5冊を数えます。

    関西だけではなく、全国的にも一目置かれる研究会に育ちました。

    これも、多くの先生方のご協力の賜物だと、深く感謝いたします。

    硬い話はさておき、忘年会当日は、恒例の来年の抱負を語りあいます。

    ひとりひとりの先生方が、「来年は、これに挑戦したい」熱く語られます。

    わたしの来年の抱負は、3つあります。

    ①外来診療でも安全に食物負荷試験が行える子どもの選び方

    ②エピペンの適性処方とは

    ③学校や保育所に食物アレルギーの基礎知識を拡げていくために

    会の後半は、外来診療の悩み相談会。

    アトピー性皮膚炎の治療について、大激論を交わします。

    持論を展開されながらも、相手の意見にも賛同され、新しい治療を取り入れるべきかどうか模索されます。

    「ああ、いい仲間に囲まれているんだな」

    温かい気持ちになりながら、帰路に着きました。

    いつも会のお世話をしてくださっています東神戸病院の森岡先生。

    本当にありがとうございました。

    2012年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.15

    クリニックだより 来る年に備えて

    月めくりのカレンダーが、最後の一枚になると、落ち着かなくなります。

    診察室にかけてある、ポケモンのカレンダー。

    毎年、子どもたちに好評で、そろそろ次の年のものを手に入れなくてはなりません。

    新聞の折り込みに入っていた、マクドナルドの割引券。

    風で飛ばされないようにしっかりと握りしめて、駅前の店に向かいます。

    目指すは、ハッピーセットと、ポケモンカレンダー。

    ポケモンのおまけフィギュアに見守られながら、

    今日のお昼ごはんが、始まります。

    チキンナゲットは、ナナとハッちゃんのおみやげにしましょうね。

    2012年12月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.14

    聴診器のむこうに オニから電話

    診察室で、2才の男の子がじっとしないので、

    おかあさんは、「オニから電話がくるよ」と、言われます。

    オニや、オバケや、オオカミは、子どもをコントロールする時の定番です。

    でも、このおかあさんの場合は、少し違います。

    スマホのアプリを操作すると、本当にオニから電話がかかってきます。

    他にも、お医者さんバージョンや、救急隊員バージョンが・・

    これは、なかなかすぐれもの。

    さっそく、インターネットで、検索してみることにしました。

    2012年12月14日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.13

    聴診器のむこうに だいすき阪急

    5才の男の子を診察しながら、気になるのは、後ろに置かれているバッグ。

    大きな電車のバッグです。

    「阪急、大好きなんです」と、おかあさん。

    お願いして、写真に収めます。

    次に気になるのは、バッグの中身。

    「手袋と、マフラーを、持たせてます」と、おかあさん。

    それなら、すっかり冬バージョンの阪急電車。

    寒いお外を走っても、大丈夫ですね。

    2012年12月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.12

    7+8= いちにちベル

    お休みの日は、うれしくありません。

    今日も、おとうさんも、おかあさんも、一日中お出かけです。

    おねえちゃんが、ベルを鳴らしにハーバーランドに出かけたので、その応援です。

    夜遅くなってから、みんなが帰ってきて、

    「ナナ、おねえちゃん、頑張ったんよ」と言いますが、

    それからのご飯は、おなかがすきます。

    ご飯のあとの、お散歩も、肉球にこたえます。

    お出かけしても、いいですが、

    おうちで待っている、わたしや、ハッちゃんのことも、

    忘れないでくださいね。

    2012年12月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.11

    7+8= おねがいボール

    「けさは、このふゆ、いちばんのさむさだね」

    おとうさんが、まるまるしたふくで、いいます。

    「けつあつが、あがりそう~」

    よわきはつげんも、とびだします。

    ぼくは、おとうさんよりも、とうほくのおともだちが、しんぱいです。

    ゆきのなかで、ごはんもなく、のみみずもない、ワンちゃんがいると、ききました。

    とうほくに「きゅうえん」にいった、ひびもとへんしゅうちょうさん。

    ボクたちのかわりに、おともだちのこと、おねがいしますね。

    このあいだから、きになっていた、きのねっこにある、ゴルフのボール。

    「546こめ」は、「おねがいボール」って、なまえをつけました。

    2012年12月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.10

    7+8= ななしか

    おとうさんと、お散歩に行きました。

    公園は、もみじの葉っぱが、敷き詰められています。

    ということは、またまた写真撮影の、始まりですか。

    「ナナ、鹿さんみたい」

    もみじに、鹿さん。

    花札の図柄を、想像しましたね。

    おとうさん。

    でも、わたしは、断じて鹿さんではありません。

    あたまに角なんか、生えていないでしょ。

    2012年12月10日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.09

    かんがるうっ子 ごまうどん

    家族で入った、おうどん屋さん。

    すりゴマは、ご自由にトッピング。

    おかあさんが、ごますり器を持つと、

    ふたが開いて、うどんの上に、ごまの山が築かれます。

    「七味でなくて、よかったね、おかあさん」と、かんがるうっ子。

    あなたは、なにごとにも、プラス思考ですね。

    2012年12月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.08

    7+8= おかえしボール

    ナナちゃんから、「おせいぼボール」が、とどきました。

    おさんぽのときは、こわいかおで、にらむけど

    ほんとうは、ボクのこと、

    きにかけてくれて、いたんですね。

    こうえんで、「545こめ」を、はっけん。

    おとうさんは、きょうにかぎって、カメラのじゅんびが、ありません。

    しょうこしゃしんは、おうちにかえって、とってもらいます。

    でも、ボクが、ごはんをたべるうつわに、いれなくってもいいでしょ。

    「545こめ」は、ナナちゃんへの「おかえしボール」に、しますね。

    2012年12月8日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.07

    聴診器のむこうに 足形アメ

    3才の男の子は、「アメ、アメ」と言いながら、診察室に入ってきます。

    小さな袋入りのアメを、あたまに乗せながら、入ってきます。

    見せてもらうと、「足形のベッコウアメ」

    じーっと手に持っていると、汗で溶けてしまうし、

    あたまに足を乗せるのも、お行儀よくはありません。

    仕方ないから、早くお口に入れてしまいましょうね。

    2012年12月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.06

    聴診器のむこうに クリスマスには

    小学6年生の男の子がやってきます。

    「ねえ、ねえ、クリスマスには、何をお願いするの?」

    と、12月定番の質問をします。

    男の子は、ひとこと

    「おかね」

    ムムム・・

    これは、返す言葉がありません。

    あとは、サンタさんと、金額の交渉が必要ですけどね。

    2012年12月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.05

    7+8= お歳暮ボール

    もみじの公園に、おおきなボール。

    先にお散歩に行ったハッちゃんは、見つけられなかったようです。

    今年も、残り一か月。

    わたしから、ハッちゃんに、

    「544個目」は、「お歳暮ボール」にしましょうね。

    2012年12月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.12.04

    聴診器のむこうに ドラえもん工作所

    5才の男の子の手には、手作りの剣。

    仮面ライダーなんとかの、武器とのことです。

    何時間もかけて、ひとりで作成。

    その忍耐力には、驚きます。

    「ねえねえ、今度、せんせいに、ドラえもんの『どこでもドア』作ってくれる?」

    と、お願いすると、

    「・・・」

    「だったら、『タケコプター』でもいいよ」

    と、再度お願いすると、

    「『タケコプター』だったら、いいよ」

    と、快諾をもらえます。

    次に来院される時を、楽しみに待ってますからね。

    2012年12月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.03

    7+8= 学会ボール

    おとうさんが、「アレルギーのがっかい」から、かえってきました。

    ふかしけんだとか、TSLPだとか、セマフォリンだとか、

    かえってくるなり、こうふんして、ボクに、はなしかけます。

    でもね、おとうさん。

    かんじんなことを、わすれては、いませんか。

    おとうさんが、「がっかい」にでかけたあさに、

    「543こめ」を、みつけたでしょ。

    まだ、ブログに、かいてないみたいなんですけども。

    むずかしいことばより、あしもとを、かためてくださいね。

    こんどのボールは、「がっかいボール」って、なづけてあげますけどね。

    2012年12月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.02

    かんがるうっ子 商店街で

    12月1日、いたやど商店街で、ハンドベル部の演奏がありました。

    少し早目の、クリスマスのイベントです。

    こどもは、とても緊張し、スマイルはゼロ。

    それでも、楽しく、楽しく、100%青春していました。

    2012年12月2日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2012.12.01

    カンガルギー情報 食わず嫌いしないで

    30日午後からの学会は、

    ◇小児アトピー性皮膚炎

    ◇アレルギー性鼻炎に伴なう睡眠障害

    ◇IL17ファミリーサイトカイン

    ◇TSLPとアレルギー

    ◇セマフォリン

    を聴講しました。

    後半3つは、アレルギーの基礎研究の講演です。

    高槻病院の友人に誘われて、わたし的にはなじみのない講演に挑戦です。

    3講演とも、初心者にもわかるようにていねいなお話です。

    IL17は、アレルギー性気道炎症との関わりについて

    TSLPは、アレルギー性炎症を誘導するマスタースウィッチの役割

    セマフォリンは、いろいろなアレルギー疾患の鍵としての役割

    基礎研究は、ここまで進んでいるのだと驚くとともに、

    食わず嫌いをしないで、聴講してよかったと思いました。

    2012年12月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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