カンガルーの小部屋

2013年 2月

  • 2013.02.11

    7+8= ようやくボール

    「そのボール、どうしたの?」

    って、おとうさんがたずねます。

    ようやく、気づいたのですね、

    おとうさん。

    このボールはね、

    おとうさんが飲み会の日に、見つけたんですよ。

    おかあさんと、お散歩に出かけた公園で、黄色いボールを見つけました。

    それから3日経ったけど、おとうさんは、わたしの業績に知らんぷり。

    おとうさんの目の前で、ボール遊びをしていたら、

    ようやく、気づいてくれました。

    「550個目」は、「ようやくボール」って、名前にしますからね。

    2013年2月11日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.10

    かんがるうっ子 貿命者

    子どもが、漢字の練習を続けます。

    「外国にボウメイする」という問題を、

    「貿命」すると、書いています。

    それは、深い答えですね。

    国民の命を、外国に売り渡す政府があります。

    危険と分かっている「オスプレイ」を、

    人家密集地に配備する政府など、そのよい例です。

    でも、テストの時には「亡命」と、正しく書くようにしましょうね。

    2013年2月10日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2013.02.09

    聴診器のむこうに 泳ぐアレルギー

    男の子に、検査の結果を説明します。

    「くだもののアレルギーだけど、バナナとお、キウイとお、リンゴとお、マンゴとお・・」

    項目を一つ一つ読み上げていくと、

    「先生、マンゴって、なあに」と、逆質問されます。

    「えっ、マンゴって、海で泳いでいるでしょ」と、反射的即答をしますと、

    うしろから、おかあさんが、

    「それって、マンボウですね」と、鋭いつっこみ。

    吉本いたやど劇場は、今日も大盛況です。

    2013年2月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2013.02.08

    カンガルギー情報 新入学をまえに

    2月7日、クリニックで、「おかあさんの会」を開きました。

    9名のおかあさんが参加され、新入学までにしておく事を確認します。

    ○少しでも「食べ慣らし」をすすめること

    ○牛乳アレルギーの子どもは、塗布試験を行うこと

    ○子どもの「トリセツ」をまとめること

    ○救急受診病院に受診しておくこと

    ○クリニックでの説明会に、学校の先生に参加してもらうこと

    給食が始まるまで、あと2か月。

    いよいよ、準備の追い込みです。

    2013年2月8日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.07

    かんがるうっ子 一日一膳

    子どもが、漢字の勉強をしています。

    「最善を尽くす」の、善の字がわからなくて、

    例題に出した「いちにちいちぜん」も

    「一日一膳」と、書いてしまいます。

    それでは、お腹がすいて困るでしょ。

    隣に座っていたナナちゃんも、鼻で笑っていますよ。

    2013年2月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.06

    カンガルーの輪舞曲 三宮のおしゃべりさん

    2月5日、神戸市の私立保育園に勤務されている保育士さん、栄養士さん、調理士さんむけの講演会で、お話をさせていただきました。

    「保育園における食物アレルギーの対応(アレルギー疾患の共通理解と関係者の役割)」という、長い長いテーマです。

    保育士さん向けの危機管理の話と、栄養士さん、調理士さん向けの食材の話。

    二つのサブテーマを、どのようにうまくお伝えするのか。

    時間配分が難しいところです。

    あれもこれもと事前に用意したスライドは、85枚。

    講演会はライブです。

    話し手のほうに迷いがあると、ほころびが出ます。

    90分講演、30分質疑応答の打ち合せが、

    135分講演、20分質疑応答という、大幅な時間延長になってしまいました。

    何を伝えたいのかの、絞り込み。

    まだまだ、修行が足りません。

    参加されたみなさまや、お世話していただいたかたに、ご迷惑をおかけしました。

    反省しきりの、カンガルーです。

    2013年2月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.05

    7+8= ことしも鳩さん

    よるに、おねえちゃんが、なにかを、まいてます。

    あさになると、ボクのおはなが、ピーンときます。

    いろんなところから、おまめの、においがします。

    おさんぽとちゅうは、たちどまって、モグモグ。

    バスていちかくの、おみせのまえは、

    おまめが、たいりょうはっせいちゅうです。

    おはなのほうも、しっぽのほうも、おまめだらけ。

    これは、あさから、ひとしごと。

    ボクは、ハトさんに、へんしんします。

    「ハッちゃん、もう、あるこうよ」って、

    おとうさんがいうけれど、

    とちゅうで、おしごと、やめるなんて、

    おとうさんらしく、ないですよ。

    2013年2月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.04

    かんがるうっ子 両手に少し

    節分の夜、巻き寿司を南南東に向かって食べた後、

    恒例の豆まきをします。

    玄関、駐車場、ハッちゃんのおうち。

    「おには外、ふくは内」

    ご近所さまの迷惑にならぬよう、ギリギリの大きさの声をあげます。

    部屋に戻って、年の数だけいただきます。

    子どもは、両手にほんの少しだけ。

    「おとうさんは、たくさん食べられて、いいな」と、言うけれど、

    わたしは、食べる途中で、お茶がほしくなりました。

    2013年2月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.03

    聴診器のむこうに 妖怪人間みどりがめ

    6年生の男の子の腕は、みどりいろ。

    「学校で、工作かなにかあったの」と、尋ねます。

    「暇だったんで、自分で塗ってみました」とは、その答え。

    それでは、「妖怪人間みどりがめ」みたいですね。

    でも、今日2月3日は、節分の日。

    きれいに洗ってから出歩くかないと、

    子どもに豆を投げられますからね。

    2013年2月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.02

    聴診器のむこうに カメレオン芸

    6才の男の子は、一発芸を披露してくれます。

    この日のために、練習をして、「カメレオン」

    目を寄せて、舌を出して、なるほどすっかり、「カメレオン」

    でも、この芸の欠点は、繰り返すと目が痛くなること。

    先生は、十分に見せていただきましたよ。

    さあ、いつもの顔に、戻ってくださいね。

    2013年2月2日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2013.02.01

    クリニックだより 売れ行き微妙

    小学校での講演会が始まる直前に、携帯電話が鳴りました。

    発信元は、井戸書店の店主、森さんです。

    研修会が終わり、さっそく電話をすると、

    「先生、お預かりしてた『カンガルーのポケット』、売り切れましたので・・」との、うれしいお返事。

    板宿駅前の井戸書店の森さんは、8チャンネルの「となりの人間国宝」にも出演された

    すご腕店主さんです。

    大手書店チェーン店が板宿駅前に進出が決まるや否や、本の並び方に工夫をされ、知識と親切をモットーに、見事チェーン店を撤退に追い込まれました。

    今回の「となりの人間国宝」に認定されたのも、そのことがあったからではないかと密かに思っています。

    さて、「カンガルーのポケット」は、神戸医療生協直営店の他は、井戸書店だけが扱ってくださっているマイナーなエッセイ集です。

    患者さんのお母さんや、学校の先生、保育士さんに、お買い上げいただいていますが、

    「売れ行き微妙」

    お読みいただいた方からは、「笑いと涙です」と、

    ご好評をいただいております。

    新学期を前に、一冊お手元に置いていただければ、

    うれしくて飛び跳ねるカンガルーです。

    2013年2月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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