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2014.04.30
カンガルーの本棚 涙を流すのは
有田秀穂先生の、「脳からストレスを消す技術」(サンマーク文庫)を、読みました。
人のストレスには、3つの種類があると言われます。
①身体的ストレス
②快が得られなくなるストレス
③自分のしていることが認められないストレス。
なぜ、社会のために働かなければいけないのか
なぜ、人に優しくしなければいけないのか
なぜ、人と直接触れあうことが大切なのか。
先生は、脳科学の知見から、ストレスとの上手なおつきあいを説かれます。
ストレスフルなあなたに 是非お勧めの1冊です。
2014年4月30日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.29
7+8= あめにもまけず
「きょうは GWだよ、ハッちゃん」
おとうさんが、わけのわからないことを いいます。
「おやすみが つづくことだよ」
ボクの かおをみて、おとうさんは、かいせつしますが
また、どこか おでかけする つもりでしょ。
それで、あさ はやくの おさんぽ ですね。
おそとに でると あめです。
ナナちゃんは おうちのまわりを すこし あるいて
すぐに かえります。
ボクは、「あめにもまけず」あるきます。
うえこみに ダイブして
しろいボールを ゲットです。
「638こめ」は、「あめにもまけずボール」って、なづけます。
2014年4月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.29
聴診器のむこうに 朝からならんで
5才の男の子の腕には、大きな時計。
関東地方でブレイクしている時計です。
予約販売で、なかなか手に入らないとか。
おかあさんは、3000円を片手に、
開店前からお店に並ばれたそうです。
わが子のためなら、眠さも なんのその。
母の愛は、プライスレスです。
2014年4月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.29
聴診器のむこうに 手作り売れ筋
「おすそわけ です」
おかあさんが、小さな袋を出されます。
中には、かわいいクッキーが入っています。
しかも、原材料表示付き
米粉、きび砂糖、ショートニング、きな粉、豆乳、片栗粉、塩
アレルギーを起こしやすい食材は、使われていません。
さっそく、袋から取り出して、気になるお味を確かめます。
「う~ん、おいしいです」
看護師さんにも大好評、
商品化も、夢ではありません。
2014年4月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.28
カンガルーの本棚 青春物語
大下英治さんの「日本共産党の深層」(イースト新書)を、読みました。
恐ろしい暴露本かと思いましたが、中身は青春物語です。
吉良よし子さん、松本善明さん、市田忠義さん、小池晃さん
選挙速報の中でしか知らない名前ですが、
彼らが、どのようにして社会改革の道に近付き、活動を始められたのか、
おもしろく、うなづきながら、楽しく読む事が出来ました。
今の政治の閉塞的な状況の中で、一筋の灯りを見るような一冊です。
2014年4月28日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.27
カンガルーの本棚 明日が見えないとき
ひすいこたろう氏の「キミに力をくれる言葉」(SB文庫)を、読みました。
カーネル・サンダース、出光佐三、マイケル・ジャクソン
安藤百福、野村望東尼、高杉晋作・・
「人は人のために生きると決断したとき人を超える。人を愛せよ」
「もっとも興奮するのは、他人のために生きるとき」
「青春とは人生のある時期をいうのではなく、心の持ち方である」
文体も軽く、読みやすく ポケット版の偉人伝と言えば、
お手軽すぎるのではと、思われるかもしれません。
この本を手に取るまでは知らなかった、
偉人と呼ばれるその人生を、少し知る事が出来ました。
力も、たくさんいただきました。
板宿駅前「井戸書店」の女性の店員さんお勧めの一冊です。
2014年4月27日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.27
7+8= 良く見えますか
おとうさんのメガネが、できあがりました。
白いワクのと、黒いワクのとです。
おかあさんや、おねえちゃんに 相手にされないので、
わたしと一緒に、自分撮り。
「ナナ、ナナ、どっちのメガネが いいと思う?」って、
何回も聞いてきます。
おとうさんがかけると、どっちのメガネも ダサく見えます。
かっこよりも、使い勝手です。
あんまり しつこく尋ねると、
ハッちゃんに、ガブリ されますよ、
おとうさん。
2014年4月27日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.26
カンガルーの本棚 父への挑戦状
岡田尊司先生の「父という病気」(ポプラ新書)を、読みました。
以前ご紹介した「母という病気」の続編です。
子どもにとって、母は、生物学的な安心感を与える存在。
父は、外の空気を子どもに持ち込む社会的な存在。
かっての家父長的な存在が否定された今、
父の存在は、希薄化してしまいました。
子どもが思春期をむかえるころ、
父の役割が高まると岡田先生は書かれているのですが・・
ラスト数ページに込められたメッセージに 心打たれます。
子育てに関わられている全ての男性に、お勧めの一冊です。
2014年4月26日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.26
7+8= みとおしふりょう
おとうさんは、まだ「めがねなしにんげん」です。
「ハッちゃん、ボール おちてるよ」って、いうけれど、
ボールじゃありません。ミカンです。
みえなくっても、ボールにこだわる おとうさん。
それじゃ、ボクが、がんばりましょう。
くさむらに おかおを つっこんで、
しっかり、やきゅうのボールを ゲットです。
「637こめ」は、「とおしふりょうボール」って、なづけます。
2014年4月26日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.25
カンガルーの本棚 わたし達の方法で
ヘンリー・S・ストークス氏の 「連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書)を、読みました。
読む事がないジャンルの本ですが、
飲み会の席で 友だちに勧められ、読みはじめました。
第二次世界大戦、東京裁判、従軍慰安婦問題、そして三島由紀夫。
著者はイギリス人ですが、日本に在住するうちに歴史認識が180度変わったと言います。
その変化の過程が今一つ伝わりません。
流行りの、「歴史認識の見直しを」という結論だけが、先行して見えます。
日本に住みながら、著者は日本の何を見てこられたのか、
そして、日本の誰との交友関係を大切にされたのか
隣国との関係が難しく感じられる今こそ、
歴史の流れを後戻りさせるのではなく、
わたし達の方法で、平和な未来を切り開いていきたいと思います。
2014年4月25日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.25
7+8= めがねはまだボール
おとうさんの 「めがね」が こわれて、
1しゅうかんが すぎました。
あたらしいのは、まだ できあがりません。
ちかくは みえるので、おしごとは だいじょうぶです。
おさんぽは、むこうが みえません。
ちかくの 「おはな」ばかり みています。
あぶなっかしいです。
ボクは、おとうさんが ころばないように、ちゅういします。
しっかりと ボールさがしも します。
こうえんの かたすみで、おおきなのと、ちいさなのと。
「635こめ」「636こめ」は、「めがねはまだボール」って、なづけます。
2014年4月25日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.24
聴診器のむこうに 夢は新幹線
男の子の夢は、新幹線に乗る事。
おかあさんにおねだりしますが、かないません。
ここで、状況を打開するのが、わたしの役割。
「わかった!先生が 新幹線に乗せてあげようか」
小さな紙に絵を描いて、椅子の上に置いて、
その上に、男の子を坐らせます。
「やったね、新幹線に乗ったよ」
これには おかあさんも 大喜び。
「飛行機にも 載せてあげられるわ」
「ロケットも 大丈夫」と、のりのりです。
男の子は、もうひとつ うれしそうでは なかったのですが・・
2014年4月24日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.23
カンガルーの輪舞曲 かけもち講演
4月に入り、学校の先生方への説明会の機会が増えてきました。
4月22日は、かけもち講演
14時からクリニックでの集会の後、
15時からは、市内の小学校の職員会議で 食物アナフィラキシーの講演
17時から、経営会議に参加して、
18時半からは、明石市の中学校の先生に来ていただきました。
新学期が始まり、2週間が過ぎました。
エピペン®を持って登校する子どもさんの、実際の姿が見えてきますと、
対策上、いろいろな齟齬が見えてきます。
その一つひとつの改善策を練っていきます。
5月からは、自然学校、修学旅行の安全対策の打ち合せが続きます。
忙しい春が、続きます。
2014年4月23日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.22
聴診器のむこうに キラキラさん
「先生、参観日でね、今日のキラキラさんに 選ばれたんですよ」
おかあさんの言葉に、7才の男の子は、恥ずかしそうです。
学校では、その日 一番輝いていた子どもを、表彰する制度があるそうです。
男の子は、自分の荷物を置く場所を、
他の人が ぶつからない所にと、工夫していました。
隣の子どもが見ていて、「キラキラさん」に、
推薦してくれました。
それは、素晴らしいことですね。
でも、男の子は 最後まで 恥ずかしそうです。
2014年4月22日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.22
カンガルーの本棚 涙のツボ
デイビット・セインさん編集の「泣ける英語」(アース・スター)を、読みました。
中学英語で書かれた46のお話を集めた本です。
もちろん、日本語の対訳つき。
アメリカンドリーム、子どもの願い、などなど
英語圏の「涙のツボ」にはまります。
2014年4月22日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.21
かんがるうっ子 雪の女王の贈り物
「アナと雪の女王」を観た映画館から、
プレゼントが送られてきました。
雪をかたどった、ストラップです。
クイズに答えて、応募箱に応募用紙を入れる時は、
「どうせ当たらないし、時間の無駄やし」と、
さんざん悪口を言っていた かんがるうっ子は、
ストラップを見ると、ひとこと「これ、も ら い」
喜んでくれるなら、何にも言いません。
でも、これからは、もう少し優しくしてくださいね。
2014年4月21日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.20
聴診器のむこうに 不思議なバッグ
診察を終えた11才の男の子は、赤いバッグを持って出発です。
「なにが 入ってるの?」って、尋ねると、
「サッカー用品、一式です、ボールも入ってます」
思わず、ビーチボールのように
口で膨らませて使うサッカーボールを想像します。
正解は、バッグの大きなスペースと、小さなスペースとの間に
まあるい連絡通路が 開いています。
これで、大きなボールも、すっかり収まります。
「最近のバッグは、すごいでしょ」
おかあさんのフォローに、納得です。
2014年4月20日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.19
クリニックだより 負荷の新記録
新学期が始まっても、小児科アレルギー外来の混雑は続きます。
その原因を 私なりに分析しますと、
春休み中に採血をした方への結果がえし、
はじまったばかりの給食相談、
自然学校、修学旅行の相談と、
説明に時間がかかるご相談が続きます。
加えて、時間がかかるのが食物負荷試験。
18日は、一日で26件と 新記録を樹立しました。
お昼ごはん抜きの連続記録も、更新中です。
お待ちいただく時間が延びるのが、心苦しいのですが、
これからも ていねいな診察を心がけたいと思います。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
2014年4月19日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.19
7+8= あしもとにきをつけて
おとうさんの めがねが こわれました。
かわりの めがねを さがしたけど、みつかりません。
ちかくは、よくみえるので、
おしごとは だいじょうぶみたいです。
こまるのは、おさんぽです。
あしもとが よく みえないので、
すぐに かえろうとします。
ぼくは、リードを ひっぱって、
ひっしに ていこうします。
だって、ボールさんが、ボクを よんでるからです。
くさむらに、やきゅうのボール。
「634こめ」は、「あしもとにきをつけてボール」って、なづけます。
2014年4月19日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.04.18
クリニックだより 4月の勉強会
4月17日 定例の「おかあさんの勉強会」を開きました。
入学、入園後の給食の相談。
自然学校や、修学旅行の相談など、14名のおかあさんが集まられました。
食物アナフィラキシーを起こさないためのとりくみ。
食物アナフィラキシーが起きた時のとりくみ。
この二つは、別々のとりくみですが、深く関連しあっています。
学校や幼稚園に どのようにお伝えしていくと理解の輪が広がるのか
あきらめず、知恵を出し合い、お伝えしていきましょう。
次回は、5月1日(木)です。
おかあさん方のご参加を、お待ちしています。
2014年4月18日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏