カンガルーの小部屋

  • 2014.07.11

    カンガルーの本棚 眠くなるけれど

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    重松清さんの「ポニーテール」を、読みました。

    両親の再婚で、新しく姉妹になった、フミとマキの物語。

    お墓参り、クリスマス、バレンタインデー

    流す涙の多さだけ、ゆっくりと本当の家族になっていきます。

    この1か月、講演の準備や、書籍の執筆、原著論文の勉強など、

    意識して、我慢して、小説を読む時間を削ってきましたが、

    「ポニーテール」に出会い、心が洗われる思いがしました。

    3時前に目覚め、出勤までの数時間、一気に読み続けました。

    次の日が眠くなるけれど、お構いなしに読み続けました。

    大勢の方にお読みいただきたい、今年のベストの1冊です。

                2014年7月11日

                いたやどクリニック小児科 木村 彰宏