カンガルーの小部屋

  • 2014.12.14

    カンガルーの本棚 跳びはねる理由

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    東田直樹さんの「続・自閉症の僕が跳びはねる理由」

    (エスコアール)を読みました。

    東田さんのことは、NHKで放送された番組で知りました。

    キーボードを使い、自分の考えをしっかりと伝える青年として、

    驚きと感動の気持ちで、番組を見つめました。

    著書を読んでみたいと思ったものの、書店では売り切れ続出。

    ようやく三宮まで出かけて、手に入れました。

    「ひとりひとりが大切な人であるように、

    僕が自閉症として生まれてきたことには、

    きっと大きな意味があるに違いありません。」

    終わりの言葉で、東田さんはこのように自分を見つめています。

    簡単な言葉で綴られたメッセージの中に、

    深い意味が込められている1冊です。

                2014年12月14日

                いたやどクリニック小児科 木村 彰宏