カンガルーの小部屋

  • 2015.09.17

    カンガルーの本棚 母の強さ母の弱さ

    51cHBYyd12L[1]

    椰月美智子さんの「かっこうの親、もずの子ども」を、読みました。

    不妊治療の末に授かった命

    子どもの病気やけんかなど、仕事と育児の中で起きる様々な葛藤

    迷い揺れ動く心と、愛する息子の日ごとの成長を見守る中で深まる愛情

    女性の目でしか捉えることができない細やかな子どもの描写に

    守ろうとする母の強さと、

    失いたくないという母の弱さが伝わります。

    読み終えて、すぐに周りの人にお勧めしたくなる1冊です。

              2015年9月17日

              いたやどクリニック 木村彰宏