カンガルーの小部屋

  • 2015.10.29

    カンガルーの本棚 勇気が出るレシピ

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    井吹有喜さんの「四十九日のレシピ」(ポプラ文庫)を、読みました。

    妻を亡くした夫、母を亡くした娘。

    訪れる失意と虚脱の日々に、残された手紙を見つけます。

    「四十九日には、明るく盛大に送ってほしい」

    妻が、そして母が望んでいたこと。

    突然現れたヤンキー娘と、準備が始まります。

    「あしあとの記」を作る中で、空白の白さが目立ちます。

    やがて、物語は・・

    家族の再生を願う、心温まる1冊です。

              2015年10月29日

              いたやどクリニック 木村彰宏