カンガルーの小部屋

  • 2015.12.17

    カンガルーの本棚 希望の街

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    重松清さんの「希望ヶ丘の人びと」(講談社文庫)を、読みました。

    亡くなった妻が育った街、「希望ヶ丘」

    そこに移り住む家族の物語

    希望を無くした人は寄せ付けない、居場所のない街「希望ヶ丘」

    あとがきの中で作者はこう書きます。

    ニュータウンや家族が抱える病理があることは認めながらも

    明るさや元気へと向かう物語

    破天荒な登場人物の行動に、にやりとしながら、

    希望とは、家族とは、子育てはと、考えさせられる1冊です。

                2015年12月17日

                いたやどクリニック 木村彰宏