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2016.07.11
聴診器のむこうに ことしもオセロ
診察室に入ってきた、3年生の男の子は、
表と裏が判別不能なくらいの日焼けです。
腕を見せ合って、写真を撮ると、ことしもオセロが始まります。
少し表に出るだけで、熱中症が心配になる毎日。
ここまで日焼けができるとは、ある意味感動ものです。
2016年7月11日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.10
カンガルーの本棚 戦争へと進む道
加藤陽子先生の「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」
(新潮文庫)を、読みました。
東大教授の加藤先生が、私立中高校の生徒に、
日本の近代史を講義します。
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、日中戦争、
太平洋戦争
この国が経験してきた戦争への過程と、戦後とが
多くの資料とともに解き明かされます。
加藤先生はあとがきの中に、このように書き記されます。
「戦争となれば真っ先に犠牲となるはずの普通の人々が、
なぜ、自己と国家を過度に重ね合わせ、
戦争に熱狂してしまうのか」
500ページ近くの大作を、投票日までに読み上げようと、
数日間、殆どの時間をこの本と対峙することに使いました。
「過去を正確に描くことでより良き未来の創造に加担すると
いう、歴史家の本分にだけは忠実であろうと心がけました。」
加藤先生の力作が、多くの方に読まれることを望みます。
2016年7月10日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.09
聴診器のむこうに 最下位脱出
6年生の男の子の頭には、
なつかし 黒と黄色の帽子
「真っ赤な帽子の方に変えたほうが、元気が出るよ」と助言しますが
男の子は「この間、クラスで一人だけ、習字に選ばれたし・・」
と、一歩も引く様子をみせません。
シーズンも、終わりが見えてきたようですが
もう少し、この帽子で頑張ってみましょうか
2016年7月9日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.08
クリニックだより たなばたの表彰式
7日、職員の表彰を行いました。
午前の仕事が終わり、ほっと一息ついた医療業務課を訪ね、
組合員さんを増やしていただいた
山本さん、山口さんに、感謝の気持ちを伝えます。
医療生協の運動を支えていただいているのは組合員さん
組合員さんに参加していただければ、クリニックも元気が出ます。
ふたりの山さん、これからもよろしくお願いいたします。
2016年7月8日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.07
かんがるう目線 七夕の願い
投票日が近くなり、新聞紙上には様々な論説が花盛りです。
その中で、心ひかれる一文に出合いました。
朝日新聞7月6日付けの2面記事です。
宍戸常寿東大教授は、
「主権者は現在の有権者に限定されません」と言われます。
そして、主権者を次のA~Eに分けて説明されます。
A:現在、投票・参加できる有権者
B:病気などで投票・参加できない有権者
C:18歳未満の若者
D:現在、この社会に生きるすべての者
E:過去・未来、この社会で生きるすべての者
「いまを生きている有権者は、過去と未来の国民から、
よりよい社会を築くよう責任を託されている。
目の前の個人の利害にとらわれることなく行動することが求められます」
憲法前文に書かれている「われらとわれらの子孫のために・・・」という重みを、
投票日の前に、今一度考えたいと思います。
2016年7月7日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.06
クリニックだより 今年もたなばた
クリニックを入ってすぐの所に、たなばたの笹
今日から 飾り付けがはじます。
おとなの方も、子どもたちも、
願い事をいっぱい飾ってくださいね。
2016年7月6日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.05
カンガ旅行記 二日目はとりてつ
研修会が終わり、アトピッ子の事務長さんに
隠れスポットを案内してもらいます。
熱中症の注意報が出る暑さにも めげることなく、
目的地は、八幡様の境内。
すぐ近くを、新幹線の列車が通ります。
おとうさんに連れられてきた男の子は、
「はやぶさ、つばさ、あさま、かがやき」と
列車の名前を次々あげます。
暑いけど、他では経験できない時間を過ごしました。
2016年7月5日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.04
カンガ旅行記 しめは甘いもの
東京で開かれたワクチンの研修会に参加しました。
前泊の夜は、アトピッ子の事務長と街に出かけます。
噂の都庁を写真におさめ、老舗の居酒屋へ
カウンター席は超満員で、なんともにぎやかな雰囲気です。
お酒が得意でないカンガルーのしめは、
ファミレスの甘いもの。
東京に出かけるたびに、体重が増えるのは
これが原因だと自己診断するのですが・・・
2016年7月4日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.03
カンガルーの本棚 家族のありかた
重松清さんの「ファミレス」(角川文庫)を、読みました。
3組の中年オヤジが直面する家族の問題。
結婚をして、子どもが生まれ、年収が増え、家も大きくなる
そんな右肩上がりの家族のありかたが、
子どもが独立することで、微妙に崩れていきます。
ファミレスは、ファミリーレストランなのか
それとも、ファミリーレスの略なのか
軽快な重松ぶしに乗りながら、家族のありかたを考えさせられます。
2016年7月3日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.02
聴診器のむこうに 笑点が大好き
7才の男の子のTシャツは、私が好きなポケモン柄
「ポケモンすき?」って、フレンドリーに尋ねると
男の子は、即答せずに「あんまり・・」
「だったら、何が好き?」って、尋ねると
答えは「笑点!」
「司会が代わったのも ボク しってるよ」
しぶさ好みの小学生にお会いできて、ラッキーな日になりました。
2016年7月2日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.07.01
かんがるうっ子 薄いの厚いの
お休みの日、みんなで回転ずしに出かけました。
しめのお寿司は、おいなりさん。
「薄揚げは、お豆腐を薄く切って、油で揚げるけど、
厚揚げは、薄揚げを作ってから
あとで その中に お豆腐を入れるのかと思ってた」と、かんがるうっ子。
「三角に切ってあるのは、入り口が分かるけど、
四角いのは、どこからお豆腐を入れるのか悩んでいた」と、続けます。
選挙権を得るまで もう少し。
社会常識の習得にも、追い込みをかけましょうね。
2016年7月1日
いたやどクリニック 木村彰宏