カンガルーの小部屋

  • 2016.09.29

    カンガルーの本棚 あったやもしれぬ

    9784334766306[1]

    荻原浩さんの「誰にでも書ける一冊の本」(光文社文庫)を、読みました。

    主人公は広告制作会社を経営する中年男性。

    郷里に残した父の、危篤の報が届きます。

    母から手渡されたのは、父が書き残した原稿の山

    読み進めるうちに、父の生き方が浮かび上がってきます。

    150ページにも満たないこの小説が、生きるという意味を問いかけます。

           2016年9月29日

           いたやどクリニック 木村彰宏