カンガルーの小部屋

  • 2016.12.17

    カンガルーの本棚 100冊目は怒る富士

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    新田次郎さんの「怒る富士・上下」(文春文庫)を、読みました。

    宝永の大噴火により、砂に埋もれた村々

    幕府は税金を課さない代わりに、救済もしないという「亡所」の扱いをします。

    村人は、「棄民」とされ、死んでいく自由を与えられます。

    これに立ち向かう関東郡代の伊奈忠順

    お話は史実とフィクションとを織り交ぜながら進みます。

    前進座の特別公演が、2017年3月14日に神戸で決まりました。

    小説の世界が舞台でどう展開するのか楽しみです。

    今年100冊目の読書になりました。

           2016年12月17日

           いたやどクリニック 木村彰宏