カンガルーの小部屋

  • 2017.12.04

    あたまのよくなるカンガルー 深いいいお話

    冬2017.12.02  (60)

    12月2日夕方から、発達障がいの講演会を

    聞きに出かけました。

    テーマは小児期のADHDと、成人のADHD

    子どものADHDの診療の様子を

    兵庫医大小児科の下村先生がお話されます。

    一人の子どもに見られるその時々の発達上の症状を

    困っている症状を解釈し、手助けする立場から

    あの行動はADHDの特徴から、

    この行動はASDの特徴からと診たて

    説明していると話されます。

    本人にもていねいに関われているご様子がうかがわれ、

    好感が持てました。

    成人期のADSDは浜松の病院の高橋先生です。

    ADHDが原因で、生活の場面でうまくいかないことを

    経験すると、自分を責める気持ちになり、

    気持ちが固くなるために、適応行動をとることが難しく

    さらにADHD症状が悪化してしまうという

    負のスパイラルに陥らないようにするために、

    これまで繰り返してきた工夫を尊重し

    あらたな自分になり変わっていく手助けをするのが

    治療者の役割りですと話されます。

    小児科と成人とのコラボの学習会は珍しく、

    いい週末のトレーニングになりました。

         2017年12月4日

         いたやどクリニック 木村彰宏