カンガルーの小部屋

  • 2018.01.02

    カンガルーの本棚 生きていく灯

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    ほしおさなえさんの「活版印刷三日月堂3」(ポプラ文庫)を、読みました。

    下町の小さな活版印刷屋さんをめぐる4つのお話

    はじめのお客は、人を年収と勤め先でしか評価できない会社員

    2人目は、主人公の母と青春を過ごした同級生

    3人目は、学校が少しつらくなってきた高校生

    悩みをかかえながら、活版印刷に出合うことで、

    迷いの先に、生きていく灯を見出します。

    今年最初の1冊は、お正月番組より強く

    わたしの心を しっかりととらえてくれました。

         2018年1月2日

         いたやどクリニック 木村彰宏