カンガルーの小部屋

  • 2018.04.25

    カンガルーの本棚 ページをめくるのがつらい

    71cFBqAjO9L[1]

    遠田潤子さんの「蓮の数式」を、読みました。

    主人公は、算数障がいの青年、そして彼の子どもを産もうと決意する人妻

    世間からみれば なんということをと非難を浴びる二人の生き方を

    作者は淡々と描きます。

    謎解きの本は、人の善意と分かり合えないもどかしさを描きながら

    それでいて、人の大切なものをうたいあげます。

    読後感は、「これはまいったな」

    主人公のその後の生き方が とても気になる1冊です。

           2018年4月25日

           いたやどクリニック 木村彰宏