カンガルーの小部屋

  • 2018.12.06

    カンガルーの本棚 それぞれの独り立ち

    71nYAB1ZfyL[1]

    原田マハさんの「独立記念日」(PHP文芸文庫)を、読みました。

    生活につかれ、生活に行き詰まりを感じる主人公たちが

    新しい一歩を踏み出す24のものがたり。

    前のお話の登場人物が、次のお話の主人公になっていくおもしろさ、

    「自由になる」ってことは、「いかに独立するか」ってことなんです。

    ややこしい、いろんな悩みや苦しみから・・

    作中に登場するこの言葉が、「独立記念日」という本の題名を表しています。

    短くて、濃い口で、いつか再読したい一冊です。

          2018年12月6日

          いたやどクリニック 木村彰宏