カンガルーの小部屋

  • 2019.02.20

    カンガルーの本棚 強さとやさしさと

    91hO0ed7aML[1]

    原田マハさんの「奇跡の人」(双葉文庫)を、読みました。

    舞台は明治20年の津軽のお屋敷

    聞こえず、見えず、話せない少女と家庭教師のものがたり

    そう、ヘレン・ケラーとサリバン先生の日本版です

    抱きしめて、こころを通わせ

    泣き叫ぶのではなく 忍耐を 伝える工夫を 育てます

    そして物語は 昭和へ

    65年の歳月を経て、奇跡が再会をもたらします。

    強さとやさしさと、こころゆすぶられる小説です。

         2019年2月20日

         いたやどクリニック 木村彰宏