カンガルーの小部屋

2021年 3月

  • 2021.03.31

    カンガルーの本棚 勉強するって

    森博嗣先生の「勉強の価値」(幻冬舎新書)を、読みました。

    「なんで勉強しなければダメなの」

    「学校へは、なんで行かなきゃならないの」

    こどもからの質問への答えに困られたことがおありかと思います。

    勉強は、いい高校や大学にするためではない

    勉強は、おもしろいものではない

    勉強は、何のためにするのか

    森先生は、勉強することの価値、意味を深く教えてくださいます。

    ご自分自身と、子育ての考えの整理に

    ご一読されることをお勧めします。

    2021年3月31日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.30

    カンガルーの本棚 恋物語

    畠山健二さんの「本所おけら長屋16」(PHP文芸文庫)を読みました。

    今回は、くらやみ、ねんりん、せいひん、あいぞめと名付けられた

    人のこころの奥に潜む暗闇を描く4つの物語。

    暗闇を晴らす、恋のゆくえは

    春の忙しさを忘れさせてくれる1冊です。

    2021年3月30日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.29

    聴診器のむこうに 新快速aシート

    小学2年生の男の子のトレーナーは、電車づくし

    「これ、なあに」と尋ねると、

    「783系ハウステンボスです。」

    「ぼくが 好きなのは新快速の223系1000番代の、aシートです」

    これは、雲行きが怪しくなってきました。

    「2019年3月16日から、500円払って乗る有料座席です」

    これは、ピンポイント情報です。

    JRにお勤めの方でも、ここまでは答えられないかもしれません。

    どんどん走り出す電車情報が、

    どこの終着駅につくのか、少し心配になってきました。

    2021年3月29日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.28

    7+8= はなのみち

    あたかくなると おさんぽみちは はなのみち

    おとうさんの あるくのが おそくなります。

    さくらの おしゃしんを とってると

    ワンちゃんを だっこした、おうちのひとが みています。

    おとうさんは

    「こんにちは、さくらの はなを とってます。きれいですね」と

    あつかましく、ごあいさつ

    すこし あるいて、しろいおはな きいろいおはな

    おうちに かえるのは、いつになるのかな

    2021年3月28日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    春2021.03.26  (21) 春2021.03.20  (71) 春2021.03.24  (23) 春2021.03.24  (33) 春2021.03.24  (3) 春2021.03.27  (17)

  • 2021.03.27

    カンガルーの本棚 スマホづけ

    アンデシュ・ハンセンさんの「スマホ脳」(新潮新書)を、読みました。

    ハンセンさんは、日本のテレビ番組にも出演されている精神科のお医者さん

    人類の歴史から見て、生き残るために発達してきた警戒警報

    敵か味方か、逃げるか戦うか

    一瞬の判断の遅れが、生死を分けてきました。

    スマホには、不安を高め、長期間のストレスを人の脳に与える作用があると、

    ハンセンさんは、述べられます。

    スマホ脳を避ける暮らし方は・・・

    詳しくは本書をお読みください

    2021年3月27日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.26

    聴診器のむこうに カードライフ

    10才の男の子の おおきな袋の中から

    豪華なカードケース

    中身は、金銀に光る 仮面ライダーのカードです。

    その数 数百枚

    「どれがイチオシなの」と尋ねると

    う~んと考えて、「決められない」

    わたし的には、ショップに持ち込むと

    いくら位になるのかなと 気になります。

    何事にも、極めることが大切です。

    次の診察の時も、見せてくださいね。

    2021年3月26日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    冬2021.02.27  (13) 冬2021.02.27  (16) 冬2021.02.27  (17)

  • 2021.03.25

    7+8= あかちゃんにもどりたい

    あさの おさんぽ こうえんで

    おとこのこが 3にん あそんでます。

    「おとなに なりたいひと~」

    ひとりの おとこのこが こえを あげると

    のこりの ふたりが「は~い」って、こえを そろえます。

    すこしして、ひとりのこが「あかちゃんも、いいな」

    ボクも また あかちゃん してみたいです。

    2021年3月25日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    春2021.03.20  (40)

  • 2021.03.24

    カンガルーの本棚 人が動くとき

    ターリ・シャーロットさんの

    「事実はなぜ人の意見を変えられないのか」(白揚社)を読みました。

    社会のさまざまな事象に対して、

    ひとは異なる意見、考えを持っています。

    コロナワクチン接種、原発の是非、地球温暖化、プラスティックごみ問題などなど

    ある時は、時間と共に意見の一致をみ、

    ある時は、鋭く対立したまま時間が流れていきます。

    説得を試みようと、事実を目の前に提示しても、

    ひとは考えを変えようとしません。

    人を動かすには、どうすればいいのか

    シャーロットさんは、やさしく語りかけられます。

    2021年3月24日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.23

    カンガルーの本棚 その家に生まれて

    片田珠美先生の「子どもを攻撃せずにはいられない親」

    (PHP新書)を、読みました。

    コロナ禍にあり、子どもの虐待が増えていると聞きます。

    わが子を虐待する親には、どのような特徴があるのか

    片田先生は、人格を持つ一個人として、

    子どもをとらえるのではなく、

    親の所有物、付属物と考え、

    子どもを支配することに少しの疑問も感じることがない姿が

    見えると言われます。

    その親とつきあう処方箋とは・・

    人の親として、子どもとして、考えさせられる一冊です。

    2021年3月23日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.22

    7+8= おひさです

    ちいさい あめが ふってます。

    かさは いらないけど すこし さむいです。

    こうえんにつくと しろくて まあるいもの

    もしかして もしかして おひさです。

    「1017こめ」は、「おひさボール」って、なづけます。

    2021年3月22日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    春2021.03.21  (1) 春2021.03.21  (5)

  • 2021.03.21

    クリニックだより 朝から救急

    3月21日 神戸市の休日急病診療所に出かけました。

    連休2日目の朝とあって、熱が出ている子どもが 次々来られます。

    防護服を着ての診察。

    時間と共に、メガネやフェイスシールドは、

    汗でくもり、視界不良に、

    休憩時間が来ると、清潔区域でお茶を飲み、

    トイレに駆け込みます。

    コロナ病棟で働く皆さんのご苦労を、少しだけ体験します。

    2021年3月21日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.20

    聴診器のむこうに 寝ている時は

    4才の双子の女の子は、わたしには区別できません

    今日は、違うマスク柄

    それでも、ふたりの名前と結びつきません。

    今見た子なのか、違う子が座ったのか 何度も確認します。

    「間違うことは ないですか」と、おかあさんに尋ねると、

    「大丈夫です。でも寝ている時は、難しいかな」

    おかあさんの言葉に、わたしが区別できないのは

    無理ないよねと 自分で自分を慰めました。

    2021年3月20日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.19

    かんがるうっ子 お菓子の鑑別点

    「おとうさん、クッキーとビスケットの違い わかるかな?」

    かんがるうっ子が、たずねます。

    これは難しい質問です。

    どちらがアレルギーを起こしやすいかと考えると、いい勝負ですし、

    食べてみても、見分ける自信がありません。

    かんがるうっ子は、ツイッターをみながら、

    「ポケットに入れて、たたくと増殖するのがビスケット」と

    得意げに解説します。

    これは高度な鑑別点です。

    小児科のテストに出るかもしれないので、覚えておきましょうね。

    2021年3月19日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.18

    クリニックだより 春の話題に

    3月18日 「おかあさんの勉強会」を、開きました。

    遅れられた方を入れて、3名にお集まりいただき

    話題は、学校のこと

    中学生活のこと、

    高校受験を経て、合格するまでの体験談

    子どもの将来の夢

    なぜ、勉強をするのか

    もちろん花粉症のお話も

    春は、それぞれの旅立ちの季節

    診察の場ではできない、深くていいお話になりました。

    2021年3月18日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.17

    聴診器のむこうに この子だあれ

    6才の男の子のトレーナーに、影の図柄

    ハリネズミさんと、シカさんは わかるのですが

    1と2の番号の間の影が、誰のものか分かりません。

    おにいちゃんを巻き込んで、推理大会がはじまります。

    おにいちゃんは「うし、カンガルー」と提案しますが、

    うしにしては、顔がながいし

    カンガルーにしては、大きなしっぽが見当たりません。

    以上の理由で、すぐさま却下です。

    困り果てて、次の患者さんの診察にうつります。

    2021年3月17日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.16

    聴診器のむこうに 恐竜になったよ

    5才の男の子が、わたしを見て「あっ、炭次郎!」って、いいます。

    そう、この頃流行りの2重マスクの上のマスクは、炭次郎がら

    そういう男の子のマスクには、目がついています。

    ゆっくり見ると、ハナの穴とお口もついてます。

    「恐竜のマスクなんです」と、おかあさんのフォローがはいります。

    目を下の方に向けると、トレーナーは

    恐竜のホネ骨ずがら

    これで、男の子の身元が「恐竜博士」ということが分かります。

    大きくなったら、いっぱい研究してくださいね

    2021年3月16日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.15

    7+8= きえたすべりだい

    こうえんの すべりだいが いなくなりました。

    あさの おさんぽで はっけんします。

    おねえちゃんが ちいさいときに

    いっしょに あそんだ すべりだい

    どこに いったのか しんぱいです。

    まいごに なってるのを みつけたら

    おしえて くださいね。

    2021年3月15日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    冬2021.02.18  (13) 冬2021.02.18  (16)

  • 2021.03.14

    聴診器のむこうに 耳がなければ

    3才の男の子のくつしたは、不思議な図柄

    おまけに、耳もついてます。

    「耳があると、履かせやすいので」と、おかあさん

    キャラクター名前は、「だだんだん」

    アンパンマンに出てくるそうです。

    他にも、アンパンマンキャラのくつしたが あるそうですが

    「アンパンマンなら、耳がないので 困りますよね」と、看護師さん

    キャラクターものには、調査がひつようです。

    2021年3月14日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.03.13

    かんがるうっ子 喜んでくれたけど

    かんがるうっ子に、おみやげを買って帰りました。

    お菓子のポッキー 「日本味めぐり」のセットです

    北海道は、バター味。

    東北は、牛タン。信州は、ふじりんご。

    近畿は、たこ焼き味、九州は、博多明太子

    手に取ったかんがるうっ子は、

    「やった~。わたしこれが好き」と、おおよろこび

    でも、1か月経った今も、開封された跡がありません。

    これって、どういうことなのかなあ

    女の子へのおみやげは、本当に気を使います。

    2021年3月13日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    冬2021.01.21  (10)

  • 2021.03.12

    カンンガルギー情報 まだまだ喘息

    3月11日 兵庫小児アレルギー研究会の例会を開きました。

    今回も、現地とWEBのハイブリッド開催です。

    289回目の3月例会のテーマは、「重症喘息」

    講師役は、県立こども病院アレルギー科の田中裕也先生です。

    ステロイド吸入療法が標準的治療となり、

    喘息で亡くなる子どもが、ゼロになりました。

    でも、走ると息切れがする、やりたいことができないなど

    パフォーマンスに制限を受けている子どもは 少なくありません。

    吸入ステロイドで限界がある子どもには、

    生物学的製剤の考慮も

    喘息治療の道は、まだまだ続きます。

    お集まりいただいた先生方、ありがとうございました。

    2021年3月12日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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