カンガルーの小部屋

2021年 6月

  • 2021.06.30

    カンガルーの輪舞曲 研修会のリスタート

    6月29日 中高一貫校での食物アレルギー研修会に出かけました。

    しばらくお休みをいただいた後の、研修会の再開です。

    90分近くマイクを握り、立ってお話ができるのかと心配でしたが、

    無事時間厳守で研修会を終えることができました。

    帰宅後の体調も万全で、これなら今後の研修会も大丈夫かなと思いました。

    ご準備をしていただきました先生方

    ありがとうございます。

    また少し、元気になれそうです。

    2021年6月30日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2021.06.29  (33) 夏2021.06.29  (36)

  • 2021.06.29

    カンガルーの本棚 家のお医者さん

    ほしおさなえさんの「菓子屋横丁月光荘 丸窓」(ハルキ文庫)を読みました。

    家の声がきこえるという 不思議な力をもつ主人公

    川越の街に移り住み、古民家の声を聞くうちに、

    自分のルーツに気づきます。

    幼い時に事故で無くした両親との出会いは、涙をさそいます。

    それぞれに悩みを持つ登場人物が

    前を向いて歩きはじめる姿に 勇気をもらえます

    2021年6月29日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.28

    カンガルーの本棚 わたしと家族のこと

    池井昌樹さんの、「池井昌樹詩集」(ハルキ文庫)を、読みました。

    推理小説と詩集からは縁遠いカンガルーが、

    書店で手に取った理由は、そのカバー絵

    メガネをかけ、本をいだいた白いイヌが、わたしを見つめている

    ただ それだけの理由です

    詩情にはうといカンガルーが、その中身を解説などできないので、

    巻尾に乗せられている谷川俊太郎氏の一文を紹介します

    第一の主題は、「ここはどこ いまはいつ ぼくはだれ」

    第二の主題は、「家族、身内への愛」

    毎日の生活の中で ふとわきあがる不安

    その不安を、母や妻や子らが支えてくれる

    そんな詩群を読み進めるうちに、

    わたしの中にある気持ちが共振する

    詩とは すごい力をもつものだと、あらためて知りました

    2021年6月28日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.27

    カンガルーの本棚 短くてものしりに

    立川志の輔さん選の「古典落語100席」(PHP文庫)を読みました。

    笑いは免疫力アップによいとのことで、

    駅前の本屋さんに買い出しに行き、見つけた1冊です。

    見開き2ページの中に1200字前後で、

    演目あらすじと、勘所がまとめてあります。

    YOUTUBEで次に見る演目を探す時に便利な、

    ちょうどテレビの番組表のようなもの。

    それだけでは、動きも表情も声色もなく

    やはり落語という芸は、実際に聞くしかないと、

    当たり前のことをしりました。

    なにでも雑学

    いつか役立つ時が来るかもしれませんね

    2021年6月27日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.26

    クリニックだより 母親教室はお休みします

    外来診察を再開しました。

    6月8日からお休みをいただき、20日あまり静養させていただきました。

    26日の午前診察には、大勢の患者さんにお越しいただき、

    食物負荷試験も多く、忙しい一日になりました。

    体力的にはまだ不安が残りますので、

    無理をせずゆっくりともとに戻していこうと思います。

    毎月第Ⅰ、Ⅲ木曜に開いていました母親教室は、しばらくお休みさせていただきます。

    ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

    2021年6月26日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2021.06.26  (34)

  • 2021.06.25

    カンガルーの本棚 分かりやすく奥深く

    遠山祐司先生の「免疫入門 最強の基礎知識」(集英社新書)を読みました。

    ヒトに備わっている免疫のシステム

    物理、化学的なバリア

    自然免疫、獲得免疫が、整理されて説明されています。

    さらに、免疫異常と病気との関係

    最後は、免疫力を高める方法で締めくくられています。

    新聞の書評欄で本書を知り、かかりつけの本屋さんに頼んで待つこと1週間

    その間に、他の本のほうに興味の先を追い抜かれ、後回しになっていましたが

    読んでみると、知識の整理になり

    今度はわたしが人前で話す時のネタが満載です。

    分かりやすく、奥深く お勧めの1冊です。

    2021年6月25日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.24

    7+8= ライオンさんとおともだち

    おさんぽこうえんに

    まあるい かわいいもの

    ボクが クンクンすると

    「わたしは、ライオンさんで~す」って、ごあいさつ

    「ボクは、ハッちゃんです」って、おともだちに なりました

    「1021こめ」は「ライオンさんボール」って、なづけます。

    2021年6月24日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.23

    7+8= ボクとツバメとアジサイと

    しばらく どっかに おでかけしてた

    おとうさんが かえってきました。

    こんなに ながいあいだ いないのは はじめてです。

    いつのも においだから、

    ボクには おとうさんが すぐにわかります。

    さっそく ボクは おとうさんを

    おさんぽに つれていってあげます

    ぐいぐいリードを ひっぱってあげると

    「ハッちゃん もっと ゆっくりあるいて」と、

    おとうさんは よわねを はきます。

    やねの ところには ツバメのあかちゃん

    おさんぽみちには アジサイさん

    そして、おとうさんと ボク

    いつもの まいにちが はじまります

    2021年6月23日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2021.06.22  (37) 夏2021.06.22  (9) 夏2021.06.22  (33)

  • 2021.06.22

    げんきになって 4人の部屋で

    入院すると決まった時に、尋ねられたのが部屋のこと

    個室は静かだけど、寂しいし

    大部屋は、気持ちがやすまらない

    でも、カンガルーの性格からして、ひとりっきりは耐えられない

    そこで選んだのが、4人の部屋

    疲れている時には、まわりを気にしないで眠れるのですが、

    夜半に目覚めると、まわりの音が聞こえてくる

    それでも、ひとりでもお知り合いを見つけたいと生活をし、

    わたしより年長の、5人のかたとお話ができました。

    ひとりの男性は、落語が趣味「上方の桂枝雀さんがいいです」と

    老化を歩いていた80代の男性とは、生活上のこころがけ

    わたしより年下の男性からは、「いたくなかったですか」と感想を求められます

    ロビーでであった80を超えた女性からは、

    夕陽を見ながら これからしてみたいことをお聞きします

    満州で生まれ、必死に引き上げてきたこと

    働き詰めの母は、とても厳しく 自分も気丈夫に育ったこと

    魚河岸関係で働き、仕事しかないと思っていたのが、

    いま刺繍をしてみたいと

    昔はお金がなく、シーツの切れ端を細かく裂いて刺繍に使っていたが

    自分のお金で、本物の刺繍糸が手に入った時は本当にうれしかったと

    最後は同室の80代の男性

    パソコン画面に向かっていたわたしとの出会いがうまくいかずに、

    無言で、10日あまりを過ごしていました

    ロビーの離れた席で夕陽を見つめていた時に、

    勇気を出して「きれいですね」と笑顔で声をかけると

    「この近くに住んでいるので、この夕陽はよくみますよ」と親しげな顔

    ふだんはご高齢のかたとお話する機会はないのですが、

    いつのまにか、わたしもご高齢のご一族

    どこで生まれ、どんなふうに育ち、何をされてきたのか

    失礼にならない範囲で、お聞きしたいことをたくさん見つけました。

    2021年6月22日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.21

    げんきになって すごいものを見た

    晴れの日のたのしみは

    夕陽に出合えること

    西側に作られたロビーには、何人かの御同輩が、

    茜色にぐらでゅえーとされていく 西の空を見つめており

    「あっ、あれって すごいですね」

    沈もうとする光の束を雲がうけ、もう一つ夕陽が沈んでいく

    この部屋に暮らさなかったとしたら、出合えなかったすごいもの

    素直に手を合わせる 自分が そこにいます

    今日は 夏至

    一年で一番太陽の力を強く感じる日

    太陽のパワーをいただいて、やさしくなれる日

    ありがとう

    2021年6月21日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2021.06.20  (12)

  • 2021.06.20

    げんきになって 元気チャンネル全開に

    病室でのたのしみは、読書と、音楽と、落語鑑賞

    朝夕に 窓の外を見るのも、たのしみのひとつです。

    転ばないように、

    いつもは足元ばかり見つめて過ごしているのですが、

    朝焼け 夕焼けは 刻はめぐってきています。

    この間もお伝えした、龍の形の雲

    今日は、鳳凰に出合いました。

    そこにあるのは ただ雨粒の塊なのですが、

    見る人の気持ちにやって、龍になったり 鳳凰になったりするのが不思議です。

    どんなにやさしい言葉や、いいことに出合えても

    それを受け止める心のチャンネルがなければ 気づかないで過ぎてしまいます。

    つらいこと、大変なことの中にも、

    自分を高め、強くしてくれる何かが隠れています。

    何を感じるのか、何を良しとするのかは、

    自分の心の中にあるチャンネルの周波数で決まるように思います。

    いまは 元気チャンネルを全開にして、

    毎日を楽しく過ごすことだけを 考えようと思います。

    2021年6月20日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2021.06.14  (32) 夏2021.06.17  (26)

  • 2021.06.19

    げんきになって ハッちゃんのかわりに

    保育士さんの集まりで、お話しようと思っていた免疫力アップの技

    わたし自身がお勉強しなさいという 天からの思し召しなのかもしれません。

    よく寝て、体を動かして、しっかり笑って、よく食べて

    入院している時こそ、知識から実践です。

    どこでも眠れるのが、カンガルーの特技

    昼間は、極力身体を横にしないようにします。

    しっかり笑うのは、桂枝雀さんとの共同作業

    声を出さずに笑うことは、少し技術が必要です。

    よく食べるのは、病院のお仕事。

    はやく 草加せんべいが食べたいなあ

    最後が身体を動かすこと。

    ハッちゃんがそばにいないので、点滴をお供にお散歩します。

    ハッちゃんのように、点滴台は おしっこで立ち止まらないけれど、

    コロコロ押して、連れて歩くには、技術が必要です。

    新しい体験は、新しい発見と、新しい技術の開発とを生み出します

    毎日が、忙しく過ぎていきます。

    2021年6月19日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2021.06.17  (17)

  • 2021.06.18

    カンガルーの本棚 おかえりリラ

    原田マハさんの「一分間だけ」(宝島社文庫)を、読みました。

    編集委員として忙しい日々を過ごす、主人公の女性のもとに、

    ゴールデンリトリーバーのリラがやってきます。

    お散歩 食事 仕事との両立に、これまで以上の忙しさ

    やがて、リラに不治の病がみつかります

    それまで ふつうにお散歩道でリラが話しかけていた、

    雑草、石ころ、蟻んこ、ガム セミの抜け殻

    その一つひとつが、今はいとおしい思いでに変わります。

    リラと心からの家族になった女性の物語です。

    2021年6月18日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.17

    散歩のたのしみ バス合宿

    窓から見下ろすと、広い駐車場にバスの群れ

    手前から、奥の方まで 隙間なく

    どうして、こんなにうまく 停められるのだろう

    休憩中なのか、バス仲間の合宿なのか わからないけど

    はたらく車好きのわたしには、たまりません。

    いろんな発見、いろんな驚きの毎日です。

    2021年6月17日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2021.06.12  (2) 夏2021.06.12  (6) 夏2021.06.12  (9)

  • 2021.06.16

    げんきになって やりたいこと

    おなかが空いたこどもが、食べたいものの名前を言いあうように

    ゆっくりとしかできない今のわたしは、

    げんきになったら、やりたいことをあげて、空腹をなぐさめます。

     

    ハッちゃんとの、朝夕のお散歩

    かんがるうっ子と連れ立っての出勤

    帰り道、駅前スーパーでのお買い物

    奥さんに叱られるのも、楽しみのひとつです

     

    毎日のアレルギーの診察 半分以上冗談交じりの会話がしたい

    職場のスタッフとも、いっぱい話がしたい。

    食物アレルギーがある青年とのミーティング

    兵庫小児アレルギー研究会の準備と司会 毎回が緊張の勝負です

    喘息と、舌下療法のまとめの研究 できれば学会に報告してみたい

    いろいろな所でのアレルギーの勉強会 お伝えしたいことがいっぱいあります

     

    クリニックの後継者づくり 特に若手医師を育てることが願いです

    若い人を大切にするクリニックでありたい

    子ども食堂を再開する工夫ができればいいのにな

     

    読書をいっぱい いろんな世界を知ってみた

    ブログの更新も何年続いているかなあ

    カンガルーのポケットの原稿も、はずせません。

     

    そのためにも、げんきでありたい

    身体も、気持ちも

     

    2021年6月15日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.15

    げんきになって 朝空に

    手術の日、明けはじめた空をみると

    不思議な形をした雲が

    とんがった頭があって、長い首と、翼を持った胴と・・

    絵本にでてくる龍の姿のようです。

    気持ちが下を向いている時に、勇気をもらえる龍の雲です。

    みなさんのご声援が、聞こえてくるようです。

    ありがとうございます。

    2021年6月15日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.14

    げんきになって わたしの大切なことは

    中学1年生の男の子に質問したことを思い出します。

    「生きていくうえで、一番大切なものは何だとおもう?」

    男の子の答えは、「お金かな」

    わたしは、いろいろな過ちを重ねながら

    何か行動をするときに、大切なものから順位をつけて選択してきました。

    1番大切なことは、「家族」。奥さんと、かんがるうっ子と、ナナとハッチ

    2番目は、「医学の道」。アレルギーと発達支援

    申しわけないけど3番目は、「医療生協」。クリニックのスタッフと経営と理事会

    同じ日の同じ時間に、2つ以上のことが重なった時に、何を優先するのかの軸足です。

    みんなの支えが、わたしが、わたしであることを、許してくれました。

    どれだけ感謝しても、感謝しきれません。

    やりたいこと、もっと話したいことは 山のようにあるけれど、

    今は 静かに 手術室に向かいます。

    2021年6月14日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.13

    げんきになって お百度まいり

    検査がない日は、3食昼寝ばかり

    クルリンとしたシッポが生えてこないか心配です。

    そこであみだした技が、お百度詣り

    吹き抜けがある病棟のまわりを、少し速足で

    汗をかくぐらいに歩きます。

    ただいま70まわり、夜までにもう30まわり 頑張りましょう

    2021年6月13日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.12

    カンガルーの本棚 今を大切に生きる

    椰月美智子さんの「ぼくたちの答え」(ハルキ文庫)を、読みました。

    陽羽吾、臣、真琴は、中学3年生

    共通することは、3人とも不思議な体験をし、学校に行っていないこと

    フリースクールでであった3人は、お互いの体験を知ることで、

    無二の親友になります。

    3人で考えたチーム名は「コスモボーイズ」

    人の目が気になるのは、頭の中にネガティブな周波数同調器があるから

    そして、3人が出した答えとは・・・

    少しスピリチュアルに傾いた内容でしたが、

    なるほど、なるほどと うなづきながら ページをめくりました。

    2021年6月12日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2021.06.11

    聴診器のむこうに どっちのケーキが

    4才の女の子のトレーナーは、変身図柄

    ケーキの図柄が、2通りに変化します

    「どっちのケーキが好きかな」と尋ねると、

    「こっちが好き!」と、しろいケーキを指さします。

    好きと嫌いとを即答できるのは、とってもいいことです。

    自分らしく生きていく原点ですよね。

    2021年6月11日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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