カンガルーの小部屋

  • 2021.09.07

    聴診器のむこうに 神の使い

    馳星周さんの「犬と少年」(文藝春秋)を、読みました。

    主人公は、東日本大震災で家族と分かれた1匹の犬「多聞」

    旅の途中で待っていたのは、生活に困り果てた青年や、外国籍の強盗

    余命宣告を受けた猟師など、死と背中合わせで生きてきた人々です。

    多聞は、彼らに寄り添い、また次の旅に出かけます。

    神の使い手として多聞がたどりついた先には

    講演会でいただいた、大切な1冊です。

    2021年9月7日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    91+KhZ1CsWL